二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 夢色パティシエールwithハリーポッター
- 日時: 2011/02/12 10:55
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「父さんなんて大嫌い!」
ハリーは家を飛び出すと聖マリー学園に来ていました。
「あれ?もしかして転入生?」
1人の女の子が話しかけてくれました。ハリーは言いました。
「そうなんだ。ケーキが食べたいって思ってさ」
「それじゃあ学園のサロンに案内してあげるよ。実は私も授業をさぼってきたから隠れる場所を探していたの」
そして2人はサロンに向かって歩き始めました。ハリーはいろいろと話しかけていました。
「自己紹介がまだだったね。私は天野いちご。よろしくね」
「僕はハリー・ジェームズ・ポッター。こちらこそよろしく」
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- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.636 )
- 日時: 2011/06/26 09:28
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「ハリーが言う事を聞かないなんて珍しいな。まぁハリーが話さないのなら仕方ないな。ハリー、じっとしていなさい」
シリウスはハリーの額に手を当てました。これは決して熱を測っているのではありません。シリウスとリーマスは相手の額に触れるだけで相手の隠している事を理解してしまう能力を持っているのです。
「シリウス?」
ハリーは聞きました。
「はぁ・・・。ハリー、自分の気持ちに嘘を吐いているみたいだね。しかもかなり前からずっと」
シリウスは言いました。
「良いでしょ。それに自分の気持ちに嘘を吐いていたって誰も分かってはくれないんだから誰にも話さない。だから僕は誰も信じない」
ハリーは言いました。
「ハリー・・・。そこまで追い詰めて・・・」
シリウスはハリーを自室の奥にあるソファーに座らせました。
「もう僕は誰も信じない。だから話だってしたくないんだ」
ハリーは言いました。
「もしかして・・・この前の試合が原因か?」
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.637 )
- 日時: 2011/06/26 09:35
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
シリウスの言ったことが図星だったのかハリーは何も言えなくなってしまいました。
「図星みたいだな。でもあれは偶然のアクシデントなんだからハリーが落ち込む必要は無いんじゃないのか?」
シリウスは言いました。
「でも僕はシーカーだから。僕が箒から落ちる前にスニッチを取っていれば結果は変わっていたかもしれないのに・・・。そう思うとやっぱり取れなかった自分が悔しいよ」
ハリーは言いました。
「なんかジェームズと同じ事を言っているな。ジェームズも試合で負けた時にハリーと同じ事を言っていた。けど・・・」
シリウスはハリーを正面からきつく抱き締めました。
「・・・シリウス」
ハリーはリーマスとは違う温もりに触れて驚いていましたが次第に落ち着いていきました。
「泣いたって良いんだぞ。辛い時こそ泣いた方が良いんだから。ハリーは我慢しすぎなんだよ」
それを聞いてハリーは泣きじゃくりました。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.638 )
- 日時: 2011/06/26 11:36
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
一方でリーマスといちごの様子はどうでしょうか。見てみましょう。
「いちご。聞きたい事があるんだ」
リーマスは言いました。
「何?」
いちごは聞きました。
「最近になってから何か隠している事は無いかい?」
リーマスは聞きました。
「な、無いよ。別に」
いちごは言いました。
「その慌て振りだと何か隠しているんだね」
リーマスは言いました。
「だから何も隠してないんだってば!」
いちごは言いました。
「いちご。落ち着いて。最近になってから様子が変なんだよ」
リーマスは言いました。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.639 )
- 日時: 2011/06/26 11:56
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「変な訳無いわ!私は普通に毎日を送っているの。それなら不思議な様には見えないわ。もうほっといてよ!」
いちごはそれだけ言うと部屋から出て行こうとしました。
「いちご」
リーマスはいちごを抱き止めました。
「嫌!離して!」
いちごは抵抗し始めました。
「いちご落ち着きなさい」
リーマスは腕を離そうとはしませんでした。
「離して!リーマスになんか分からないのよ!」
いちごは言いました。
「いちご。一体何があったんだい?」
リーマスは聞きました。
「・・・」
いちごは黙りました。
「誰にも話せない事なら精神的にも辛い話だよね。だったら話してごらん。ちゃんと聞いていてあげるから」
リーマスは言いました。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.640 )
- 日時: 2011/06/26 12:20
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「泣いても構わないって言うならね」
いちごは言いました。
「構わないよ」
リーマスは言いました。
「それなら話すわ。実はね・・・」
いちごは今まで隠していた事をリーマスに詳しく話していきました。その度にリーマスは優しく頷いて聞いていました。自分の事、自分の過去の事、学校であった嫌な事を話しました。
「それは辛かったね」
リーマスは言いました。
「だけどね自分の気持ちに嘘を吐いていたから全然苦しいとかは思わなかったわ。でも周りの友達は減ってしまったけど・・・」
いちごは言いました。
「自分の気持ちに嘘を吐いていると最後には自分が苦しくなるって前に話したよね?どうして分かってくれないのかな?いちごは素直だけど今は素直じゃないよ。苦しい思いをするんだったら誰かに相談するっていう約束をしたよね?」
リーマスは聞きました。
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