二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 夢色パティシエールwithハリーポッター
- 日時: 2011/02/12 10:55
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「父さんなんて大嫌い!」
ハリーは家を飛び出すと聖マリー学園に来ていました。
「あれ?もしかして転入生?」
1人の女の子が話しかけてくれました。ハリーは言いました。
「そうなんだ。ケーキが食べたいって思ってさ」
「それじゃあ学園のサロンに案内してあげるよ。実は私も授業をさぼってきたから隠れる場所を探していたの」
そして2人はサロンに向かって歩き始めました。ハリーはいろいろと話しかけていました。
「自己紹介がまだだったね。私は天野いちご。よろしくね」
「僕はハリー・ジェームズ・ポッター。こちらこそよろしく」
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- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.161 )
- 日時: 2011/03/16 13:46
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「それで此処が図書室。僕は休日になると来るんだ。今度一緒にどうかな?」
リーマスは言いました。
「もちろん。私も本を読むのが大好きなの!リーマスとは趣味まで一緒なのね。すごく仲良くなれるわ」
いちごは言いました。
「そう言ってくれると嬉しいよ」
リーマスは言いました。2人は中庭で噴水の端に腰掛けて話をしていました。そこにピーターが走ってきました。
「なんとか掃除終わったよ。ジェームズとシリウスはほとんど掃除をしなかったけどね」
それを聞いてリーマスは「ふーん」と言って漆黒の微笑みを浮かべました。ピーターは少し怯えていました。するとクラシック音楽が聞こえてきました。これは夕食の合図です。廊下でジェームズとシリウスと会った3人は大広間に行きました。ジェームズは自分が尊敬している先輩のところに走っていきました。
「アーサー先輩!」
ジェームズは言いました。
「ジェームズ!さっき管理人が怒ってたぞ。また悪戯を仕掛けたな」
アーサーは言いました。
「すいません。でも面白くなっているんですよ。まあ先輩に迷惑掛かるんなら辞めますけど・・・。それより今日は転入生が居るんですよ!」
ジェームズは言いました。
「あぁ。聞いているよ。女の子なんだってね」
アーサーは言いました。
「楽しみですよね」
すると校長先生が立ち上がりました。大広間中が静まり返ります。でも若干まだ煩い人も居ましたけどね。
「今日は転入生を紹介しよう。これまで体調を崩していて皆と同じような生活が出来なかったんじゃ。女の子で3年生に転入する。グリフィンドールの諸君は知っているじゃろうが転入生はグリフィンドールに所属するのでの。それでは入りなさい」
それを合図にいちごは大広間の中に入っていきました。いちごが通り過ぎる度に男子は真っ赤な顔をしていました。ホグワーツに天使がやってきたというようになっているのです。いちごは校長先生の側まで行くと日本の礼儀作法のお辞儀をしました。
「私はいちご・ドリームスイートストロベリーです。これから一緒に勉強していくので仲良くしてください」
いちごは言いました。
「それではミス・ドリームスイートストロベリーは席に着きなさい。皆には1つ報告がある。今年は期末テストを取り止めにしようと思っておる。まあ積もる話は今度にしようかの。さぁ宴じゃ!」
それを合図にテーブルの上には料理でいっぱいになりました。いちごはグリフィンドールのリーマスの隣に座ると思いっきり食べようとしましたが一瞬止まりました。
「ねぇ。ナイフとかフォークとかペーパーナプキンとか無いの?」
いちごはリーマスに聞きました。
「無いんだよね。気になるだろうけど1ヶ月もすれば慣れるよ」
リーマスは言いました。すると近くに座っていた女の子が話しかけて来ました。
「貴女、いちごっていうのね。私はリリー。よろしくね」
リリーは言いました。
「よろしくね。全然呼び捨てで構わないから」
いちごも言いました。
「これから一緒に居ましょう。何でも教えてあげるわ。それから一言言っておくけどそこに居るポッターとブラックには近づかない方が安全だから仲良くならない方が良いわ。特に貴女は気をつけた方がいいわね。私が側に居るわ。もちろんリーマスも一緒よ。良いわよね?」
リリーは聞きました。
「もちろんだよ」
こうしていちごには側に居てくれる人が2人も出来ました。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.162 )
- 日時: 2011/03/17 14:06
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
〜現代〜
一方の豪邸は大騒ぎとなっていました。いちごが行方不明なのです。日が経つにつれてスイーツ王子は顔をやつれさせていました。
「ご主人様!」
