二次創作小説（紙ほか）※倉庫ログ
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- 夢色パティシエールwithハリーポッター
- 日時： 2011/02/12 10:55
- 名前： ゆりかストロベリー （ID: nUPupIAw）
「父さんなんて大嫌い！」
ハリーは家を飛び出すと聖マリー学園に来ていました。
「あれ？もしかして転入生？」
１人の女の子が話しかけてくれました。ハリーは言いました。
「そうなんだ。ケーキが食べたいって思ってさ」
「それじゃあ学園のサロンに案内してあげるよ。実は私も授業をさぼってきたから隠れる場所を探していたの」
そして２人はサロンに向かって歩き始めました。ハリーはいろいろと話しかけていました。
「自己紹介がまだだったね。私は天野いちご。よろしくね」
「僕はハリー・ジェームズ・ポッター。こちらこそよろしく」
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- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.71 )
- 日時： 2011/02/19 12:02
- 名前： ゆりかストロベリー （ID: nUPupIAw）
「掃除は好きだから良いのよ。でも３人に話せないのがきついな」
いちごは言いました。
「そういえば何かあるといちごは安堂に相談してたもんね」
バニラは言いました。
「やっぱり友達に裏切られるのは辛いな。信じてたのに・・・」
いちごの目からは涙が零れ落ちました。
「私が側にいるわ」
バニラは言いました。
「ありがとう」
いちごは言いました。
「私も居ますわ」
「いちごは１人じゃないです〜」
「僕らはずっと側に居るよ」
３人のスピリッツであるショコラ、キャラメル、カフェがやって来ました。いちごは嬉しくて涙を流しました。そこに大親友がやって来ました。
「いちごちゃん！」
「ルミさん！」
唯一いちごを信じてくれる人が居たのです。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.72 )
- 日時： 2011/02/19 12:14
- 名前： ゆりかストロベリー （ID: nUPupIAw）
次の日。いちごが教室に行くとすでにＢグループとその取り巻きが待って居ました。そして先生が来ない事を良い事にイジメが始まりました。それからしばらくして。いちごは気を失ってしまいました。そこに物音を聞いてルーピン先生が駆け付けて来たのです。
「君たち何をやっているんだい？」
その声を聞いてクラスメートはいちごを放置してこう言いました。
「いえ。ちょっと早く集まったので話していたんです」
そして朝食を食べに食堂に行ってしまいました。余りの静けさに怪しいと思ったルーピン先生は教室中で異常が無いか調べ出しました。
「いちごちゃん！」
ルーピン先生は教室の後ろの方で倒れているいちごを見つけました。慌ててルーピン先生はいちごを抱き抱えると自室に連れて行きました。いちごは気を失っていたので余計に心配になってしまうのです。そしてルーピン先生はいちごを自室のソファーに寝かせるとケガを治療して行きました。それからブランケットをかけて暖炉の側で寝かせておきました。しばらくして・・・。
「・・・ん？あれ、私・・・」
いちごは気がつきました。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.73 )
- 日時： 2011/02/19 12:24
- 名前： ゆりかストロベリー （ID: nUPupIAw）
「良かった。気がついたんだね」
そこにルーピン先生がやって来ました。手には紅茶のカップを持っています。いちごはゆっくり起き上がりました。
「あの・・・どうしてここに？」
いちごは言いました。
「教室で気を失って居たんだよ。それで見つけたからここで休ませていたんだ」
ルーピン先生は言いました。
「じゃあ先生が！？ありがとうございます、助けてもらって」
いちごは言いました。
「少しケガをしていたから治しておいたよ。そんなに酷くないからすぐに治ったよ。もう大丈夫だからね」
ルーピン先生は言いました。
「授業は・・・」
いちごは心配になりました。昨日メンバーと喧嘩したのですがやっぱり不安になるのです。するといちごの隣にルーピン先生は座ると自分の膝の上にいちごの頭を乗せてそっと頭を撫でていました。これにはいちごは真っ赤な顔になってしまいました。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.74 )
- 日時： 2011/02/19 12:39
- 名前： ゆりかストロベリー （ID: nUPupIAw）
「大丈夫だよ。今日は休みの日なんだよ。これからは時々みんなで授業をやるくらいで基本的には休みになっているからね」
その言葉を聞いていちごはホッとしました。ただし顔は真っ赤なままなんですよね・・・。ルーピン先生はいちごをそっと起こすと言いました。
「今朝は何があったんだい？ケガをしていたから気になってね」
そう言われていちごは答えていいのか悩みました。答えてしまえば先生は事情を聞きに教室へ来てしまう。そうするとスイーツ王子にもばれてしまう。迷惑をかけないようにするには話さないという選択しかありません。
「階段からまた落ちたんですよ。私っておっちょこちょいだからそんな事は普通なんです」
それを聞いたルーピン先生はいちごを優しく抱き締めました。いちごはビックリしてしまいますがスイーツ王子に秘密にしておけばいいだろうと思ってしばらくはルーピン先生の温もりに甘えることにしました。
「それなら平気だね。でも何かあったら必ず話すんだよ。なるべく心配して声をかけるようにはするけどね」
ルーピン先生は言いました。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.75 )
- 日時： 2011/02/19 15:33
- 名前： ゆりかストロベリー （ID: nUPupIAw）
次の日。いちごは調理室に居ました。今日の授業は実習になっていたのです。この日はシュークリームを作ることになりました。いちごはストロベリークリーム、真はチョコレートクリーム、五月はコーヒークリーム、千乃介は抹茶クリーム、ハリーはマロンクリームを作りました。しかしいちごが失敗をしてしまったのです。それを見てＢグループの１人がいちごに言いました。
「あーあ。スイーツ王子のまで台無し。天野さん、どうするの？」
その言葉を聞いていちごは俯いてしまいました。ハリーは我慢の限界が来たのか突然いちごを守るように言ったのです。
「それは言い過ぎだよ。いちごは頑張って作っているんだよ。それなのにそれを笑うって最低だよ。もう二度とそんなことが言えないようにしてあげるよ」
ハリーはこっそり持ってきた魔法の杖を取り出しました。いちごはそれを見てこう言いました。
「もう良いよハリー。その子の言うとおりだよ。私が居なくなれば良いんだよね。じゃあ」
そう言っていちごは調理室から出て行ってしまいました。
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