二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 夢色パティシエールwithハリーポッター
- 日時: 2011/02/12 10:55
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「父さんなんて大嫌い!」
ハリーは家を飛び出すと聖マリー学園に来ていました。
「あれ?もしかして転入生?」
1人の女の子が話しかけてくれました。ハリーは言いました。
「そうなんだ。ケーキが食べたいって思ってさ」
「それじゃあ学園のサロンに案内してあげるよ。実は私も授業をさぼってきたから隠れる場所を探していたの」
そして2人はサロンに向かって歩き始めました。ハリーはいろいろと話しかけていました。
「自己紹介がまだだったね。私は天野いちご。よろしくね」
「僕はハリー・ジェームズ・ポッター。こちらこそよろしく」
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- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.556 )
- 日時: 2011/06/05 17:38
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
それからいちごは周りとの関わりを避けていきました。ハリーとロンは必死に近付こうとしていましたが駄目でした。授業では1人でいちごは座るようになり、指名されても上の空で答えられていませんでした。
「もう1人で良いよ」
挙句の果てにはこんなことを言って2人から離れていきました。それを見た2人は心配になってリーマスに報告しに行きました。
「・・・ということなんだ」
ハリーは言いました。
「つまりいちごは君たちを避けているんだね?」
リーマスは聞きました。
「まぁ簡単に言えばそういうことです」
ロンは言いました。
「そうなるとフォーマルハウト君が何らかの形で関係しているという事になるな・・・。いちごは何も話さなくなったんだね?」
リーマスは聞きました。
「うん。もう1人でいいって言われてからは一切いちごから話しかけて来ないんだ」
ハリーは言いました。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.557 )
- 日時: 2011/06/05 17:44
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「そういえば瞳の色が変わっていたって言っていたね」
リーマスは言いました。
「うん。綺麗な青だったのに黒になったんだ」
ハリーは言いました。
「それからです。僕らを避け出したのは」
ロンも言いました。
「やっぱり王家に伝わる例の感情が表に出てしまっているんだね」
リーマスは言いました。
「例の感情って何?」
ハリーは聞きました。
「いちごの瞳が青から黒になった時は拒絶反応を示しているんだ。まぁ簡単に言うと今のいちごのようになってしまうのさ」
リーマスは言いました。
「何とか出来ないんですか?」
ロンは聞きました。
「方法が無い訳では無いけど拒絶しているときはなかなか方法が効かないこともあるんだ」
リーマスは言いました。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.558 )
- 日時: 2011/06/05 17:52
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「それでも元のいちごに戻るのならお願いします」
ロンは言いました。
「僕らは元のいちごの方が良いんだ。今のいちごは暗いだけで見ていて可哀想なんだ」
ハリーは言いました。
「分かった。じゃあ出来る限りやってみよう。上手くいけばいちごは元の感情になるからね」
リーマスは言いました。
「パパ、任せたよ」
そしてリーマスはなるだけいちごの様子を観察していました。1人になっている時には誰かに頼れると負の感情は消えるのですが王家に伝わる感情だけはなかなか消せないのです。それでこそ人と関わるのを嫌がっているのですから強引な方法でやってしまうと反応が強く出てしまって二度と人とは関われなくなってしまうのです。
「(とりあえず部屋に呼び出すしかないのかな)」
リーマスはそこでいちごに夜8時に事務所に来て欲しいという手紙を送りました。いちごはリーマスの言う事には必ずと言って良いほど従うのでもしかしたら上手く行くかもしれないのです。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.559 )
- 日時: 2011/06/05 18:01
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
その日の夜8時。いちごはリーマスの事務所に居ました。
「いつもの紅茶だよ」
リーマスは言いました。
「ありがと」
いちごは紅茶を受け取りながら言いました。
「最近になってから全然いちごと話してなかったから呼んだんだ」
リーマスは言いました。
「そうなんだ」
いちごは言いました。
「単刀直入に聞くよ。最近になって周りとの関わりを避けているみたいだけど本当なのかい?」
リーマスは聞きました。
「本当よ。だけど私は1人が良いの」
いちごは言いました。
「1人が良いなんて珍しい事を言うね。授業中だって上の空だったりするしどうしたっていうんだい?いちごは僕の言う事なら何でも聞くんだろう?」
リーマスは言いました。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.560 )
- 日時: 2011/06/05 20:19
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「リーマスには関係ないでしょ。もう寮に戻るから」
いちごはそう言って部屋から出ようとしましたが・・・。
「行かせない」
リーマスはいちごの腕を掴んでいました。
「離して!離して!!」
いちごは抵抗しました。
「・・・」
リーマスは掴んでいる腕を引いていちごを抱き締めました。いちごはビックリして抵抗しましたがリーマスの力には勝てませんでした。いちごは13歳ですしリーマスは23歳ですから当然でしょうけどね。
「・・・・・・」
いちごは何も言えなくなってしまいました。
「いちごは何かが無ければこんな性格じゃないよね。何回も守るって言ったのに何で分かってくれないの?」
リーマスは聞きました。
「それは・・・」
いちごは悩みました。さすがのいちごでも何も言えなくなってしまいました。
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