二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 夢色パティシエールwithハリーポッター
- 日時: 2011/02/12 10:55
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「父さんなんて大嫌い!」
ハリーは家を飛び出すと聖マリー学園に来ていました。
「あれ?もしかして転入生?」
1人の女の子が話しかけてくれました。ハリーは言いました。
「そうなんだ。ケーキが食べたいって思ってさ」
「それじゃあ学園のサロンに案内してあげるよ。実は私も授業をさぼってきたから隠れる場所を探していたの」
そして2人はサロンに向かって歩き始めました。ハリーはいろいろと話しかけていました。
「自己紹介がまだだったね。私は天野いちご。よろしくね」
「僕はハリー・ジェームズ・ポッター。こちらこそよろしく」
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- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.311 )
- 日時: 2011/04/15 16:52
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「今何て言ったんだい?聖夢」
リーマスは聞きまして。
「ですからいちごお嬢様はお会いしたくないらしいので本日はこちらにいらっしゃられないようです」
聖夢は言いました。
「それはいちごちゃんから言われたんだね」
リーマスは聞きました。
「左様でございます。いちごお嬢様は本日ご主人様にはお会いしたくないとおっしゃっておられました。それからこちらを」
聖夢は小さな箱をリーマスに渡しました。
「これは?」
リーマスは聞きました。
「いちごお嬢様からのプレゼントでございます。お会い出来ない代わりにこちらをお渡しするようにおっしゃっておられました。中身には少しサプライズがあるようでございます」
聖夢は言いました。
「ありがとう。下がりなさい」
リーマスに言われて聖夢は部屋を出て行きました。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.312 )
- 日時: 2011/04/16 10:26
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
その日の夕食にいちごは居ませんでした。その代わり明宏が持って来てくれたスイーツを食べながら真紀が持って来てくれた本を読んでいました。いちごはとある本に目が留まりました。それはエメラルドグリーンの表紙の本でした。いちごはその本に見覚えがありました。それは学生の時にリーマスへプレゼントした物だったのです。
〜回想〜
「えっ!リーマスへの誕生日プレゼント!?」
いちごは言いました。
「しー!声が大きいわよ」
リリーは言いました。此処はグリフィンドールの談話室。リーマスは見回りで居なかったのです。暖炉のそばに集まった5人は相談をしていました。内容は2週間後に来るリーマスの誕生日についてです。
「俺は時計でもあげようかと思ってる」
シリウスは言いました。
「僕はチョコレートにしようかなって思っているんだ」
ジェームズは言いました。
「僕は羽ペンでもあげようかなって思っているんだ」
ピーターは言いました。
「私は紅茶が良いかなって思ったの」
リリーは言いました。いちごはそれを聞いていて驚きました。リーマスへの誕生日プレゼントを決めていなかったのは自分だけだったのです。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.313 )
- 日時: 2011/04/16 10:40
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
いちごは考え込んでしまいました。
「もしかして決めてなかったの?」
リリーに聞かれていちごは頷きました。
「もう!この前ホグズミードに行った時に決めれば良かったのに」
リリーは呆れて言いました。
「だってリーマスの好みって分からないんだもん」
いちごは言いました。
「まぁな。あまり教えてくれねーしな」
シリウスは言いました。
「それなら今度のホグズミードで決めたらどうかな?」
ジェームズがそう言ったのでいちごは頷きました。するとそこに見回りから帰ってきたリーマスがやってきました。
「あれ?まだ寝てなかったのかい?本当に君たちは困らせるのが得意だよね。さぁ早く寝よう。さもないと僕だって実力行使するよ」
リーマスの言葉で4人は慌てて寮に行ってしまいました。いちごも後を追って行こうとしました。が・・・。
「いちご。ちょっと待って」