ある日1人のメイドがリーマスのところへ行きました。手にはいちごの部屋にあったルビーのように輝く表紙の日記を持っています。
「どうしたの?」
リーマスは聞きました。
「いちご様の部屋にこんな物が・・・」
メイドは言いました。
「(これは・・・。)ありがとう、引き続き情報を集めて」
リーマスは言いました。
「畏まりました」
メイドはそう言って部屋から出て行きました。メイドが居なくなると、リーマスは引き出しから写真を取り出しました。それはリーマスがホグワーツ卒業時に親友と一緒に撮った写真です。その中にいちごとそっくりの子が居たのです。
「(まさか・・・。僕の記憶では王家の仕事で城に戻ってから一切会ってないのに・・・。もしもいちごちゃんがそうだとしたら・・・。でも苗字が似ている。ドリームスイートストロベリー・・・。ハリーの従姉なのかもしれないな)」
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.163 )
- 日時: 2011/03/17 14:16
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
〜過去〜
「まだ起きないの?」
共同寮のドアの前でリリーはいちごを待っていました。今日から授業に出ると言うのに寝坊しているのです。堪忍袋の緒が切れそうなリリーに頼まれてリーマスはいちごを起こしに行きました。
「いちご。朝だよ」
しかしいちごは部屋に居ませんでした。共同寮で昨日から一緒に寝ているのに居ない・・・。これには大騒ぎです。
「何ですって!」
完全にリリーは立腹してしまいました。そして2人は寝ぼけていた3人を叩き起こして捜索することにしました。一方のいちごはというと。
「・・・でも悪いんじゃ無いかしら?」
「いいですよ。気にしないでください」
スリザリンの男子に連れ去られていました。その子は見た目からシリウスにそっくりです。
「えっと・・・。レギュラス。これで私は戻らなきゃ。リリーと授業に行かなくちゃならないの。それにリーマスも一緒だわ。別の場所に居たら心配されちゃうわよ・・・」
いちごは言いました。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.164 )
- 日時: 2011/03/17 14:25
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「僕はリーマス先輩は怖くありません。どっちかと言うとエバンズ先輩の方が怖いんです。まぁシリウス先輩は僕の兄なんですよね・・・」
レギュラスは言いました。
「それじゃあシリウスの弟なの?」
いちごは聞きました。
「はい。兄は悪戯が好きなんで気をつけて下さいね。とりあえず僕らの寮に来てください。多分・・・」
レギュラスは突然顔色を変えました。
「どうしたの?レギュラス」
いちごが声を掛けると向こうの方からかなりお怒りのリリーとリーマスがやってきました。後ろにはジェームズ・シリウス・ピーターを引き連れています。レギュラスの姿を見るとシリウスの顔色がさっと変わりました。兄弟のくせに恨みあっているのでしょうか?
「先輩方。それでは僕はこれでお暇致しましょう。いちご先輩の騎士団が来てしまいましたからね」
そう言うとレギュラスは居なくなりました。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.165 )
- 日時: 2011/03/17 14:40
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「い〜ち〜ご〜!勝手に居なくなるなんてしないで!!」
リリーは言いました。
「は、はい!リリーお姉様」
いちごは言いました。
「さぁいちごちゃん?図書室で勉強しようね」
リーマスは漆黒のオーラを浮かべながら言いました。
「は、はい!」
いちごは言いました。そしていちごはリーマスと2人で勉強会をするために図書室に行きました。廊下に取り残された4人は慌てて授業の教室に向かいました。
「とりあえずこれだけ勉強しようね」
リーマスといちごは図書室にある自習室の個室を借り切って勉強会をすることにしました。いちごの目の前にはたくさんの本が積まれています。なんと全部テキストやら資料集だと言うのです。勉強嫌いのいちごは脱走をしようとしますが個室は鍵を掛けられていて脱走する事は困難でした。けれどもリーマスの教え方は分かりやすいのです。そのお陰でいちごはある程度魔法の理論は分かるようになりました。
「それじゃあ実践も学ばないとね。とりあえず使える魔法はリストにしたから1つずつ練習していこう」
リストは羊皮紙5巻き分となっていていちごは困りました。しかし実践が出来なければ本物の魔法使いとして認めてもらえません。いちごは必死になりながら魔法を覚えていきました。リーマスだけじゃなくて時々シリウスやジェームズも手伝ってくれました。しかしいちごは気になっていることがありました。それは未来のスイーツ王子たちが心配しているのではないかと思ったからです。けれど親友には言い出せずに居たのでした。
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