二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 夢色パティシエールwithハリーポッター
- 日時: 2011/02/12 10:55
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「父さんなんて大嫌い!」
ハリーは家を飛び出すと聖マリー学園に来ていました。
「あれ?もしかして転入生?」
1人の女の子が話しかけてくれました。ハリーは言いました。
「そうなんだ。ケーキが食べたいって思ってさ」
「それじゃあ学園のサロンに案内してあげるよ。実は私も授業をさぼってきたから隠れる場所を探していたの」
そして2人はサロンに向かって歩き始めました。ハリーはいろいろと話しかけていました。
「自己紹介がまだだったね。私は天野いちご。よろしくね」
「僕はハリー・ジェームズ・ポッター。こちらこそよろしく」
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- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.221 )
- 日時: 2011/03/26 09:41
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「本当の事を言うと僕とパパは血の繋がった親子じゃないんだ。4人は僕が魔法使いだって事を知っているよね。僕は最初の頃ホグワーツ魔法魔術学校っていうところの生徒だったんだ。そこで色々な魔法を学んでいたんだ。親友も作った。ロンとハーマイオニーっていう2人の大切な2人の親友がね。パパと出会ったのは僕が3年生になって新学期だから学校に汽車で向かっている時だったんだ。その時に吸魂鬼って言う生物が汽車に乗り込んで来て・・・僕は襲われてしまったんだ。そのときに同じコンパートメントに居たパパは瞬時に魔法を唱えてくれて助けてくれたんだ。それからは生徒と教師という間柄だったから授業で会うくらいだろうって思っていたんだ。だけど僕は同級生が近くの町に出掛ける許可証を持っていても僕はサインをしてもらえなかったから駄目だったんだ。そんな時にパパが学校の色々なところで話をとことん聞いてくれたんだ。僕の本当の両親の事も知っていて僕にしてみれば優しいお兄さんのような感じだったんだ。何か遭って僕が傷ついていると必ず側に居てくれて落ち着くまで一緒に居てくれたんだ。そしてある日だけど学校に僕の命を狙っている人物が黒い犬になって現れてパパは助けに来てくれたんだ。でもその人は僕の名付け親だった。パパはその人を学校に入れてしまった事の責任を取って学校から去ってしまうんだ。パパと再会したのは僕が5年生になる時だったんだ。その時は夏休みで家に帰っていたら家族が居ないうちにパパたちが別のところに連れて行ってくれるんだ。そこには名付け親も居てさ。そこは不死鳥の騎士団っていう防衛軍団の居るところで僕は魔法界でのけ者扱いにされていたんだ。闇の魔法使いが戻って来たって言ったからね。でも不死鳥の騎士団は違った。信じてくれたんだ。でもその後ホグワーツで僕が作った軍団の数人を引き連れて魔法省っていう政府に乗り込むんだ。そこに闇の魔法使いが居るって思ったからさ。けどそれは罠で僕らはピンチになってしまう。そこに不死鳥の騎士団から5人が救助隊として来てくれて僕らを守ってくれたんだ。でもその戦いで名付け親を失ってしまったんだ。僕は怒りのあまり名付け親を倒した闇の魔女を倒そうとしたけどパパに抑えられていて出来なかった。抵抗もしたけど全然だった。それから数日が経って僕は学校の湖でぼーっとしていたらパパが来てくれた。でも僕は心を閉ざしていたから話なんて一切しないつもりだった。そしたらパパは僕をきつく抱き締めてくれたんだ。そして『もう君は1人じゃない。僕が側に居るから』って言ってくれたんだ。それから僕は信じることにして、パパの子供になったんだ。それで皆と出会ったんだ。これは本当にミラクルとも言えるんだ。魔法使いの僕が皆と馴染むにはかなりの時間がかかるはずなのに平気だった。皆には感謝してるよ。だからこれからもよろしくね」
ハリーは言いました。
「もちろん」
「当たり前だろ」
「もう仲間なんだから」
「こちらこそよろしくね」
4人はそれぞれ声をかけたのでした。そしてこの話を談話室の外から聞いていた人が居ました。リーマスです。
「(ハリー、よかったね。真実を明かしても理解してくれる仲間が出来て。これなら孤独になることは無い。明日からは実習だけど5人で仲良く協力してスイーツを作ったらどんな作品になるんだろうな)」
そう思いながらリーマスは執務室に戻って行きました。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.222 )
- 日時: 2011/03/26 14:54
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「いらっしゃいませ〜」
いちごの声が聞こえてきます。今日はスターフォレストでの実習の日。いちごは接客をしていました。するとあるお客さんに呼ばれました。
「どうなさいましたか?」
いちごは聞きました。
「君のファンなんだ。良かったらこれにサインしてくれないかな?」
お客は言いました。
「いいですよ」
いちごはサービス精神があるのかないのかはっきりしませんがお客様の頼みは断れないのです。
