二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 夢色パティシエールwithハリーポッター
- 日時: 2011/02/12 10:55
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「父さんなんて大嫌い!」
ハリーは家を飛び出すと聖マリー学園に来ていました。
「あれ?もしかして転入生?」
1人の女の子が話しかけてくれました。ハリーは言いました。
「そうなんだ。ケーキが食べたいって思ってさ」
「それじゃあ学園のサロンに案内してあげるよ。実は私も授業をさぼってきたから隠れる場所を探していたの」
そして2人はサロンに向かって歩き始めました。ハリーはいろいろと話しかけていました。
「自己紹介がまだだったね。私は天野いちご。よろしくね」
「僕はハリー・ジェームズ・ポッター。こちらこそよろしく」
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.726 )
- 日時: 2011/07/15 14:47
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
そして小さなコンサートは始まりました。リーマスが奏でる音楽は3人を虜にしていました。
「ふぅ。久しぶりに弾いたからあまり上手くはないけどどうだった?」
リーマスは聞きました。
「最高だったよ。パパは本当に何でも出来るんだね。なんかパパの音楽を聴いたら僕もピアノを復帰したいって思ったよ」
ハリーは言いました。
「さすがリーマスね。すっごく綺麗な演奏だったわ。よかったら新学期のパーティーで私が歌う時の伴奏をやってくれない?」
いちごは聴きました。
「それは構わないよ。だけど僕と一緒にやりたいってことはどんなに厳しいレッスンになっても付いてくるってことだよね?」
リーマスは聞きました。
「そうだよ」
いちごは言いました。
「リーマスの音楽を聴いたら久しぶりに学生時代に結成していたチームを思い出したぜ」
シリウスは言いました。では見てみましょうか。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.727 )
- 日時: 2011/07/15 15:14
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
〜回想〜
ここはホグワーツのグリフィンドール寮の談話室。イースター休暇で他の寮生は居ないのです。リーマスは練習をしていました。
「やっぱり上手く行かないな・・・」
リーマスは難易度の高い楽譜を前にして悩んでいました。
「あれ?リーマスどうしたの?」
そこにリリーたちがやってきました。
「あぁ。今度のコンクールで演奏する曲を練習しているんだけどなかなか弾けなくてね」
リーマスは言いました。
「リーマスってバイオリンが弾けるのね。知らなかったわ」
リリーは言いました。
「そう言うリリーだってピアノ弾けるじゃないか」
リーマスは言いました。
「僕はフルートが吹けるよ」
ジェームズは言いました。
「俺はクラリネットなら吹ける」
シリウスは言いました。
「ぼ、僕はチェロだったら出来るよ」
ピーターは言いました。
「いちごはどうなの?」
リリーは聞きました。
「私は楽器は演奏出来ないんだけど歌うことなら得意よ」
いちごは言いました。
「それならチームが組めるね」
ジェームズは言いました。
「極秘で活動していく?特別編成楽団ということで音楽室を借り切ってさ」
リーマスは言いました。
「こそこそするのは面白くないよ。ここは堂々と中庭でやろう!」
ジェームズは言いました。
「じゃあ今日から練習は始めるか。イースター休暇で先生たちしか居ないし」
そしてこの日から6人は活動を始めました。5人が演奏する曲に合わせていちごが歌います。すると先生方が職員室から出て来て中庭に集まっていました。
「さっきから聞こえてきた音楽は君たちが演奏していたのじゃな」
そこに校長先生がやってきました。
「お爺様。聞いていて良かったでしょうか?」
いちごは聞きました。
「そうじゃのう。ワシとしては100点をあげても構わぬくらいじゃ。せっかくいい音楽を聴かせてもらったのじゃから特別に音楽室を貸し出そう。君たちがさらに練習出来るようにもしよう」
そう言うと校長先生は居なくなりました。
「音楽室を貸してくれたし其処で練習しようか」
そして6人は急いで音楽室に向かいました。
「じゃあ練習をしよう。まずはこのグループの名前を決めないと。そうだなぁルビードリーマーはどうだろう?」
ジェームズは言いました。
「ルビーっていうのはグリフィンドールのカラーだから最高だわ。それでいいんじゃないかしら」
いちごは言いました。
「次にリーダーを決めないと統制が取れないぜ。誰がリーダーに向いていると思う?」
シリウスは聞きました。
「ぼ、僕はリーマスだと思うな。監督生だし僕らを纏められるんだから良いと思うんだ」
ピーターは言いました。
「じゃあ決定だね。リーマスがこのグループのリーダーで決定!早速だけど練習しようよ」
いちごは言いました。
「そうだね。じゃあ中庭で弾いていた曲を演奏しよう。いちごは歌ってくれると良いよ。さっきはバランスがちょうど良かったからね」
リーマスは言いました。
「分かったわ」
そして6人は音楽を奏でていきました。その歌声を聴いた先生方は驚いていました。
「じゃあ今日はこれで終わりにしよ。毎日これくらいのペースで練習していけば良いからさ」
リーマスは言いました。
「そうだね。じゃあ解散にしよう」
6人は廊下を歩いていました。
「だけど楽団を作ったらシリウスとジェームズの2人は悪戯を減らすだろうから良いかも知れないわね」
いちごは言いました。
「そうだね。2人のストッパー係の僕の役目が減るんだから落ち着いていられるよ」
リーマスは言いました。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.728 )
- 日時: 2011/07/16 09:10
