二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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夢色パティシエールwithハリーポッター
日時: 2011/02/12 10:55
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

「父さんなんて大嫌い!」
ハリーは家を飛び出すと聖マリー学園に来ていました。
「あれ?もしかして転入生?」
1人の女の子が話しかけてくれました。ハリーは言いました。
「そうなんだ。ケーキが食べたいって思ってさ」
「それじゃあ学園のサロンに案内してあげるよ。実は私も授業をさぼってきたから隠れる場所を探していたの」
そして2人はサロンに向かって歩き始めました。ハリーはいろいろと話しかけていました。
「自己紹介がまだだったね。私は天野いちご。よろしくね」
「僕はハリー・ジェームズ・ポッター。こちらこそよろしく」

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Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.386 )
日時: 2011/04/30 11:43
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

というわけで6人はホグズミードへ遊びに行く事になりました。女子はおしゃれをしたいので早めにグリフィンドール寮に戻って来て着替えていました。リリーは淡いピンク色のワンピースを着ていました。一方にいちごは純白の余所行きドレスを着ました。そして髪型は2人で揃えたかったのでティアラをつけていました。いちごはお姫様に戻り、リリーはワンピースの後ろに魔法で可愛い羽を付けました。そして可愛い姿になった2人は桜色のバッグを持って談話室に行きました。一足先に来て待っていた悪戯仕掛け人は2人の可愛い姿に見惚れていました。リリーは誘ってくれたジェームズのところへ駆け寄って行きました。普段なら喧嘩しているリリーとジェームズでしたが今日は仲良くなっています。いちごはリーマスのところへ駆け寄りました。いちごがお姫様だとするのならリーマスは王子様という感じでしょう。
「リーマス・・・。すっごくカッコいいよ!」
いちごは言いました。
「そういういちごこそ可愛いよ」
リーマスは言いました。
「もう!恥ずかしいことをストレートに言わないでよ・・・」
いちごは赤くなった顔を両手で隠しながら言いました。
「おいおい。俺らだって居るんだから仲良くするんなら向こうに行ってからにしてくれよ」
シリウスは言いました。
「そ、そうだね。じゃあ行こうか」
ジェームズの言葉を合図に6人は談話室から出てホグズミードに向かいました。暖かい春なので6人はゆっくり野原を通りながらホグズミードに行きました。ホグズミードに着くと中央広場になっている噴水広場に行きました。
「じゃあ此処からは自由行動にしよう。シリウスとピーター、いちごとリーマス、リリーと僕で行動するよ。集合は・・・夕方の5時にまた此処に集まろう。じゃあ楽しんできて!」
そして6人は3ペアになってホグズミードを周り始めました。いちごはリーマスと一緒に回っていました。
「何処に行きたい?」
リーマスは聞きました。
「そうだなぁ。リーマスの行きたいところなら何処でも行くよ。だけどちょっとだけアクセサリーショップに寄ってもらってもいい?」
いちごは言いました。
「もちろんだよ。じゃあ先にいちごの行きたい所に行こうか」
ということで2人はアクセサリーショップに行きました。リーマスには外で待っていてもらっていちごは中で商品を選んでいました。それからしばらくしていちごは出て来ました。
「お待たせ。じゃあ色々回ろう」
そして2人はホグズミードにあるショップには全て立ち寄りました。最後に2人はリーマスが行きつけのカフェに行きました。そこは全て個室になっていました。
「いちごは何が良い?」
リーマスは聞きました。
「えっとね・・・紅茶と恋するハートセットにしようかな」
いちごは言いました。
「じゃあ僕は紅茶とアップルダンブリングにしよう」
リーマスはそう言うと店員に注文をお願いして個室のソファーに座り込みました。いちごはそっとリーマスの隣に行きました。
「ん?どうしたんだい?」
リーマスは聞きました。
「あのね。ちょっと早いんだけどリーマスにプレゼントがあるの」
いちごはそう言うとアクセサリーショップで買ったアクセサリーを出しました。プレゼントと言ったので綺麗に箱に入れてくれたのです。箱をテーブルの上に乗せました。
「嬉しいな。開けて良い?」
リーマスが聞くといちごは頷きました。そしてリーマスは箱を開けました。すると中には・・・。
「うわぁ!ネックレスだね」
リーマスは言いました。
「うん。これからも2人で仲良くしていけると良いなって思ったの」
いちごは言いました。
「じゃあこれは2人を繋ぐものって考えて良いのかな?」
リーマスは聞きました。
「うん。だからネックレスのチャームを四つ葉のクローバーにしてもらったのよ。四つ葉のクローバーは幸せを運んでくれるって言うでしょ?だから2人でいつまでも仲良く出来るといいなって思って買ったのよ。付けてくれる?」
いちごは聞きました。
「もちろんだよ。毎日でも付けるさ。いちごと一緒なんだから喜んで付けているよ。もちろん永遠にね」
リーマスは言いました。
「嬉しい!リーマス、ありがとう!」
いちごはそう言うとリーマスに抱き付きました。

Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.387 )
日時: 2011/04/30 13:52
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

それから2人はカフェから出て集合場所に行きました。するとそこには別々の行動していた2つのペアが待っていました。
「ごめんごめん!」
いちごはそう言うと4人のところにリーマスと走っていきました。
「2人で遅くまで何してたんだい?」
ジェームズは聞きました。
「秘密だよ」
リーマスはいちごの髪を撫でながら言いました。
「とにかく帰りましょう。これ以上遅くなったら心配させてしまうわ」
リリーの一言で6人はホグワーツへ向かって歩いていきました。いちごはだんだんと顔を深紅に染めていきました。かなり熱が出てしまっているのです。いちごはリーマスと居るからなんだと考えていました。でも歩調が遅くなってしまいます。リーマスは心配して立ち止まりました。
「どうした?リーマス」
シリウスは聞きました。
「ちょっとね。いちごと一緒に歩きたくてさ」
リーマスは言いました。
「成る程。じゃあリリー、僕と一緒にどうかな?」
ジェームズは言いました。
「良いわよ。ジェームズ」
リリーは微笑みながら言いました。そして6人は再び歩き始めましたがいちごはぐったりしてくるばかりです。リーマスは心配をしていちごの額に自分の手を当ててみました。すると火傷しそうなくらい熱いのでした。それにはさすがのリーマスでもビックリしてしまいました。
「ちょっとストップ!」
リーマスは慌てて4人に声を掛けました。
「なんだい?リーマス」
ジェームズは聞きました。
「いちごが具合悪そうなんだ!」
リーマスは言いました。
「まじかよ・・・。よし!俺も手伝うからいちごを医務室まで連れて行くぞ!」
シリウスは急いで魔法で担架を作り出しました。それにいちごを乗せるとリーマスとシリウスはホグワーツまで運んで行きました。他の3人は心配そうな顔をしていました。
「・・・リー・・・マス・・・」
いちごは小さな声で言いました。目には涙が浮かんでいます。
「僕が代わるよ。君はいちごと話しなよ」
ジェームズは言いました。
「ありがとう。ジェームズ」
リーマスはそう言うといちごの側に行きました。
「どうしたの?」
リーマスは聞きました。
「ずっと・・・一緒・・・だよね・・・」
いちごは言いました。
「そうだよ。いつまでも一緒だよ」
リーマスは優しく声を掛けました。
「約束・・・した・・・もんね・・・」
いちごは辛そうでした。
「後少しで学校に着くから我慢してて。そしたら医務室に連れて行ってあげるから」
リーマスはそう言うといちごの手を握り締めました。その手はリーマスよりも小さくてそして熱かったのでした。シリウスとジェームズは2人の会話を聞いて軽く涙を浮かべながら学校の医務室に連れて行きました。リリーとピーターは先に学校へ向かって先生方に声を掛けて回っていました。
「着いたぞ!あと少しだ」
シリウスは言いました。
「あとは医務室に行くだけだね。リーマス、いちごを守っていてよ」
ジェームズは言いました。
「分かった」
リーマスは短くそれだけ答えました。
「ポッター!ブラック!ルーピン!」
学校の階段の上から聞き慣れた声がしました。マクゴナガル先生です。
「せ、先生!大変なんです!」
リーマスは慌てて言いました。
「事情はミス・エバンズから聞いています。さぁ急いで医務室へ行きなさい。マダム・ポンフリーが待っていますから」
マクゴナガル先生に言われて3人はぐったりしているいちごを連れて医務室まで行きました。リーマスが医務室のドアを開けました。すると中から校医のマダム・ポンフリーが出て来ました。
「ミスター・ぺティグリューから話は聞きました。個室ですから急いで連れて行ってください」
マダム・ポンフリーに案内されて3人はいちごを個室に連れて行きました。ベッドに寝かせるとリーマスは側に置いてある椅子に座っていちごを見つめていました。

Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.388 )
日時: 2011/04/30 15:32
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