「こっちもサインして〜」
「一緒に写真に写って〜」
お客の頼みもエスカレートしていきます。けれども断れない性質のいちごは1人1人丁寧に頼みを聞いていきました。そこにVIPのお客様がやってきました。いちごは慌てて注文を取りに行きました。
「・・・アップルダンブリングがお一つですね。少々お待ちください」
いちごは注文を書いた紙を厨房に置くと接客に戻りました。
「ありがとう。じゃあまた来てね」
小さな子にも人気のいちごはプレゼントを貰っていました。それは撫子の花束でした。その花束は回数を追うにつれて本数が増えていきました。そして近所にある高校からもお客さんは来ます。高校の名は私立山茶花学園五月雨高等学校と言って常連客の人の名は山紫水明寺柊桜さんです。いちごは密かに憧れていました。カッコよくて話によると芸能界で仕事をしているとも言うのです。いちごは接客を続けていました。すると小学生くらいの女の子が5人で撫子の花束を持ってきてくれました。とても重くて持つのも必死です。小学生の女の子たちは花束を渡すと帰って行きました。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.223 )
- 日時: 2011/03/26 15:08
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
そしてVIPのお客様にスイーツを届けてレジに戻ろうとするとVIPのお客様から撫子の花束のプレゼントをもらいました。いちごはレジに戻りました。すると知り合いが来てくれました。
「瑠璃!愛華!由美!香奈!麻耶!愛海香!来てくれたんだ!」
いちごは言いました。来てくれたのは聖マリー学園にいちごが転入する前の中学校での仲良しです。テレビで放映されたのを見て遊びに来てくれたのです。6人の友達をテラス席にいちごは案内しました。そして実習に戻りメニューを渡してテイクアウトコーナーの接客に回りました。いちごの親友は数分メニューとにらめっこをしてからベルで呼びました。
「・・・キルシュトルテ、クレープシュゼット、カスタードパイ、フランボワーズムース、ティラミス、オレンジチーズケーキがそれぞれ1つずつね。ちょっと待ってて」
いちごは厨房に注文を伝えに行きました。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.224 )
- 日時: 2011/03/26 15:23
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
お客様にデザートを渡したところでスターフォレストの客席にあるステージが明るくなりました。スイーツ王子といちご、リーマスが現れると拍手の嵐となりました。スイーツ王子といちごはステージ衣装に着替えています。実はこれからサプライズコンサートが行われるのです。司会はリーマスです。そしてサプライズコンサートの開演です。
「本日はスターフォレストへお集まりくださりありがとうございます。本日のコンサートの司会を務めさせてもらいます。リーマスです。よろしくお願い致します。それでは1曲目とまいりましょう。当店の美人姫であるいちごちゃんによりますバイオリンで『星に願いを』です。それではお聞きください」
ステージのスポットライトが輝き、いちごが真ん中に現れました。そしていちごはバイオリンを演奏し始めました。リーマスが5人に楽器を強制的に教えたのはこのコンサートのためだったのです。いちごは練習と同じように頑張って弾きました。曲に合わせてお店の天井はプラネタリウムになり、星たちが輝いていました。その幻想的なコンサートに一瞬にしてお客様は惹きつけられていました。いちごが演奏し終わると拍手喝采でした。いちごは嬉しくてにっこり微笑みながら礼をしました。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.225 )
- 日時: 2011/03/26 16:14
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「それでは次の曲にまいりましょう。次は『エリーゼのために』です。演奏するのは当店の有名人のハリーです。それではお聞きください」
リーマスが言い終わると暗闇からピアノの音が響いてきました。スポットライトを当てるとハリーが演奏していました。さすがはリーマスに小さい頃から教え込まれていただけありますね。聴きにきているお客様を感動させているのですから。そして演奏が終わるとハリーは礼をしました。そしてリーマスがマイクに近づきました。
「続いての曲にまいりましょう。次はピアノソナタ『悲愴』です。演奏するのは当店のデコレーション担当の五月君です。それではお聞きください」
リーマスが言い終わると五月がステージに出てきて演奏し始めました。ゆったりした曲なので眠くなる人が出るかと思いきやカメラのフラッシュがあちらこちらで光っていました。皆、五月の姿を写真に撮っておきたいのです。演奏し終わると五月は1回ウィンクをして礼をしました。リーマスはマイクに近づきました。
「次の曲にまいりましょう。次はピアノソナタ『月光』です。演奏するのは当店のチョコレートスイーツ担当の真君です。それではどうぞお聞きください」
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