二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 夢色パティシエールwithハリーポッター
- 日時: 2011/02/12 10:55
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「父さんなんて大嫌い!」
ハリーは家を飛び出すと聖マリー学園に来ていました。
「あれ?もしかして転入生?」
1人の女の子が話しかけてくれました。ハリーは言いました。
「そうなんだ。ケーキが食べたいって思ってさ」
「それじゃあ学園のサロンに案内してあげるよ。実は私も授業をさぼってきたから隠れる場所を探していたの」
そして2人はサロンに向かって歩き始めました。ハリーはいろいろと話しかけていました。
「自己紹介がまだだったね。私は天野いちご。よろしくね」
「僕はハリー・ジェームズ・ポッター。こちらこそよろしく」
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- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.96 )
- 日時: 2011/02/25 20:36
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「はい。紅茶を飲みながら話そう」
4人は並んでルーピン先生と向かい合っていました。紅茶が淹れてあるカップを受け取った4人は少しずつ話そうと思っていました。
「それで相談っていうのは何なのかな?」
ルーピン先生は聞きました。
「えっと・・・実はいちごについてなんです」
ハリーが言いました。その言葉にルーピン先生は食いつきました。相談の内容がそうなると何かあったと言う事になります。
「いちごちゃんに何かあったのかい?」
ルーピン先生は聞きました。
「最近になってからなんですけど僕らと顔を合わせてくれないんです。それに先生のお気づきかもしれませんけど調理実習の時には僕らと一緒に作業をしてくれない・・・。しかも寮で同じ部屋なのに無視するようになって来てしまったんです。もっと変わったことと言えば口数が明らかに減っているんです。それから気になっていることがあって・・・。いちごの腕とかにはいろいろな傷があるんです。いちごはいつもの事だから気にしないでと言ってくれるんですけど心配で気になるんです。あんなに優しかったのになんでこんなに性格が変わってしまったんでしょうか・・・。もし分かるのなら教えて下さい」
五月は言いました。それを聞いてルーピン先生は考え込みました。先生自身も似たような体験を魔法界でした事があるのです。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.97 )
- 日時: 2011/02/26 09:30
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「そうだね。君たちは仲間だから気になるんだよね。そうなると君たちには少し難しい役目を果たしてもらうことになるね。君たちは尾行って聞いたことがあるかい?」
ルーピン先生は聞きました。
「いいえ」
五月は言いました。
「簡単に言えば調べたい事があるからその事を知っている人を追いかけるといったところだよ。まあ今回は軽くで良いよ。調べたい事が少しははっきりしているからね」
ルーピン先生の言葉に頷いた4人は秘密で探偵事務所ならぬものを開設してこっそりいちごの行動を調べるようになりました。尾行している間に分かった事は物事を全て押し付けられていると言う事です。4人には少しずつ何があったのか分かって来ました。そしていちごが知らないところで会合を開いていました。そしてある日・・・。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.98 )
- 日時: 2011/02/26 11:49
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
この日は休日なのですがいちごは校舎に向かっていました。いちごは気がついていませんがスイーツ王子たちは張り込み中なのです。その中にルーピン先生の姿もありました。いちごは2年A組に行きました。後から5人が追い駆けます。そしてドアのすき間から中を覗くと・・・。
「嘘だろ・・・」
「そんな・・・」
「いちご・・・」
「こんな事になるなんて・・・」
「やっぱり予想は当たっていたね」
5人はいちごがいじめられているところを目撃したのです。それを見ていたハリーは我慢が出来ず乗り込んで行きそうになりました。いちごが隠していた事がはっきりしました。しばらくしてルーピン先生の合図で5人は中に入りました。
「君たち!何をしているんだい?」
「随分とお楽しみのようだな」
「けれど何をやっているのか全て見せてもらったよ」
「これで言い逃れは出来ないよね?」
「それじゃあ理事長室に行ってもらおうかな?校則違反だからね」
そしてBグループの4人はハリーに引きずられて理事長室に連れて行かれました。事態を知った飴屋先生とアンリ先生も理事長室にやってきていました。ハリーは4人を部屋に入れると自分のお父さんであるルーピン先生の事務所に向かいました。いちごはスイーツ王子とルーピン先生によって助けられ事務所でケガを治してもらっている所でした。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.99 )
- 日時: 2011/02/26 12:07
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「とりあえず治したよ」
ルーピン先生の声でいちごはそっと起き上りました。ルーピン先生の部屋には心配そうな顔をしたスイーツ王子が居ました。
「皆。どうしたの?暗い顔して・・・」
いちごは言いました。
「まったく。何かあったら話して欲しいって言っていただろう?なのにどうしてそれが守れないのかな?」
そう言うルーピン先生の顔はいつもの優しい微笑みを浮かべていました。それを見るといちごは何故か涙があふれて来ました。
「あれ?何でだろ・・・涙が止まらない・・・」
そう言ういちごを優しくルーピン先生は抱き締めました。これにはスイーツ王子も勝てないというような顔になりました。ハリーは良い情報を持って部屋にやって来ました。手には1枚の紙が握りしめられています。それはこれから行われるケーキグランプリについてのお知らせだったのです。
「パパ。掲示板にこんなのが張ってあったよ」
ハリーはそう言うとルーピン先生に紙を渡しました。それを読んだ先生は困ったような顔になりました。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.100 )
- 日時: 2011/02/26 12:24
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「ケーキグランプリについての情報だね。これは読んでおいたほうが良いと思うよ」
ルーピン先生に言われてスイーツ王子は読み始めました。
「ケーキグランプリ中等部部門参加者の皆さまへ。この度はケーキグランプリ中等部部門に参加登録してくださり誠にありがとうございます。行き成りで大変恐縮なのですが参加人数が我々の予想していた人数を大幅に上回りましたので選出方法を新たに設ける事を当委員会で決定致しました。新たな選出方法は参加チームの代表の女子1名による対決になります。テーマはプリンセス。今年度よりケーキグランプリ中等部部門がテレビで全国放映される事になりました。なので本選に進まれるチームには優雅さを求めて行きたいと思います。女子の皆さまの憧れであるプリンセスを目指して頑張って下さい。対決では社交ダンス、英会話、テーブルマナー等で競っていただきます。尚、グループのメンバーが女子のみ又は男子のみの場合は参加を辞退していただく通知を当委員会より発送致しますのでご了承下さい。それでは10月30日の選出を楽しみにしております。 委員会長 流星寺麻衣」
これを聞いたいちごはビックリしてしまいました。女子の対決という事はいちごが代表で出場しなくてはならないという事なのです。
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