「どうしてこんなになるまで放っておいたんですか!この子は風邪を拗らしてますよ!」
マダム・ポンフリーは個室の外でシリウスとジェームズを叱っていました。リーマスは看病したいと言い張ったので許可が貰えましたが。そこにリリーとピーターがやってきました。
「マダム・ポンフリー。2人を叱らないで下さい。いちごが体調悪い事を言わなかった私が悪いんですから」
リリーは言いました。
「ミス・エバンズ・・・。分かりました。これくらいで許しましょう。ですが次回は無いですからね」
そう言うとマダム・ポンフリーは居なくなりました。
「リリー。ごめん」
ジェームズは言いました。
「何が?」
リリーは聞きました。
「俺たちが悪いのに・・・」
シリウスも言いました。
「あぁ気にしないで。言わなかった私が悪いんだもの。リーマスだけじゃなくて3人にも話すべきだったわね」
リリーは言いました。
「気にしないでよ。話してくれたんだし結局は同じことさ。とりあえずいちごに会いに行こう。リーマスだって分かっているんだ」
そう言うとジェームズは個室のドアを開けました。すると暗くなっているリーマスが居ました。
「お、おいリーマス。どうしたんだよ?」
シリウスは聞きました。
「さっきマダムに言われたんだけどいちごは今夜が峠かもしれない。今夜も持ち堪えれば治るらしいんだけど・・・」
リーマスは言いました。
「そうだったんだ・・・。じゃあ僕らも一緒に居て良いかな?リーマス1人じゃなくて皆が居る方がいちごだって治るよ!」
ジェームズは言いました。
「賛成。元はと言えば私が悪いんだもの。ねぇリーマス。一緒に居させてもらっても良いかしら?いちごは私の大親友なの」
リリーは言いました。
「4人とも僕が駄目って言うと思ってたの?」
リーマスは聞きました。
「い、いや・・・。それは・・・」
シリウスは返答に困っていました。
「言わないよ。むしろ一緒に居て欲しいんだ。僕らは6人で色々な事を乗り越えてきたから1人欠けるなんて嫌なんだ」
リーマスは言いました。
「よし。じゃあ5人で居よう」
そして5人は眠っているいちごの側に居続けました。その姿をドアの外から見ている人が居ました。それは校長先生です。いちごは人となんか関わりたくないと言っていたのです。そしてその日の夜・・・。
「いちご!」
「しっかりして!いちご!」
いちごは意識が朦朧としてきていました。マダム・ポンフリーは何も出来ないと言って個室から出て行ってしまいました。いちごは目を閉じたままで動きません。リーマスはいちごの手をしっかり握り締めていました。
「(いちご・・・。僕の側に戻って来て・・・)」
リーマスはそう願った時に一粒の涙がいちごの手に零れ落ちました。するといちごは閉じていた目を少しずつ開けたのです。
「リーマス・・・。皆・・・」
いちごは呟きました。
「いちご!気がついたのね!」
リリーは涙声になりながら言いました。
「リーマス。ごめんね、迷惑かけて」
いちごがそう言った時でした。リーマスはいちごをしっかり抱き締めたのです。いちごはリーマスのところに戻って来れたのが嬉しいのか抱き締められた途端に泣き出しました。リーマスはほっとしていました。やっと5人に笑みが戻ってきました。リリーは感極まってジェームズにしがみ付くとそのまま泣きじゃくっていました。その声を聞いて学校中にニュースが広まりました。やっといちご姫が戻って来たのです。優しいリーマスはその後もいちごの看病を続けて退院出来るまでに回復したのでした。こうしていちごはリーマスを頼るようになったのでした。
〜回想終了〜

Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.389 )
日時: 2011/04/30 15:41
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

いちごは俯いていた顔を上げるとリーマスに微笑みかけました。そんないちごを見たリーマスは近付いて抱き上げました。
「リーマス・・・」
いちごは顔が真っ赤になっています。しかしこれは決して風邪を引いているからではありません。恥ずかしいだけなんです。
「確か部屋から出たらお仕置きだって言ったよね?じゃあ今からお仕置きしようかな?約束を守らない悪い子にはお仕置きしないとね」
リーマスはそう言うといちごを連れて自分の執務室に連れて行きました。いちごは抱き締められたままです。
「えっと・・・リーマス。お仕置きって何をするの?」
いちごは聞きました。
「ん?簡単に言えばこのままの状態でしばらくはじっとしていることだよ。そうしてくれれば許してあげるよ」
リーマスは言いました。
「じゃあじっとしてるから何かスイーツを作ってくれない?何も食べてないからお腹減っちゃって・・・」
いちごは恥ずかしそうに言いました。
「いいよ」

Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.390 )
日時: 2011/04/30 15:50
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

するとリーマスは即興でスイーツを作ってくれました。
「はちみつレモンゼリーだよ。いちごは好きだものね」
気がつくといちごはまた抱き締められていました。
「ちょ・・・リーマス・・・」
いちごは言いました。
「僕が食べさせてあげるよ。だからじっとしてて」
リーマスはそう言うといちごにゼリーを食べさせてくれていました。いちごはリーマスの腕の中でゆっくりしていました。するとそこにハリーが飛び込んできました。
「いちご!パパ!大変だよ!」
ハリーは言いました。
「どうしたんだい?」
リーマスは聞きました。
「さっきヘドウィグが僕宛ての手紙を持って来てくれたんだ。そしたら千乃介からなんだ」
ハリーは言いました。
「読んでくれない?」
いちごが言うとハリーは読み始めました。


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