リーマスに止められていました。
「な、何?」
いちごは聞きました。
「今度の週末ホグズミードに行く許可が出るだろ。だからそのとき一緒に行かないかな?最近はなかなか一緒に居られなかったからさ」
リーマスは言いました。
「リ、リーマスと?」
いちごは言いました。
「嫌かな?」
リーマスは聞きました。
「そんなことない!むしろ嬉しいわ。もちろんよ、私もリーマスと行きたいなって思っていたの」
いちごは言いました。
「そっか。じゃあ早く寝るんだよ。お休み」
そう言うとリーマスはいちごを軽く抱き締めてから寮へと入っていきました。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.314 )
- 日時: 2011/04/16 13:33
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「それじゃあ今度の週末にリーマスと出掛けるのね!?」
リリーは言いました。今は授業中なのですが2人はこっそり先生に見つからない程度で話し合っていました。
「そうなの。昨日の夜に誘われてね」
いちごは言いました。
「よかったじゃない!それならプレゼントも買えるわね」
リリーは言いました。
「うん。でもこれはジェームズ達には秘密よ。知られたら大変だわ」
いちごは言いました。
「ミスエバンズとミスドリームスイートストロベリー!聞いていましたね。次回はテストですのでお忘れなく。それでは終わりにいたしましょう」
先生の合図で生徒たちはやっと解放されました。2人は話しながら歩いていました。
「何か変な気分ね」
リリーは言いました。
「うん。背後から何やら漆黒のオーラを感じるんだけど・・・」
いちごは言いました。
「私の場合は不思議なオーラだわ。このオーラだと・・・」
2人は一斉に振り向きました。すると2人の背後には悪戯仕掛け人の4人が来ていました。いちごが感じたオーラはリーマスからのもの。リリーが感じたオーラはジェームズからのだったのです。
「あ、あら珍しいじゃない。今日は取り巻きを連れてないのね」
リリーはそう言うといちごの手を握って走り出しました。そして2人対2人の追いかけっこが始まりました。リーマスのオーラは完全に怒っているので逃げる理由も分かりますがジェームズのオーラは怒っているというよりもデートに誘いたいというだけなのです。2人は途中で別々の方向に行きました。
「見つけたよ、いちご」
「リ、リーマス・・・」
いちごはすぐに見つかってしまいました。
「リリー、見つけた」
「ジェームズ・・・」
リリーまでも見つかってしまったのでした。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.315 )
- 日時: 2011/04/16 13:48
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
そして今日はホグズミードに行く日になりました。リリーといちごは春らしく桜色の可愛いワンピースと桜の花の形をしたバッグを持って相手との待ち合わせ場所に行きました。
「いちご。可愛いね」
いちごが行くとリーマスはすぐに言いました。
「そういうリーマスもカッコいいよ」
いちごは真っ赤になった顔を押さえながら言いました。そして2人は先にホグズミードへと向かいました。ホグズミードは外出を許可された生徒で盛り上がっていました。
「何処に行きたい?」
リーマスは聞きました。
「えっと・・・リーマスが行きたい所なら何処でも行くわ」
いちごは言いました。するとリーマスはいちごを連れてとあるカフェに入りました。そこは全部個室になっています。店員は2人を1番奥の部屋に案内してくれました。
「あのさ・・・。2人きりにさせてもらったのは渡したいものがあったからなんだ」
リーマスはそう言うとポケットから小さな箱を取り出しました。いちごが不思議そうな顔をしているとリーマスは箱を開けて中身を見せてくれました。
「うわぁ!私の欲しかったネックレスだ!」
いちごは言いました。
「前に来た時に欲しがっていたから店員に頼んで箱に入れてもらったんだ。ごめんよ、秘密にしていて」
リーマスはそう言うとネックレスをいちごに付けてくれました。いちごは自分のバッグからオレンジ色の包みを出しました。
「これは?」
リーマスは聞きました。
「ちょっと早いけど誕生日プレゼント。開けてみて」
いちごがそう言うとリーマスは包みを開きました。
「これって君が大切にしている本じゃないか。良いのかい?」
リーマスが聞くといちごは頷きました。
「ありがとう。今年の誕生日は最高だよ」
リーマスはそう言うといちごを優しく抱き締めました。
〜回想終了〜
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