二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 夢色パティシエールwithハリーポッター
- 日時: 2011/02/12 10:55
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「父さんなんて大嫌い!」
ハリーは家を飛び出すと聖マリー学園に来ていました。
「あれ?もしかして転入生?」
1人の女の子が話しかけてくれました。ハリーは言いました。
「そうなんだ。ケーキが食べたいって思ってさ」
「それじゃあ学園のサロンに案内してあげるよ。実は私も授業をさぼってきたから隠れる場所を探していたの」
そして2人はサロンに向かって歩き始めました。ハリーはいろいろと話しかけていました。
「自己紹介がまだだったね。私は天野いちご。よろしくね」
「僕はハリー・ジェームズ・ポッター。こちらこそよろしく」
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- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.61 )
- 日時: 2011/02/18 21:00
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「今日の居残りはいちごちゃん。それ以外の皆は明日の実習の予習をしておいてね。明日はタルトタタンを作るから。それじゃあ解散。いちごちゃんは前に来て」
そして授業は終わりました。いちごは怯えながら前のルーピン先生のところへ行きました。いちごは怒られると思っていたのです。しかし怒られるのでは無かったのです。
「制服に着替えたら事務所においで。話があるからね」
いちごは頷いてロッカーの方に走って行きました。そして慌てて着替えると事務所へ走って行きました。
「早かったね。それじゃあそこのソファーに座ってて。今すぐに紅茶を用意するからね」
いちごはソファーに座ってルーピン先生を見ていました。いつもの優しさとは少しかけ離れた優しさのような気がしました。普段ならすでに紅茶は用意されていてそれで話をするのです。いちごは少し怖くなって来ました。いつもと違うということは何かが隠されていると言う事なのです。
「お待たせ。そんなに怯えなくて良いよ。少し話をしたいだけだからね」
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.62 )
- 日時: 2011/02/18 21:12
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
その言葉を聞いていちごは少しホッとしました。ルーピン先生は向かい側のソファーに座るのでは無くていちごの隣に来てくれたのです。
「向かい側だと話せないだろうからね。隣に居るよ。そうすれば大丈夫なんだからさ」
ルーピン先生の言葉にいちごは頷きました。
「それじゃあ何があったのか話してくれないかな?大方の話は飴屋先生から聞かされているけれど君の口から本当の事を教えて欲しいんだ」
そう言われていちごは少しずつ話し始めました。
「この前・・・特訓の時に出て行ったのは家の用事だったんです。私のお婆ちゃんが体調を悪くして病院に居るって。お婆ちゃんは私が目標としているのでいろいろと教えてくれたんです。それに先生の事を話したらお婆ちゃん驚いてました。元は自分の弟子がそんなに成長したなんてと言っていました。けれどしばらくして容体が急変したんです。私は慌ててたくさんの人を呼びました。けれど少し遅くて・・・お婆ちゃんは・・・お婆ちゃんは・・・」
そこまで言うといちごは泣き出してしまいました。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.63 )
- 日時: 2011/02/19 09:01
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「そんな事が・・・。辛い事を思い出させてしまったね。ごめんよ」
ルーピン先生はそう言うとハンカチを出していちごに渡しました。いちごは涙を拭くと顔を挙げてルーピン先生に言いました。
「明日からはちゃんと授業に出席します。明日は何をするんですか?」
するとルーピン先生は微笑んでからこう言いました。
「一応実習だからタルトタタンを作る予定ではあるけれどもしかしたら技術テストになるかもしれないな」
それを聞いていちごは考えました。もし行き成り実技テストだと言われたらちゃんと作れるか不安だったのです。
「明日の朝には掲示板に張っておくよ。実技テストならスイーツの基本である生地を使ったものを作ってもらうんだ。いちごちゃん。仲間には話してもいいけれど他のクラスメートには秘密だよ」
その言葉にいちごは頷くと事務所を出て共同寮に行きました。5人で生活している部屋に戻ると4人が心配そうに待っていてくれました。
「皆にお知らせがあります。明日は実習になっているけれどもしかしたら実技テストになるかもしれないとの事です。内容は生地を使ったスイーツであれば何でもいいんだってさ」
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.64 )
- 日時: 2011/02/19 09:14
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
そして次の日。いちごの言うとおり掲示板に授業内容変更のお知らせが張り出されました。さらに実技テストということになっていたのです。
「まじかよ・・・」
ぼやいている生徒も居ましたが女子のルーピン先生ファンクラブのメンバーは何も文句を言わずに調理室へと向かっていました。
「それじゃあ作業開始!」
それを合図に皆はそれぞれ課題に当てはまるスイーツを作り始めました。いちごの側にはバニラが居ました。
「何を作っているの?」
バニラは聞きました。
「アップルパイだよ」
いちごは答えました。
「リンゴの良い匂いがするわ」
バニラは言いました。
「そうでしょう」
いちごは言いました。
「この香りはリンゴの砂糖漬けね。とても工夫しているわね」
バニラは言いました。
「アップルパイの形も工夫したんだよ」
いちごは言いました。
「ハート型ね。女の子らしくて可愛いわね」
バニラは言いました。
「そろそろ焼きあがるかな?」
いちごは言いました。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.65 )
- 日時: 2011/02/19 09:24
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
するとオーブンの方から何やら焦げ臭い匂いが漂って来ました。
「あそこのオーブンは天野が使っているのだよな?」
真は聞きました。
「うん」
いちごは言いました。
「見に行きましょう」
バニラは言いました。
そして見に行くと思いっきり焦げていました。
「どうしよう・・・」
いちごは困ってしまいました。これでは実技テストの点数を下げられてしまいます。運悪くそこにルーピン先生がやって来てしまいました。
「完成したのかい?」
いちごは言いました。
「パイを作ったんですけど焦げてしまって・・・」
そう言うとルーピン先生は顔を顰めました。
「実技点50点減点」
その言葉を聞いたAグループの仲間は言葉を失ってしまいました。
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