二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

夢色パティシエールwithハリーポッター
日時: 2011/02/12 10:55
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

「父さんなんて大嫌い!」
ハリーは家を飛び出すと聖マリー学園に来ていました。
「あれ?もしかして転入生?」
1人の女の子が話しかけてくれました。ハリーは言いました。
「そうなんだ。ケーキが食べたいって思ってさ」
「それじゃあ学園のサロンに案内してあげるよ。実は私も授業をさぼってきたから隠れる場所を探していたの」
そして2人はサロンに向かって歩き始めました。ハリーはいろいろと話しかけていました。
「自己紹介がまだだったね。私は天野いちご。よろしくね」
「僕はハリー・ジェームズ・ポッター。こちらこそよろしく」

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200



Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.246 )
日時: 2011/04/01 13:20
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

「今度からは辛いことがあっても抱え込まないんだよ」
リーマスは言いました。
「うん」
いちごは言いました。
「それじゃあスイーツをお食べ。そのカートに乗っているスイーツは全て僕が作ったものなんだよ」
リーマスは言いました。
「えっ!そうだったの!?リーマスが作ったスイーツなら全部食べるもん。だけどリーマス、側に居て」
いちごは言いました。
「もちろんだよ。それなら一緒にあそこのソファーに座って食べようか?紅茶はあるからね」
という訳でいちごはリーマスとスイーツを食べながら楽しいお茶会をしていました。一方で大広間に居るスイーツ王子とハリーは楽器を演奏しつつ明日のことを考えていました。実は明日から4人だけの勉強教室を開くとリーマスは宣言していたのです。ハリーは明日から映画の舞台挨拶で全国と世界何ヶ国か回るので特別に除外してもらっています。4人が勉強するのには意味がありました。間もなく聖マリー学園の定期テストがあるのです。全科目の復習をしなければなりません。リーマスは聖マリー学園を主席で卒業したという事実があるので全科目に広い知識を持っていることになります。問題はいちごが嫌がらないかということなんです。勉強が嫌いですからね。

Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.247 )
日時: 2011/04/01 13:32
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

そして次の日。ハリーは朝早く迎えに来た車に乗って空港へ行ってしまいました。宮殿に残っているのはいちごたちとリーマスだけです。執事たちとメイドたちは残っていますが勉強会の担当ではないので宮殿の庭の手入れをしているのです。朝ごはんの時にリーマスは4人に勉強会はリーマスの部屋で行うから学園で使っていた教科書とノートと筆記用具は必ず持って来るようにと言いました。いちごは嫌そうな顔をしていましたがスイーツ王子の説得(というよりもう脅迫)によって仕方なく3人と一緒に勉強会へ参加することになりました。
「バニラ。嫌だからまた何処かに連れて行ってくれない?」
いちごは聞きました。
「良いけど後でバニラが叱られるもん。だから頑張って来て」
バニラは言いました。
「バニラの言うとおりだよ」
「全く!樫野の足を引っ張らないで欲しいですわ」
「いちごだってやれば出来るんです〜。頑張るです〜」
いちごの部屋に3人のスピリッツがやってきました。ということは3人だって自動的に居るということになりますよね。
「話は聞いてたよ」
「一緒に頑張ろうね」
「さぼるなよな!」
3人にも言われていちごは渋々でしたが頷きました。

Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.248 )
日時: 2011/04/02 10:46
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

「それじゃあ勉強会を始めよう。まずは国語からだね。基本的なことだけど漢字の読み書きと文章読解から始めて。分からなかったら教えるからさ」
リーマスがそう言うと4人は勉強を開始しました。スイーツ王子たちは次々と問題を解いていきますがいちごは完全に分からないのかフリーズしています。それを見たリーマスは手を叩きました。すると執事が10冊ぐらいあるドリルを持って来ました。そしてそれをいちごに渡したのです。
「えっと・・・これは?」
いちごは聞きました。
「見ての通り国語の漢字と文法と知識なんかが全て載っているドリルだよ。これだけ解けば一通りは理解出来るようになると思うよ」
リーマスは言いました。それを見ていたスイーツ王子は思いました。
「(意外とルーピン先生って怖いかも・・・)」
「(敵には回さない方が利口だと思うよ)」
「(俺らは勉強とか得意でよかったぜ)」
いちごにしてみれば何で自分だけと思うでしょう。しかしそのドリルは小学生でも分かるような漢字から中学生でないと分からない知識までが載っているのです。しかもそのドリルを作ったのは聖マリー学園の試験問題作成部。ですから聖マリー学園のテストに出るような問題が全て載っているのです。

Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.249 )
日時: 2011/04/02 10:58
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

「じゃあ次は数学だね。いちごちゃんは分からなかったらドンドン聞いて良いからね」
リーマスがそう言うと今度は数学を勉強し出しました。やっぱりいちごは悩んでしまっています。そこでリーマスに聞くことにしました。
「先生。この問題が分からないんですけど・・・」
いちごは言いました。
「この問題か・・・。これって中学1年生で勉強したと思うんだけど」
リーマスは言いました。
「まだ聖マリー学園に来てない頃だ。確か前の学校では授業中に隠れて居眠りしていたんです。それで聞いてなかったんで・・・」
いちごは言いました。
「うん。成績が悪過ぎたから前の学校の先生に頼んでいちごちゃんの授業態度とかが書かれているものを貰ったんだ。それを見て驚いたよ。僕だったら居眠りは許さないから多分いちごちゃんが居た前の学校で先生をやっていたら毎回いちごちゃんを職員室に呼び出していたよ」
リーマスは言いました。
「・・・」
いちごは困っていました。そこでさらに10冊の数学のドリルを渡されてしまいました。

Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.250 )
日時: 2011/04/02 11:13
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

「じゃあ次は英語とフランス語だね。基礎は分かっている事を前提として進めてもらうから分からなかったら教えるよ」
そして4人はまず英語から始めました。
「(不定詞?動名詞?現在完了?受動態?比較級に最上級?何だろう?本当にチンプンカンプンだよ〜)」
いちごはそう思っていました。
「いちごちゃん。分からないんだったら言ってよ。何が分からない?」
リーマスは聞きました。
「えっと全部分かりません!」
いちごは言いました。これにはリーマスもスイーツ王子たちもずっこけてしまいました。スイーツ王子の3人はいちごが前の学校での英語の成績が−10であったことを知っています。リーマスは悩んでしまいました。
「もしかして・・・フランス語も分からないとか?」
リーマスが聞くといちごは頷きました。リーマスは溜め息を吐くと執事に20冊のドリルを持って来させました。10冊が英語、10冊がフランス語となっています。いちごはだんだん疲れて来ていました。


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200



この掲示板は過去ログ化されています。