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
イースター休暇の間は6人で練習をしていました。そして特別編成楽団の噂はたちまち広まって先生方の公認になっていました。
「なんか公認になったのは良いけれどその分プレッシャーもかかるから大変だよね」
いちごは言いました。
「だけど先生方に認められれば活動を制限されることだって無いんだし良いじゃないか」
シリウスは言いました。
「そういえばマクゴナガル先生が喜んでいたよ。ジェームズとシリウスは先生に何か言ったの?」
リーマスは聞きました。
「うん。これからは仲間と音楽を奏でることに専念していくので悪戯はもう二度としませんって言ったんだ」
ジェームズは言いました。
「へぇ。貴方がその気になるなんて珍しいわね。やっぱりこのメンバーで演奏するのが楽しいのよね」
リリーは言いました。
「それから皆にお知らせなんだけど・・・。今度の24日にクリスマスパーティーがあるでしょ。そこで演奏して欲しいってお爺様に頼まれているんだけど・・・」
いちごは言いました。
「それは私もよ。魔法薬学のスラグホーン先生から是非パーティーで演奏して欲しいっていう依頼があったの」
リリーは言いました。
「行き成り2つも仕事が入るとは本当に公認になったんだな。リーマスの判断で参加するんだけど・・・」
シリウスは言いました。
「せっかくの依頼を断る訳にはいかないよね。それじゃあ両方で演奏させてもらおう」
リーマスは言いました。
「ところで僕たちは先生方からは公認されているけれど他の生徒たちからはどう思われているのかな?」
ピーターは聞きました。
「生徒たちも認めてるわ。お爺様が大喜びで日刊予言者新聞の1面に掲載してもらったらしいのよ。そのお陰でいろんなところから応援のメッセージが届いているわ」
いちごは言いました。
「なら平気ね。そういえばいちごって歌で参加しているけれどもしかして何でも歌えるの?」
リリーは聞きました。
「うん。楽譜さえ渡してくれれば喜んで歌うよ。まぁ私が歌うのは少し難しいかもしれないけどさ」
いちごは言いました。
「じゃあこの曲を歌ってみてよ」
リーマスが渡したのは虹という曲でした。いちごは楽譜を見てから一息つくと歌い始めたのです。
♪広がる空に僕は今思い馳せ。
肌の温もりと汚れたスニーカー。
ただ雲は流れ。
きらめく日々に君はまた指を立て。
波のさざめきとうらぶれた言葉。
遠い空を探した。
喜びと悲しみの間に束の間という時があり。
色の無い世界不確かなものを壊れないように隠し持ってる。
僕らの出会いを誰かが別れと呼んだ。
雨上がりの坂道。
僕らの別れを誰かが出会いと呼んだ。
時は過ぎいつか知らない街で君の事を想っている。
風になった日々の空白を空々しい歌に乗せて。
未来を目指した旅人は笑う。
アスファルトに芽吹くヒナゲシのように。
僕らの喜びを誰かが悲しみと呼んだ。
風に揺れるブランコ。
僕らの悲しみを誰かが喜びと呼んだ。
明日へと続く不安気な空に色鮮やかな虹が架かっている。
僕らの出会いを誰かが別れと呼んでも。
徒に時は流れていった君と僕に光を残して♪
いちごの歌声を聴いた5人は驚いていました。いちごは恥ずかしがりやなのでなかなか歌わないのですが一旦歌いだすとプロのような歌い方をし出すのです。
「楽器を演奏しているからなかなか聞こえなかったけどいちごって凄く歌うのが上手いのね」
リリーは言いました。
「そんなことないよ。私は歌うのは好きだからこれくらい歌えるけど人前になると緊張して歌えなくなるのよ」
いちごは言いました。
「それはもったいないよ。だったら僕がもっと上手くなれるように特訓してあげるよ。パーティーも控えていることだし」
リーマスはいちごを連れて自室に行ってしまいました。それから数日後にはもっと上手くなったいちごが居たのでした。
〜回想終了〜
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.729 )
- 日時: 2011/07/16 11:25
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「じゃあ自室に行っているね」
いちごはリーマスの部屋から出て走って行きました。
「キャッ・・・」
「あっ・・・」
廊下でいちごは誰かとぶつかってしまうのです。
「ごめんなさい。私がぼーっとしてたから」
女の子は言いました。
「こっちこそごめんね」
いちごは言いました。
「私、今学期から転入してきたマリー・ダークスターです。同学年になると思うのでお願いします」
マリーは言いました。
「いちご・ドリームスイートストロベリーよ。分からない事があったらなんでも言ってね」
いちごはそう言って走って行きました。
「(まさか私が闇の王族の姫とは知らないようね。確か此処にはシリウスが居たはずだわ。あの人と噂を作ればあの子だって近付いてこないはずだわ)」
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.730 )
- 日時: 2011/07/16 11:32
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
そして次の日。新学期が始まるので生徒たちは戻って来ました。そして他校の生徒もやってきました。
「ほらほら。早く大広間に行きなさい。お客様をお迎えするのは大広間だって言われているだろう」
リーマスは玄関ホールに集まっている生徒を追い立てながら言いました。
「急がないとパーティーに遅刻するぞ!」
シリウスは追い討ちをかけるように言っていました。
「もう!ちょっとくらい優しく言ったら!?」
いちごは言いました。
「仕方ねーだろ」
シリウスは言いました。
「シリウス!」
いちごは言いました。
「あれ?どうしたの?」
そこにマリーがやって来ました。
「マリー。2人は先生だから覚えてね」
いちごは言いました。
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200
この掲示板は過去ログ化されています。