二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 夢色パティシエールwithハリーポッター
- 日時: 2011/02/12 10:55
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「父さんなんて大嫌い!」
ハリーは家を飛び出すと聖マリー学園に来ていました。
「あれ?もしかして転入生?」
1人の女の子が話しかけてくれました。ハリーは言いました。
「そうなんだ。ケーキが食べたいって思ってさ」
「それじゃあ学園のサロンに案内してあげるよ。実は私も授業をさぼってきたから隠れる場所を探していたの」
そして2人はサロンに向かって歩き始めました。ハリーはいろいろと話しかけていました。
「自己紹介がまだだったね。私は天野いちご。よろしくね」
「僕はハリー・ジェームズ・ポッター。こちらこそよろしく」
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- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.441 )
- 日時: 2011/05/07 11:17
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
2人が止める前に聖夢は部屋の中に居るリーマスに声をかけてしまいました。しばらくすると中から
「入りなさい」
というリーマスとは思えないような低い声が返って来ました。部屋の中に聖夢と入った2人は驚きました。リーマスの顔には微笑みなど影までも無くなって漆黒のオーラだけが残ったのです。
「ありがとう、聖夢。5ヶ月もの間ずっと走り回らせてすまなかった。たまには休暇を取って休むと良い。それか今日はこれで上がって部屋で休むかい?」
リーマスは聞きました。
「それでは部屋で休ませていただきます」
聖夢はそう言うとリーマスの部屋から出て行ってしまいました。2人はビクビクしながら部屋に残っていました。ここまでリーマスを怒らせたことはありません。
「じゃあ聞いてもいいかな?今まで何をしてたの?」
リーマスは低い声で聞きました。
「えっと・・・」
ハリーといちごは冷や汗ダラダラです。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.442 )
- 日時: 2011/05/07 11:23
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「何?話せないような事でもしてたの?」
リーマスは聞きました。
「そんなことはしてないよ」
いちごは言いました。
「じゃあ話せるんだよね。話して」
リーマスは言いました。
「実は・・・」
ハリーといちごは今までのことを全て話しました。元はと言えばいちごが言ったことにハリーが賛成したのでこんなことになってしまったのです。2人が話し終わるとしばらく沈黙が漂いました。
「・・・」
リーマスは何か考えているような素振りを見せていましたがその中には怒りのオーラが溢れているようでした。これには2人も真っ青な顔になって来ました。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.443 )
- 日時: 2011/05/07 11:33
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「ちょっとおいで」
リーマスはそう言うと立ち上がって宮殿のある部屋に向かいました。2人は必死に後を追い駆けて行きました。ハリーはリーマスに連れて来られた部屋を見て固まってしまいました。その部屋は恐怖の間と呼ばれていてハリーは幼い頃に悪さをするとこの部屋でリーマスから長々と説教をされたのです。
「さぁ入って」
リーマスは鍵で開けると2人を先に入れました。その部屋は昔から恐れられて来ている部屋なのでその部屋に入れられたら最後。もう出ることは出来ないとまで言われていました。
「・・・」
しばらくは長い沈黙が続きました。
「2人はそこに座りなさい」
リーマスに言われて2人は椅子を探しましたがある訳がありません。今でも恐怖の間と呼ばれているのは宮殿の主を怒らせると連れて来られて椅子になんか座らせてもらえないという理由からなのです。ということで2人も珍しく正座させられていました。
「どういうことなのかな?」
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.444 )
- 日時: 2011/05/07 11:42
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
漆黒のオーラを浮かべているリーマスはいちごとハリーに聞きました。でも2人は話そうとはしません。
「君たち2人は今の状況を分かってる?」
リーマスは聞きました。
「「・・・・・・」」
2人は何も言わずにただ頷いただけでした。
「いい加減にしろ!!」
2人の態度がリーマスをさらに怒らせてしまったらしくリーマスの怒号が恐怖の間に響きました。
「「・・・・・・!」」
2人は驚いてしまいました。リーマスは仮に怒っても声を張り上げることは一切無かったのです。
「何で君たちはルールが守れないんだ!君たちが居なかった間の5ヶ月どれだけの人が捜索したと思っているんだ!遊びたかった?外に出てみたかった?ふざけるな!!」
かなりリーマスを怒らせてしまったのです。
「「・・・・・・」」
2人は何も言えませんでした。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.445 )
- 日時: 2011/05/07 13:19
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「そりゃ外に連れて行ってあげられなかった僕も悪かった。でもだからといって無断で出て行くのはお門違いなんじゃないのかな?」
リーマスの口調はだんだんと普段と同じになっていきました。
「・・・」
ハリーはなにも言えないでいました。
「もうこれからはしないんだよ。良いね」
リーマスは言いました。
「「うん・・・」」
2人は言いました。
「じゃあハリーは自分の部屋に戻りなさい。黒い犬が待っているから。いちごはそのまま此処に居てくれるかな?」
リーマスに言われてハリーはいちごに手を振ると部屋から出て自室へと向かいました。一方のいちごは未だに部屋に残されていました。しかしリーマスはもう怒っていません。
「あ、あのリーマス。なんで私・・・」
いちごの言葉は途中で途切れてしまいました。それはリーマスがいちごを抱き締めたからです。しかも今までよりも強い力でした。いちごにはリーマスの気持ちはまだ分かっていませんでした。
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