二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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夢色パティシエールwithハリーポッター
日時: 2011/02/12 10:55
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

「父さんなんて大嫌い!」
ハリーは家を飛び出すと聖マリー学園に来ていました。
「あれ?もしかして転入生?」
1人の女の子が話しかけてくれました。ハリーは言いました。
「そうなんだ。ケーキが食べたいって思ってさ」
「それじゃあ学園のサロンに案内してあげるよ。実は私も授業をさぼってきたから隠れる場所を探していたの」
そして2人はサロンに向かって歩き始めました。ハリーはいろいろと話しかけていました。
「自己紹介がまだだったね。私は天野いちご。よろしくね」
「僕はハリー・ジェームズ・ポッター。こちらこそよろしく」

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Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.531 )
日時: 2011/05/29 10:56
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

次の日。いちごが廊下を歩いているとグリフィンドールの5人が前からやってきました。いちごは慌てて避けようとしましたがそれは出来ずそのままグリフィンドールの寮に連れて行かれました。
「何よ!話なんて無いんだから!」
いちごは慌てて逃げようとしました。ですがリーマスに抱き止められて談話室のソファーに座らせられてしまったのでした。いちごの両脇にはリリーとジェームズ、後方にはシリウス、そして前方にはリーマスという形で逃げられなくなってしまいました。なぜならリリーとジェームズがいちごの手を握ったからです。
「いちご。どうして君は1人で居たいって思うの?」
リーマスは聞きました。
「友達なんて名ばかりよ。実際は喧嘩したらすぐに裏切りあうんだから結局は同じことじゃない。それに私は誰とも関係を持ちたくないのよ。どうせ私の家系を狙ってくるんだから。それなら仲良しとか親友なんて変すぎてやってられないわ。貴方たちがどう思うかなんて知らないわ。だって私は1人なんだから。もう誰とも友人になんてならないってもう決めたんだから。これで良いでしょ。ほっといてよ」
いちごは言いました。
「だから心配なのよ。いちごは大人しすぎるところがあったからきっと何かあるんじゃないのかって思っていたの。だけどまさかそういう事だったなんて知らなかったわ。そういう事で悩んでいるんだったら早めに言ってくれればよかったのに。私だったらすぐに相談に乗ったわ」
リリーは言いました。
「ずっと気になってたよ。僕らが話しかけようとすると振り切って居ただろ。でもその時になんか寂しそうな顔をしていたんだ。泣きそうな顔で振り切られていたらそりゃ誰だって気になるよ」
ジェームズは言いました。
「きゃっ・・・」
いちごが気がつくとシリウスに後ろから抱き締められていました。
「お前って鈍感なんだな。表情が顔に出ていることくらい自分でも分かっているだろう?それなのに隠そうとするんだからある意味凄いよ。だけど辛い気持ちを抱え込んでいるんじゃ何時まで経ってもなかなか周りに溶け込めないぜ。少しは頼ってくれればよかったのに。俺たちは前からずっと見ていたんだ。悲しそうな表情で振り切るんだから何かあるって思うのが普通だろ」
シリウスは言いました。
「僕らはいちごが心配なんだ。初めて会ったときよりは話すようになったけれど振り切るときの表情は変わってなかったからね。この前だって遅くに戻って来て聞いているときも暗い表情をしていたんだよ。それを見ていたら誰だって優しくしたくなるよ。まぁ僕はいちごを1年生から知っているし余計に心配なのさ。同級生としても監督生としてもだけどね。何があっても僕らは受け止めるよ。もう辛くても抱え込むことは無いんだ」
するとリーマスはいちごの頭を優しく撫でていきました。
「ふぇ・・・うぅ・・・」
いちごは目から涙を溢れさせていきました。リーマスはそれを分かるといちごを抱き締めました。
「うわああああああああああ」
泣き出したいちごを5人は優しそうな顔で見つめていました。いちごはもう1人じゃないと感じたのでした。
〜回想 終了〜

Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.532 )
日時: 2011/05/29 14:10
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

