二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 夢色パティシエールwithハリーポッター
- 日時: 2011/02/12 10:55
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「父さんなんて大嫌い!」
ハリーは家を飛び出すと聖マリー学園に来ていました。
「あれ?もしかして転入生?」
1人の女の子が話しかけてくれました。ハリーは言いました。
「そうなんだ。ケーキが食べたいって思ってさ」
「それじゃあ学園のサロンに案内してあげるよ。実は私も授業をさぼってきたから隠れる場所を探していたの」
そして2人はサロンに向かって歩き始めました。ハリーはいろいろと話しかけていました。
「自己紹介がまだだったね。私は天野いちご。よろしくね」
「僕はハリー・ジェームズ・ポッター。こちらこそよろしく」
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- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.91 )
- 日時: 2011/02/25 19:40
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
そこに漆黒のオーラを流しながらスイーツ王子たちが食堂にやって来ました。それを見た途端に4人はいちごをテーブルの下に隠しました。
「ねぇ。いちごちゃん見てない?」
4人が居るところに五月がやって来ました。
「見てないで。まだ部屋に居るんやないの?それか校舎だと思うで。今日はうちらも見てへんからな」
ルミは普通にそう言いました。
「そっか。じゃあ居たら教えてね。僕らはいちごちゃんと話したい事がたくさんあるんだ」
五月はそう言うと3人のもとに戻って行きました。テーブルの下で話を聞いていたいちごは怖くなっていました。話したい事ということはもしかして今日の事が知られてしまったのでしょうか?ハリーなら簡単な連絡方法を知っていますしもしかしたら連絡をとって知ったのかも知れませんね。
「どうしよう・・・」
いちごは恐る恐るテーブルの下から出て来て4人に言いました。すると4人は言いました。
「それなら5人で外出届を出して何処かに旅行しに行こうよ。そうすれば位置を把握されないし安心して遊んでられるよ」
それにいちごは頷きました。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.92 )
- 日時: 2011/02/25 19:50
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「じゃあ何処に行く?」
ワクワクした声でいちごが言った時でした。
「見つけたよ」
背後から恐ろしいほど低い声が聞こえました。4人が硬直する中でいちごは逃走を図りました。そして上手く食堂から抜け出したのです。
「待て!」
その声を背に受けながらいちごはひたすら走りました。そして曲がり角に差し掛かった時に間違った方向へ進んでしまうのです。向かった方向は行き止まり。当然スイーツ王子に追い付かれてしまいました。
「さあ。いちごちゃん。僕らと寮に戻ろうね」
五月はそう言うといちごの手をとりました。するといちごは抵抗してその手を払ってしまいました。
「逃げようと思っても無駄だぞ」
そして真の言葉を合図にいちごは五月と千乃介の2人に両脇から抑えられてしまいました。これでは逃げる事は出来ません。いちごは4人に連れられて共同寮に戻って来ました。
「それじゃあ此処に座って」
ハリーの言葉には従うしかありませんでした。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.93 )
- 日時: 2011/02/25 19:56
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「本当の事を話せよ。今日の夕方は何処に行ってたんだ?」
真は聞きました。
「・・・」
いちごは答えませんでした。
「答えないと僕らだって何も言えないよ」
五月はそっと言いました。
「・・・」
それでもいちごは答えません。
「何かあったんなら話してよ。何でも隠すその癖はやめた方が良いよ」
千乃介は優しく言いました。
「・・・だもん」
いちごは何か言いました。
「何か言ったよね?何を言いたいの?」
ハリーは聞きました。
「皆になんか分かるような事じゃないもん!私は1人が良いんだもん。もうほっておいて!」
そう言うといちごは自分の部屋にこもりました。4人はその言葉を聞いて何か不安なものがありました。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.94 )
- 日時: 2011/02/25 20:06
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
次の日からはいちごは一切スイーツ王子と口を利かなくなってしまいました。
「どないしたん?喧嘩でもしたんか?」
ルミは心配になって聞きました。
「ううん。喧嘩はしてないよ」
いちごは言いました。その姿を遠くから見つめる4人が居ました。それはBグループの子たちです。いちごに事前に言っていたのです。これ以上迷惑をかけるんだったら話さないという条件を付けられていたのです。それによっていちごは話さないようになってしまいました。さらに調理実習ではスイーツ王子と同じグループは嫌だとルーピン先生の助手になって手伝うようになってしまいました。
「(4人には悪いけどこうするしか無いもん。昨日の事を知られてしまった以上は迷惑を掛けられない・・・。今日の特訓も休もう)」
いちごはそう思っていました。さらに変わった事といえば口数が減った事です。普段なら話しまくっていて授業中も先生に注意される事が多いのに今や一切しゃべらなくなってしまったのでクラスは沈黙になることがしばしばありました。その雰囲気にはハリーがついていけなくなってしまいました。いちごはその日の特訓には来なくなってしまいました。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.95 )
- 日時: 2011/02/25 20:20
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「あれ?いちごは?」
ハリーは先に来ていた父さんであるルーピン先生に聞きました。するとルーピン先生は困った顔をしました。
「それが都合が悪いから出たくないって言うんだ。しかもこれからずっと出ないらしいんだよ」
それを聞いて4人は心配になりました。最近バニラはいちごの様子が変だと千乃介の部屋にやってきてキャラメルと一緒にお世話になっています。スイーツスピリッツたちもいちごの異変に気がついて心配をしていました。それでも本人が真実を語ってくれないのではっきりしません。
「とりあえず特訓を始めよう。いちごちゃんが来てくれると良いんだけどもね・・・」
一番いちごが来ないことを心配しているのはルーピン先生なのです。担当になってからはまだ2カ月くらいしか経っていませんがずっと前の件があったので不安ではあったのです。
「先生。ちょっと相談があるんですけど・・・」
4人は特訓が終わった後に言いました。そして4人はルーピン先生の事務所で話を聞いてもらうことになりました。普段なら普通なハリーでさえも顔をやつれさせていました。その変化にはルーピン先生でさえも驚くくらいでした。
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