二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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夢色パティシエールwithハリーポッター
日時: 2011/02/12 10:55
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

「父さんなんて大嫌い!」
ハリーは家を飛び出すと聖マリー学園に来ていました。
「あれ?もしかして転入生?」
1人の女の子が話しかけてくれました。ハリーは言いました。
「そうなんだ。ケーキが食べたいって思ってさ」
「それじゃあ学園のサロンに案内してあげるよ。実は私も授業をさぼってきたから隠れる場所を探していたの」
そして2人はサロンに向かって歩き始めました。ハリーはいろいろと話しかけていました。
「自己紹介がまだだったね。私は天野いちご。よろしくね」
「僕はハリー・ジェームズ・ポッター。こちらこそよろしく」

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Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.686 )
日時: 2011/07/06 17:34
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

リーマスはいちごに言う言葉を探していましたがやがて言いました。
「ピーターの言う通りだよ。君の本当の家系は王族なんだ」
いちごは激しい衝撃を感じてその場に棒立ちになりました。そして忘れていた記憶を思い出したのです・・・。
〜回想〜
「お父様とお母様はお仕事してるから外で遊びましょ」
当時4歳のいちごは外の庭で遊んでいました。いちごの家系は王族なので両親は国の為に働いていたのです。
「王女様。こちらでテニスでも致しましょう」
近くに居たメイドが声を掛けました。
「分かったわ」
いちごは急いでテニスコートに行きました。
「では参りますよ」
そしてしばらくはメイドとテニスをして楽しんでいました。
「王女様。お客様がお見えです」
執事が言いました。
「誰が来たの?」
いちごは聞きました。
「リーマス様でございます」
執事は言いました。
「会いに行くわ。何処に居るの?」
いちごは聞きました。
「もう後ろに居るんだけどな」
いちごが振り返るとリーマスが立っていました。
「久しぶり!リーマス」
いちごはリーマスに抱き付きました。
「久しぶりだね。今日は外で遊んでいるから一緒に乗馬でもしようか」
リーマスは言いました。
「うん!」
そして2人は楽しく乗馬をしていました。しばらくすると両親のお付きの執事が走ってきました。
「王女様!急いで面会の間へお行き下さい。何者かが侵入しお2方は危険な状態なのです」
執事は言いました。
「いちご。行こう」
リーマスに連れられていちごは面会の間に行きました。
「う・・・嘘・・・」
いちごは目の前の現実が信じられないようでした。
「残念ながら・・・」
宮殿で働いている医師は言いました。
「そんな・・・」
いちごの体はガタガタ震え出しました。
「いちご」
リーマスはいちごを抱きすくめました。顔を胸に押し付けて見せないようにしたのです。
「お父様!お母様!」
いちごは泣き叫びました・・・。
〜回想終了〜

Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.687 )
日時: 2011/07/07 15:56
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

「ハリー。君に会えるのも楽しみにしていたんだよ」
ピーターは言いました。
「うぅ・・・」
ハリーは思いっきり後ろに下がりました。しかしピーターはハリーを追い詰めて行きます。シリウスはハリーの危険を感じました。
「ハリーを興奮させるな!ハリーに近付くんじゃない!」
しかしピーターは聞こえていないかのようにハリーに近付いて行きました。ハリーはついに体が硬直して動かなくなってしまいました。
「目の色は違うけど君は由緒正しい家系の子だね。そして家系の中で最強の力を持った唯一の生き残りだ」
ピーターは言いました。
「・・・」
ハリーは何も言えません。
「ピーター。いい加減にしろ!」
シリウスは言いました。
「君のお父さんとお母さんは虹色の魔法が使えたけどね・・・。君も出来るよね。だってあの家系の子なんだから」
ピーターは言いました。

Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.688 )
日時: 2011/07/07 16:02
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

「ハリーを刺激するな!」
シリウスが叫ぶとピーターは後ろに吹っ飛びました。しかしピーターは諦めませんでした。
「あの家系は有名なんだ。君は有名なんだよ」
ピーターは言いました。
「その家系の名前って?」
ハリーは聞きました。
「知らないのかい?自分の本当の名字」
ピーターは言いました。
「ハリー。聞かなくていい」
シリウスは言いました。
「シリウス。可哀想じゃないか。知らないなんて・・・」
ピーターは言いました。
「僕、知りたい」
ハリーは言いました。
「ハリー!」
ハリーの言葉にシリウスは息を飲みました。しかしピーターだけはニヤリと笑みを浮かべてハリーに囁きました。

Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.689 )
日時: 2011/07/07 16:20
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

「君の本当の名字はドリームリボンと言うんだ」
ハリーは一瞬だけ呆然とするとシリウスに尋ねました。
「ドリームリボンって何?シリウス」
シリウスはリーマスと目を見合わせていました。シリウスは言う言葉を探していましたがやがてハリーに言いました。
「ピーターの言う通りだよ。君の本当の名字なんだ・・・」
それを聞いた途端ハリーは激しい衝撃を感じてその場に棒立ちになりました。そして昔の記憶を思い出したのです・・・。
〜回想〜
その日。ハリーは1歳の誕生日でした。ジェームズとリリーの2人はパーティーを開いて盛大に祝いました。
「これでハリーが生まれて1年目なんだな」
ジェームズは言いました。
「そうね。危険も無くて無事にパーティーが出来たんだし良かったわ」
リリーは言いました。
「あぅ。ぶぅ」
ハリーは何か言っていました。
「ご主人様!ご婦人!大変でございます!」
執事が走ってきました。
「どうしたの?」
リリーは聞きました。
「この城に張られていた結界が壊されました。闇の魔法使いを感知するセンサーが作動しています。早くお逃げ下さい!」
執事は言いました。
「って事はヴォルデモートが来たのかな」
ジェームズは言いました。
「ハリーはどうするの?」
リリーは聞きました。
「パッドフットに頼んである。直ぐに来るさ」
しばらくしてシリウスが到着しました。
「どうやら緊急事態のようだな」
シリウスは言いました。
「えぇ。前から頼んでいたけどハリーをお願い」
すると目の前が緑色の閃光で包まれました。ジェームズとリリーは杖を取り出しました。シリウスはハリーを抱き締めながら2人を見ていました。ジェームズはシリウスに外に出るよう促しました。
「シリウス。ハリーをお願いね」
リリーは言いました。
「分かった」
シリウスはハリーを連れて外に出ました。この日の外は大吹雪でした。シリウスが振り返ると城の中が緑色の閃光で満たされました。
「・・・ハリー。貴方は生きてね」
かすかにリリーの声が聞こえたところでハリーは震えだしました。
「怖いよ!」
ハリーが泣き叫ぶと周りの敵は虹色の炎に囲まれて全滅していったのでした。
〜回想終了〜

Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.690 )
日時: 2011/07/07 16:26
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

いちごとハリーはガタガタと体を震わせていきました。思い出したくないことを思い出してしまったのです。
「「思い・・・出した・・・」」
ハリーといちごは今までの空白の期間を埋めるように思い出しました。ピーターは硬直しているいちごとハリーを見てやっと自分のしてしまった事に気付いたのです。
「「嫌!」」
2人が叫び出すと何処からともなく虹色の炎が出て来てそれぞれハリーといちごを包み込みました。
「落ち着きなさい!」
シリウスは呼びかけました。
「いちご!こっちを見るんだ!」
リーマスも必死に呼びかけます。
「「怖い・・・怖いよ・・・」」
シリウスとリーマスが危惧していた事が起こってしまいました。いちごは5年分の記憶を失っていますしハリーは1歳の記憶を無くしていたのです。
「このままじゃ・・・」


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