二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 夢色パティシエールwithハリーポッター
- 日時: 2011/02/12 10:55
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「父さんなんて大嫌い!」
ハリーは家を飛び出すと聖マリー学園に来ていました。
「あれ?もしかして転入生?」
1人の女の子が話しかけてくれました。ハリーは言いました。
「そうなんだ。ケーキが食べたいって思ってさ」
「それじゃあ学園のサロンに案内してあげるよ。実は私も授業をさぼってきたから隠れる場所を探していたの」
そして2人はサロンに向かって歩き始めました。ハリーはいろいろと話しかけていました。
「自己紹介がまだだったね。私は天野いちご。よろしくね」
「僕はハリー・ジェームズ・ポッター。こちらこそよろしく」
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.561 )
- 日時: 2011/06/06 16:45
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
いちごが顔を上げると目の前に優しく微笑むリーマスの姿がありました。いちごの目には再び涙が溢れ出しました。でもリーマスの前では泣かないと決めていたいちごは無理に笑おうとしました。しかし無理していることが分かっているリーマスはそっといちごの頭を撫でてあげました。いちごの目はキラリと光り出しました。
「もしかして泣いてる?」
リーマスは聞きました。
「んなことある訳ないじゃん。リーマスには関係ないんだから私が泣く必要なんて無い訳。これで満足した?さぁ早く帰してよ」
いちごはそう言うと抵抗し始めました。
「そういうところが無理してるって言うんだよ」
リーマスはいちごを離そうとはしませんでした。
「離してくれないのなら魔法をかけるわよ。今なら王家の最強の魔法だって使えるんだから!」
いちごは言いました。
「落ち着きなさい」
リーマスは怒っているときにしか出さない声になりました。いちごは震えると大人しくなりました。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.562 )
- 日時: 2011/06/06 16:56
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「様子が変だと思ったら目の色が変わっているじゃないか。その色は拒絶の色なんだよ。それは知っているよね」
リーマスは言いました。
「うん」
いちごは答えました。
「今のいちごは何か嫌な事があったから目の色が変わっているんだ。だけど僕だけは拒絶しないで欲しいな」
リーマスは言いました。
「・・・リーマス・・・」
いちごは驚きました。フォーマルハウトはいちごを闇に引きずり込もうとしています。ですから拒絶反応が出たのです。
「いちごが話したくないのなら無理には聞かない。だけど辛い時は辛いってはっきり認めるのも大切なんじゃないのかな?いちごはそういうところを隠そうとするからね。それでいつも抱えきれなくなっているんだよ。僕が必ず側に居るから。だから抱え込むのはもう今日で終わりにしないかな?」
リーマスはいちごに言いました。リーマスはいちごを今までにないくらいきつく抱き締めました。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.563 )
- 日時: 2011/06/06 17:07
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「リーマスは・・・」
いちごは言いました。
「ん?」
リーマスは聞きました。
「リーマスは良いの?私が泣いちゃっても」
いちごは言いました。
「構わないよ。だからこうしているんだよ」
その後のいちごの言葉は泣き声と嗚咽で聞こえなくなってしまいました。いちごは今まで我慢していたものが溢れてきて止まらなくなってしまったのです。優しいリーマスに何か言われるといちごは弱いところを見せてしまいます。自分とは10歳差ですが優しさでは今まで育ててくれたお父さんの中で最高ランクだといちごは思っています。いちごは今までに無いくらい泣きました。リーマスは腕の中で泣きじゃくるいちごをきつく抱き締めていました。いちごはリーマスから感じる不思議な力で落ち着いていきました。抱き締める腕は限りなく優しくて・・・そして暖かい腕に包まれているいちごは泣けるだけ泣きじゃくりました。家では泣きたくなるとスイーツ王子に頼りますがホグワーツではハリーかリーマスに頼るしかないのです。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.564 )
- 日時: 2011/06/10 19:17
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
それからいちごにはハリーとロンが一緒に付きました。リーマスからの命令でそうしているのです。そうすればフォーマルハウトも手出し出来ませんからね。
「あーあ。退屈」
いちごは寮で呟きました。今は宿題のレポートを片付けているのですがいちごは基本的に宿題をやらないタイプなのでハリーとロンがやっているのを見ているだけでした。
「ハリー。聞いたかい?今週末に第1回のホグズミード行きだって」
シェーマスが言ってきました。
「やったー!」
ハリーは大喜びです。
「楽しみだね」
いちごは言いました。
「僕はこれで兄貴たちに悪戯されないんだ」
ロンは言いました。
「それからいちご。ルーピン先生が呼んでたよ」
シェーマスは言いました。
「ありがとう。ちょっと行って来るね」
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.565 )
- 日時: 2011/06/10 19:25
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
いちごは急いでリーマスの事務所に行きました。中に入ると仕事を終えたのか落ち着いているリーマスの姿がありました。
「リーマス。来たわよ」
いちごは言いました。
「よく来たね。今、紅茶を淹れるよ」
リーマスはそう言うといちごの大好きな紅茶を用意し始めました。
「ありがとう」
いちごはカップを受け取ると言いました。
「いちご。聞きたい事があるんだけど・・・なんで宿題をやってないのかな?」
リーマスは聞きました。
「だって量が多くてやる気が出ないんだもん」
いちごは言いました。
「だけどハリーはやって来ているよ。いちごはサボる癖があるけどでも少しはやったらどうかな?」
リーマスは聞きました。
「だけど分からないもん」
いちごは言いました。
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200
この掲示板は過去ログ化されています。