この日。宮殿のリーマスの部屋にフクロウが来ていました。ホグワーツからの手紙です。新学期の必要な物を揃えなくてはならないのです。封筒の中身を見ていたリーマスは気付きました。
「ホグズミードへの外出許可証か。クリストファーからの命令でいちごには許可出来ないんだよな。まぁハリーのにはサインしても良いか」
今年はいちごの身に危険な事が起こるかもしれないからホグワーツから外には出さないようにといういちごの本当の父親からのメッセージがあったのでリーマスは考えていました。
「そろそろフクロウが来ても良い頃なんだけど・・・」
ハリーといちごは部屋で待っていました。すると2人のところにリーマスからの手紙が来ました。
「えっと・・・。教材は揃えておくから欲しいものがあったら此処に書いて送って。そしたら買ってくるよだって。じゃあ書いとこうかな」
いちごは欲しいものを書いておきました。ハリーにはリーマスからの手紙とロンからの手紙が来ました。
「漏れ鍋で再会しようってことか・・・。とりあえずパパに聞いて一緒に行こうかな。いちごも連れて」
ハリーも考えていました。

Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.533 )
日時: 2011/05/29 14:21
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

その日の夜。いちごとハリーはリーマスの部屋に行きました。リーマスは部屋に荷物を送ってくれたので後は詰めるだけです。
「ねぇパパ。ロンから手紙が来て漏れ鍋で再会しないかって言って来たんだ。普段は煙突飛行ネットワークで行っているけどたまにはホグワーツ特急に乗ってみたいんだ。パパ、良いかな?」
ハリーは聞きました。
「そうだね。たまには行ってみようか。じゃあ明日にでも此処を出てダイアゴン横丁の方に行こう。早めに親友には会いたいだろうからね」
リーマスは許可してくれました。
「やった!じゃあ僕は荷物を用意して来るね。いちごも一緒に行こう」
そして2人は急いで部屋に戻ると荷物の用意をしました。いちごは荷物を詰め終わると小さな小瓶をポケットに入れました。実はこの小さな小瓶が今回の話の鍵を握っているのです。
「さてと。明日はロンとハーマイオニーに会えるし早めに寝ておこう」
そしていちごは寝てしまいました。ところでいちごが持っている小さな小瓶の中には一体何が入っているのでしょうか。そして今回は何故いちごだけが外出を許されていないのでしょうか。それはいちごが消された記憶を思い出すきっかけとなるのです。

Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.534 )
日時: 2011/05/29 14:30
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

次の日。いちご、ハリー、リーマスの3人はダイアゴン横丁にある漏れ鍋にやってきました。此処でロン一家と待ち合わせしているのです。
「おーい!」
向こうから聞き慣れた声が聞こえてきました。ロンが走ってきたのでした。
「ロン!久しぶり」
ハリーは言いました。
「久しぶり。いちごとルーピン先生も」
ロンは言いました。
「久しぶりね。ところでおじ様とおば様は何処?」
いちごは聞きました。
「漏れ鍋に居るよ。君たちが来るって行ったら大喜びで家族総出になったんだ。だけど大丈夫だと思うよ」
ロンは言いました。
「そういえば今年から闇の魔術に対する防衛術の先生と魔法生物飼育学の先生が変わるんだって。誰になるのかな?」
ハリーは聞きました。
「わかんないけど楽しみだよ」

Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.535 )
日時: 2011/05/29 18:51
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

4人は漏れ鍋の中に入って行きました。すると中にはロンの一家が居たのです。
「おじ様!おば様!」
いちごは呼びかけました。
「いちご!」
アーサーとモリーは急いでやってきました。
「久しぶりね」
モリーは言いました。
「はい。お久しぶりです」
いちごは言いました。
「今年もロンを頼むよ」
アーサーは言いました。
「分かりました」
いちごは言いました。
「いちご。あっちで一緒にゲームやろう。面白いよ」
ロンは声を掛けました。
「分かった!では失礼します」
いちごはそう言うとゲームをしに行きました。


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