二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 夢色パティシエールwithハリーポッター
- 日時: 2011/02/12 10:55
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「父さんなんて大嫌い!」
ハリーは家を飛び出すと聖マリー学園に来ていました。
「あれ?もしかして転入生?」
1人の女の子が話しかけてくれました。ハリーは言いました。
「そうなんだ。ケーキが食べたいって思ってさ」
「それじゃあ学園のサロンに案内してあげるよ。実は私も授業をさぼってきたから隠れる場所を探していたの」
そして2人はサロンに向かって歩き始めました。ハリーはいろいろと話しかけていました。
「自己紹介がまだだったね。私は天野いちご。よろしくね」
「僕はハリー・ジェームズ・ポッター。こちらこそよろしく」
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- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.401 )
- 日時: 2011/05/01 09:40
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
このいちごの様子に気がついているのはローズだけではありませんでした。スイーツ王子の4人だって気がついていたのです。部屋が近いこともあって4人は何度もいちごの部屋を訪れました。しかしドアのところで追い返されてしまうのです。実は部屋のドアにいちごは王家にしか伝わっていない結界を張っていたのです。そうなればハリーだって入れません。いちごは部屋の中で何かをやっているようで時々ローズの鳴き声が聞こえてきたりするのです。そのため4人は談話室に集まって深夜になると自室に戻って寝ているのです。そして宮殿が寝静まった真夜中にいちごはローズと一緒にキッチンへ行ってすぐに食べれそうなパンなどをもらって自室に戻ります。真っ暗な中を動いているのでスイーツ王子でも気がつきません。しかしキッチンの担当の執事やメイドは少しずつ減っていく食料を見ているのでなんとなくではありましたが気がついていました。
(ミュー・・・ミューミューミュー)
ローズが鳴き出しました。これはそろそろ仲間が起き出すから王家秘伝の結界を張ったほうがいいよという合図なのです。それを聞くといちごは急いで結界を張ります。完全に張れてからいちごとローズはゆっくり眠ります。いちごは日に日に痩せていきました。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.402 )
- 日時: 2011/05/01 09:49
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
そしてやっとリーマスとシリウスが帰って来ました。この日はアーサーも一緒です。スイーツ王子の4人は3人が戻って来ると急いで玄関まで出て行きました。
「あれ?いちごは?」
リーマスはハリーに聞きました。
「まだ部屋から出て来ないんだ。僕らが近付いたって中に入れてくれないんだ」
ハリーは言いました。
「分かった。じゃあ3人はシリウスとアーサーと一緒に居て。その間にいちごと話をしてくるから」
リーマスはそう言うといちごの部屋の方へ歩いていきました。残された6人は大広間に行ってコンサートをしていました。一方のリーマスは急いでいちごの部屋に行きました。
「いちご。帰って来たよ。中に入れてくれないかな?」
リーマスは部屋の外から聞きました。
「もしかしてリーマス?ちょっと待ってて」
いちごはそう言うと結界を解いてドアの鍵を解除しました。スイーツ王子は入れなかったのにリーマスは入れたのです。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.403 )
- 日時: 2011/05/01 09:56
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
しかし中に入ったのは良いもののいちごはリーマスを中に入れると何も話さなくなってしまいました。そのままで何分も経ちました。
「いちご・・・。もしかして何かあったのかい?」
リーマスは聞きました。
「・・・リーマスには関係無いでしょ」
いちごは言いました。
「また抱え込んでいるんだね?駄目だよ」
リーマスは言いました。
「・・・」
いちごは俯いていました。
「ちょっと話しようか。おいで」
リーマスはいちごを呼びましたがいちごはやって来ません。それどころか逃げようとしているのです。
「いちご!」
リーマスは慌てていちごの腕を掴みました。
「ちょっと!離して!私の気持ちなんて分からないのに!」
いちごは言いました。
「いちご」
リーマスは呼びました。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.404 )
- 日時: 2011/05/01 10:36
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「離して!私の事なんか何も分かってないのに!」
いちごは言いました。
「いちご・・・」
リーマスは言いました。
「離して!私の気持ちなんかリーマスに分かるわけないのに!」
いちごは言いました。
「いちご」
リーマスは言いました。
「もうリーマスなんか大嫌い!!」
いちごは言いました。
「・・・」
リーマスは何も言わずに掴む腕の力を強めました。
「離して!私の事なんか分かってないくせに!」
いちごは言いました。
「いちご・・・」
リーマスは言いました。
「離して!離して!!リーマスなんかに同情されたくない!」
いちごは言いました。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.405 )
- 日時: 2011/05/01 10:42
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「いちご・・・」
リーマスは言いました。
「私のことなんか分かってくれないのに分かりきっているようなことを言わないでよ!」
いちごは言いました。いちごの目には涙が浮かんでいます。
「いちご。僕の話を聞きなさい」
リーマスは言いました。
「聞きたくない!リーマスには私の気持ちなんか分からないのよ!」
いちごがそう言うとリーマスは掴んでいた腕を離しました。
「分からないよ。言ってくれなきゃ」
リーマスは言いました。
「・・・」
いちごは驚いていました。
「何かあったの?いちご」
リーマスは聞きました。
「ううん。何もないよ」
いちごは言いました。
「もしかしてまた何か隠してる?」
リーマスは聞きました。
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