二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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夢色パティシエールwithハリーポッター
日時: 2011/02/12 10:55
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

「父さんなんて大嫌い!」
ハリーは家を飛び出すと聖マリー学園に来ていました。
「あれ?もしかして転入生?」
1人の女の子が話しかけてくれました。ハリーは言いました。
「そうなんだ。ケーキが食べたいって思ってさ」
「それじゃあ学園のサロンに案内してあげるよ。実は私も授業をさぼってきたから隠れる場所を探していたの」
そして2人はサロンに向かって歩き始めました。ハリーはいろいろと話しかけていました。
「自己紹介がまだだったね。私は天野いちご。よろしくね」
「僕はハリー・ジェームズ・ポッター。こちらこそよろしく」

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Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.821 )
日時: 2011/07/29 08:02
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

「これで分かったでしょ。だから・・・リーマスだって私の側に居ちゃダメなのよ」
いちごは俯きながら言いました。
「どうしていちごはそう思うのかな?我慢していたんだから誰か頼れる人が側に居たほうが良いんだよ」
いちごの肩に手を乗せて目線を合わせながら優しい声色で聞きました。
「マリーに言われたの。ハリー様は私がもらうから他の人に危害が行かないようにするには1人になりなさいって・・・。だから出て行くわ」
いちごは俯きながら言いました。
「そんな事を言うんだね。いちごにしては珍しいね我慢しないでと言えば逆に捉えるんだから」
リーマスは言いました。
「・・・」
俯いているので表情は見えませんがリーマスが見ると宝石のような涙が伝っていました。その涙は床の上に零れると小さな白いバラへと変化しました。白いバラは数秒で消えてしまいますがいちごが泣きじゃくると白いバラはなかなか消えなくなってしまいました。それを見たリーマスはいちごを抱き締めました。

Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.822 )
日時: 2011/07/29 08:12
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

「えっ・・・」
いちごが気付くとリーマスにきつく抱きすくめられていました。いちごは抵抗しますがリーマスの力に勝てるはずがありません。
「そんなこと気にするわけないだろう。いちごは僕が守るってこの前に約束したじゃないか」
リーマスは言いました。
「でも・・・」
いちごは言いました。
「でもじゃないよ。いちごは1人で何でも抱え込み過ぎなんだ。いつも言っているよね?相談するようにって」
リーマスは言いました。
「・・・」
さすがのいちごでも何も言えなくなってしまいました。そっと顔を上げると目の前に優しく微笑むリーマスの姿がありました。いちごの目には再び涙が流れ出しました。でもリーマスの前では泣かないと決めていたいちごは無理に笑おうとしました。しかしいちごが無理していることが分かっているリーマスはそっといちごの頭を撫でてあげました。いちごの目は再びキラリと光り出しました。

Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.823 )
日時: 2011/07/29 12:18
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

「もしかして・・・泣いているのかい?」
リーマスは聞きました。
「んなことあるわけないじゃん。リーマスに言ったでしょ。1人でも平気なようになるからって」
いちごは言いました。
「確かにね。でも泣きたい時は泣くのが一番だって何回言って来たと思っているの?」
リーマスは言いました。
「えっ・・・」
その後の言葉は泣き声で聞こえなくなってしまいました。いちごは今まで我慢してきたものが溢れてきて止まらなくなってしまいました。優しいリーマスに何か言われるといちごは弱くなってしまいます。自分とは10歳も差がありますが優しさでは今までのお兄さんやお父さんの中で最高だといちごは思っています。いちごは今までに無いくらい泣きました。いちごはリーマスの腕の中で胸が張り裂けそうなくらい泣いたのでした。リーマスは自分の腕の中で泣きじゃくるいちごをきつく抱き締めていました。いちごはリーマスから感じる不思議な力で落ち着いて行きました。

Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.824 )
日時: 2011/07/29 12:27
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

いちごが泣き止んだくらいにペットのローズが手紙を咥えて来ました。それは聖マリー学園の紋章が押されているのです。
「ねぇ手紙だけどどんな内容なのか先に読ませてもらってもいい?」
いちごは聞きました。
「ダメ。いちごに見せたら内容が不利なら話さないでしょ」
リーマスはそう言って読み始めました。
「ど、どんな内容だったの?」
いちごは聞きました。
「うん。戻って来たらサロン・ド・マリーを盛り上げろってさ」
リーマスは言いました。
「サロン・ド・マリーを盛り上げる?」
いちごは聞きました。
「スイーツ王子の5人と協力してお願いしますだって」
リーマスは言いました。
「つまり夏休みの間に経営すればいいのね」
いちごは言いました。
「そういうことみたいだね」
リーマスは言いました。

Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.825 )
日時: 2011/07/30 07:02
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

「それから追伸があって・・・いちごは宮殿で受けたテストの結果が素晴らしくダメだったから追試だってさ」
リーマスは言いました。
「そ、そうなんだ・・・。ってことはスイーツ王子はまた学年トップで通過したのかな?」
いちごは聞きました。
「そうだろうね。だけど点数が赤点レベルだった教科が書いてあるけど英語、フランス語、ドイツ語だってよ」
リーマスは言いました。
「全部リーマスの得意分野だね。戻ったらで良いから教えてくれないかな?これじゃあスイーツ王子に怒られちゃう・・・」
いちごは言いました。
「そうだね。今は3校対抗試合に集中しないとね。ところで金の卵の謎は解けたのかい?」
リーマスは聞きました。
「ううん。でも地上で聞くと悲鳴みたいに聞こえるの。何処で聞いたら言葉になるのか分からなくて・・・」
いちごは言いました。


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