二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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夢色パティシエールwithハリーポッター
日時: 2011/02/12 10:55
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

「父さんなんて大嫌い!」
ハリーは家を飛び出すと聖マリー学園に来ていました。
「あれ?もしかして転入生?」
1人の女の子が話しかけてくれました。ハリーは言いました。
「そうなんだ。ケーキが食べたいって思ってさ」
「それじゃあ学園のサロンに案内してあげるよ。実は私も授業をさぼってきたから隠れる場所を探していたの」
そして2人はサロンに向かって歩き始めました。ハリーはいろいろと話しかけていました。
「自己紹介がまだだったね。私は天野いちご。よろしくね」
「僕はハリー・ジェームズ・ポッター。こちらこそよろしく」

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Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.446 )
日時: 2011/05/07 13:30
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

「リーマス・・・」
いちごはリーマスの腕の中に居ました。
「本当に心配だったんだ。いちごが居なくなったって聞いて。もしかしたらもういちごは戻って来ないんじゃないのかって思ってた。それでも約束だけは覚えていたからずっと此処で待っていたんだ」
リーマスは言いました。
「私・・・自分のことなんてリーマスには分かってもらえてないと思ってた。どうせ分かってないのにって・・・。だけど私の考えがリアルに間違っていたんだね。リーマスは私のことを最優先に考えてくれているし今回だって私のことを心配してくれなきゃここまで怒らないよね」
いちごがそう言うとリーマスは抱き締める腕の力をもう少し強くしたのでした。
「やっと分かってくれたね。この前にいちごが閉じ篭もった時から僕はいちごに何をしてあげられているだろうって考えたんだ。そうした時に僕は何もしてないことに気がついたんだ」
さらに抱き締める腕の力は強くなりました。
「リーマス・・・」
本当の想いを知れたいちごは泣きたくなってきました。

Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.447 )
日時: 2011/05/07 13:42
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

「ごめん。今までいちごの本当の想いに気がついてあげられなくてね。いちごが本当に好きなのは僕なんだよね」
リーマスは言いました。
「どうして・・・」
いちごは聞きました。
「いちごが居なくなってから五月君に言われたんだ。いちごの想いに早く気がついてあげてくださいってね。それを聞いた時に気付いたんだ」
リーマスは言いました。
「・・・」
いちごの瞳からは一粒の涙が零れ落ちました。そしてその涙はいちごの頬を伝って床に落ちると一輪の真っ白な花になりました。しかしすぐに消えてしまいます。
「いちご。無理しなくても良いんだよ。辛いんなら辛いって泣いた方が落ち着くよ」
リーマスは言いました。
「でも・・・」
いちごはあえて泣かないようにしていました。もう二度と泣いている顔なんか見せたくは無いのです。

Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.448 )
日時: 2011/05/07 13:50
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

「もしかして泣いている顔は見られたくないからって泣かないの?」
リーマスは聞きました。
「・・・」
いちごは何も言えませんでした。
「図星ってことだね。良いんだよ、泣いても。だからこうしているんじゃないか」
リーマスは言いました。
「ふぇ・・・うぅ・・・」
いちごは啜り泣き始めました。
「よしよし。我慢しなくて良いんだよ」
リーマスはそう言うと抱き締めているいちごの背中を優しくポンポンと叩いてあげました。
「うぇ・・・ふぇ・・・」
いちごは必死に泣きたい気持ちを堪えていました。
「もう泣いていいんだよ」
リーマスはいちごの頭を優しく撫でていきました。
「うわーーーーーーん」
ついにいちごは自分で張ったバリアを破って泣きじゃくりました。

Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.449 )
日時: 2011/05/07 15:30
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

その日の夜。いちごはある人物と密会をしていました。
「では・・・すればいいんですね」
「えぇ。それから・・・などと言って頂ければ」
「分かりました。それでは」
いちごが会っていた人物とは一体誰なのでしょうか。次の日。いちごは仲間の4人とリーマスに連れられて久しぶりにスターフォレストに来ていました。
「今日は久しぶりに全員で仕事しようかなと思ってね」
リーマスは言いました。
「担当場所はあの時と変わらないみたいだから僕らはキッチンに行ってスイーツを作ろう」
そしてスイーツ王子はキッチンに入っていってしまいました。
「じゃあ久しぶりだから掃除から頼むよ。場合によっては魔法を使っても良いからさ」
リーマスもそう言うとキッチンに行きました。
「とりあえずやりますか」
いちごは掃除をしていましたがスターフォレストの前に白い車が止まると掃除を切り上げて外に飛び出して行きました。

Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.450 )
日時: 2011/05/07 15:41
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

そしていちごの作戦は始まったのでした。
「いちごの独占特集!はい、という訳で私がやってきているのはテレビや雑誌で特集を組まれる人気パティスリー、スターフォレストです。今は準備中のようですのでスターフォレストについて紹介しましょう」
いちごはニュース番組のリポーターになっていたのです。
「スターフォレストは2003年にオープンした新しいパティスリーです。そのパティスリーを束ねるのがリーマス・ルーピンさん。彼は世界の様々なコンクールに入賞を果たしやがて此処にパティスリーを作ったのです。彼の創り出すスイーツは独創的で全ての年代のお客様から支持を得ています。キッチンにはスイーツ王子と呼ばれるイケメン4人衆が居ます。彼らは聖マリー学園でルーピンさんの手ほどきを受け、そして校内で行われるコンテストで見事グランプリを取るほどの腕前を持っています。教え子とスイーツを作ることを夢見ていたルーピンさんにとってはサプライズだったことでしょう。今では有名芸能人もお忍びで来るほどの人気店なのです」
こうして紹介は終わりました。さてそろそろ開店の時間です。いちごは並んでいるお客さん1人1人にインタビューをしていくことにしたのでした。


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