二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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夢色パティシエールwithハリーポッター
日時: 2011/02/12 10:55
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

「父さんなんて大嫌い!」
ハリーは家を飛び出すと聖マリー学園に来ていました。
「あれ?もしかして転入生?」
1人の女の子が話しかけてくれました。ハリーは言いました。
「そうなんだ。ケーキが食べたいって思ってさ」
「それじゃあ学園のサロンに案内してあげるよ。実は私も授業をさぼってきたから隠れる場所を探していたの」
そして2人はサロンに向かって歩き始めました。ハリーはいろいろと話しかけていました。
「自己紹介がまだだったね。私は天野いちご。よろしくね」
「僕はハリー・ジェームズ・ポッター。こちらこそよろしく」

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Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.231 )
日時: 2011/03/30 08:22
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

〜五月side〜
いちごちゃんが珍しく落ち込んでる。僕にとってはいちごちゃんの笑顔が一番だったのに。いちごちゃんが落ち込むのを見たのは学園でのことが最後さ。あのときは原因が僕らにあったからすぐに笑顔を取り戻す事が出来たけど今回のことは僕でも助けられない。そのかわりあのお客に不思議なスイーツを提供することは出来るよ。厨房からは出来事しか見えないから言われた言葉は分からないけれどあんなに落ち込むんだからかなりひどいことを言われたね。つらいときには泣けばいいのに・・・。いちごちゃんは何かがあったのかある時を境にぱったりと泣かなくなった。人前でも1人になっているときでも。それは僕ら全員が気がついてる。これじゃあ人をハッピーにするっていう目標が変わっちゃうよ。もし出来るのなら厨房から抜け出していちごちゃんを慰めてあげたい。でもそんなことをしたらスイーツ王子だけで決めたルールを破ることになるから気をつけるけどね。もしかしたら宮殿に帰った途端に僕らには教えてくれるかもしれないな。とりあえずルーピン先生には絶対にいちごちゃんを渡したくないんだ。僕よりもカッコいいなんて許せないよ。樫野も安堂もハリーも同じ思いだろうな。もしもいちごちゃんが素直に話してくれるのなら元気にさせたいよ。

Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.232 )
日時: 2011/03/30 08:36
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

〜千乃介side〜
天野さんが珍しくミスをした。僕は天野さんと出会ってから何度も救われた。なのに今度は僕が救わなきゃならないのに何も出来ない。きっと1人で抱え込んでつらいよね。天野さんは僕のことを好きだってこの前のグランプリ決勝戦で言ってくれた。あのときから守るって決めていたのに側にいってやれない自分がもどかしい。でも僕と決めた約束は守ってくれてる。人前では絶対に泣かないって事。天野さんは僕と一緒に居られるのならどんなことでも乗り越えてみせるって言ってたんだ。もし出来るのなら天野さんの側に行って話を聞いてあげたい。お客様が居なければ思いっきり抱き締めてあげたい。でもお客様が居るし無理だよ。僕の実家だって和菓子屋をやっている。爺ちゃんや父さんは作っているんだしあまり厳しい評価をされたことはないだろうけど母さんは接客だから絶対にあるよな・・・。一太、千代、万里、百恵。兄ちゃんの後を継いで夢月の店員になるってはりきっていたけど大丈夫かな?けれども天野さんにはいざというときに頼れるお兄さんやお姉さんが居ない。もしかしたらそれが原因で僕のことを信じてくれているのかな?天野さんには笑顔で居て欲しい。宮殿に帰ったら話してくれるかな。マー君には言えないけど天野さんの信頼は僕が貰っている。とにかく元気になってもらわないとな・・・。

Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.233 )
日時: 2011/03/30 08:54
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

〜ハリーside〜
いちごが落ち込んでいる。でも珍しいことじゃないはずなんだ。学園に居た頃は真と喧嘩していたんだから。それにお客様に何か言われていたような気がする。僕には同じようなことで落ち込んでいた人を知ってるんだ。パパだよ。パパだってパリにパティスリーを作ったときには毎日のようにひどいことを言われてた。それなのに僕の前では弱いところを見せなかったんだ。それでも僕が寝た後に名付け親のシリウスやロンのお父さんなんかに話を聞いてもらっていたらしいんだ。それからは1人でもやっていけるようになったけど僕には辛い事があったら泣いて良いって言ってくれていた。けれどいちごは違う。パパとそういう約束をしている訳でも無いのに決して泣かない。そういえば千乃介のことが好きだっていちごから聞いたことがある。もしかしたら泣かないっていう約束をしたのかな?だけどこれを聞いたら五月が聞きつけて怒っちゃうからやめておくけれどもね。いちごはスターフォレストの美女店員だからそれにいちごはスイーツで皆をハッピーにさせたいって言ってたからそれもあって泣かないのかな?パパはすごく心配そうだし後でいちごと話をしてみようかな。本音が分かれば僕だって協力出来るところはしていきたいからさ。

Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.234 )
日時: 2011/03/31 11:48
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

〜いちごside〜
これじゃあ皆と一緒になんて帰れない。厨房からだって見えるんだから一緒に帰ったら樫野になんて言われるんだろう?確かこれくらいの時間には馬車の御者さんだって来てるんだよね。それなら・・・。
「バニラ。歩いて帰るから馬車で皆と来たかったらそうしても良いよ」
私はバニラに言った。当然だけどバニラは驚いている。バニラには迷惑をかけたくないから1人で帰ろう。私はバニラをパティスリーに残して1人外に出たの。
「いちご様。本日は皆様と一緒では無いのですね。お乗りください。先に宮殿へお送りいたします」
御者の人は私の気持ちを察して1人でも構わないと言ってくれた。だから先に帰る事にしたの。いつもなら6人でワイワイと話しながら帰るのに今日は1人だから寂しいな。だけど今日の出来事で誰かに責められるのなら1人になっている方が良い。宮殿までの道のりはすごく短いものだった。宮殿には執事とメイドが居るだけだった。
「お帰りなさいませ。紅茶とスイーツをお持ちいたしますのでお部屋でお待ちください」
私の専属の執事の健斗が言ってくれた。部屋で紅茶を飲みながら落ち着けば皆と一緒に居られる。そして私は健斗の持ってきてくれた紅茶と飲みながらスイーツを食べていた。皆は今頃なにをしているんだろうな。

Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.235 )
日時: 2011/03/31 12:14
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

「えっ!いちごちゃんは先に帰ったのかい?」
リーマスは聞きました。
「えぇ。皆さんよりも先に出て来て宮殿に向かってくれって言われたものですからお連れしたのですが・・・」
御者は言いました。
「先生!急いで宮殿に戻りましょう!」
真は言いました。
「そうだな。拓真、急いで宮殿へ連れて行ってくれ!」
リーマスは言いました。
「かしこまりました!それではお乗りください」
5人が乗り込むと拓真は馬車を走らせました。馬車の中ではいちごを心配している4人は一切話そうとはしていませんでした。ただしスピリッツだけは違いました。バニラが3人のパートナーであるショコラ、キャラメル、カフェに話しているのです。それはパートナーにも聞こえていました。リーマスは不安になりました。今までも何かあったら1人で抱え込んでどうすることも出来なくなっていることがいちごにはあったのです。それを知っているからこそ心配なのでしょう。そして馬車は宮殿の正門前にたった5分で到着してしまいました。


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