二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 夢色パティシエールwithハリーポッター
- 日時: 2011/02/12 10:55
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「父さんなんて大嫌い!」
ハリーは家を飛び出すと聖マリー学園に来ていました。
「あれ?もしかして転入生?」
1人の女の子が話しかけてくれました。ハリーは言いました。
「そうなんだ。ケーキが食べたいって思ってさ」
「それじゃあ学園のサロンに案内してあげるよ。実は私も授業をさぼってきたから隠れる場所を探していたの」
そして2人はサロンに向かって歩き始めました。ハリーはいろいろと話しかけていました。
「自己紹介がまだだったね。私は天野いちご。よろしくね」
「僕はハリー・ジェームズ・ポッター。こちらこそよろしく」
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- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.86 )
- 日時: 2011/02/24 17:12
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「見えてしまったのかい?」
ルーピン先生はそう言いました。
「はい。こんな事しても意味が無かったですね。朝早起きして仲間には嘘まで吐いてこっそり作っても先生には渡す人がたくさん居た。それに先生は皆のを受け取ってる。それならこんな事しないんだった。私のなんか他の子に比べたら良いものじゃ無いのに・・・。すいません。もし良いならそれは残して下さって結構です。私にはバレンタインにこういう事をする権利がありませんから」
いちごはそう言いました。そしてそのまま事務所から立ち去ろうとしたその時でした。
「そんな事を言うんだね・・・」
いつものルーピン先生からは考えられないような低い声になりました。いちごは立ち竦んで動けなくなってしまいました。するとルーピン先生はいちごを後ろから優しく抱きあげると自分の席に座りました。気がつくといちごはルーピン先生の腕の中におさめられていました。あまりの事にいちごは抵抗しました。けれど大人のルーピン先生に生徒であるいちごが勝てる訳ありません。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.87 )
- 日時: 2011/02/25 19:03
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「せ、先生・・・」
いちごは赤くなりながら言いました。自分の親以外の人に抱き締められるなんて初めてだからです。
「そんな事を思っていたのかい?だからといって言っていたような事は一切しないよ。いちごちゃんはいつも授業を真剣に受けてくれているから来てくれるって信じていたんだ。確かにバレンタインだからチョコをたくさん貰ったけど本当に欲しいのはいちごちゃんが作ってくれたのなんだ。だから自分を責めちゃ駄目だよ。これからも何かあったらすぐに来なさい。なんでも相談にのってあげるから。それじゃあ2人でお茶にしようか?せっかく作って来てくれたんだからね」
いちごは頷きました。するとルーピン先生は魔法でテーブルの上をスイーツでいっぱいにしてくれました。
「すごーい!」
いちごがそう言うとルーピン先生はそっと微笑みました。それからは2人で楽しいお茶会を開催していました。部屋から聞こえてくるのは楽しそうな笑い声と話し声だけです。いちごは時間も忘れて先生との時間を楽しんでいました。
「そろそろ寮に戻った方がいいんじゃないのかな?これから夕食の時間だよ」
その言葉でいちごは慌てて共同寮に戻って行きました。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.88 )
- 日時: 2011/02/25 19:11
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「遅い!」
共同寮の前で仲間の4人が待っていてくれました。それでこそ昨日には雪が降って寒いのに外で待っていてくれたのです。いちごは慌てて4人のところに駆け寄りました。
「ごめんね。遊んでたら遅くなっちゃった」
いちごは言いました。ちなみに言った事はごまかすために言った嘘なんです。本当の事を言ったらスイーツ王子たちはどうなるのかが分かりませんからね。
「何処に行ってたの?」
ハリーは聞きました。その質問をかわすようにいちごは寮の中に入って行きました。それを見た4人は何か隠していると言う事に気がつきました。ハリーは少し予想がついていました。
「ったく。天野は何処に行ってたんだ」
真の言葉に答えたのはハリーでした。
「きっと父さんのところだね」
その言葉には3人もビックリです。ハリーのお父さんといえば学園の中でイケメンな先生だとファンクラブが出来ているくらいです。それにいちごは学園の中でそれなりに名前も知られているので男子にはファンが多いのだそうです。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.89 )
- 日時: 2011/02/25 19:20
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「どうして分かるの?」
千乃介がハリーに聞きました。
「通り過ぎる時にいちごは普段ならスイーツの香りを付けて戻って来るんだ。なのに今日はチョコレートと紅茶の香りがしたんだ。この2つは父さんが好きな物なんだ。ということから連想するとね」
ハリーは言いました。
「そうなるとバレンタインのチョコレートを渡しに行ったとも考えられるよね。それにしてもいちごちゃんはすごい度胸があるね。僕らが居るのにも関わらず他の王子様に会いに行く・・・。ちょっと僕としては許せないな・・・」
五月はそう言うと周りの温度がさらに5度くらい下がってしまいました。つまりはかなり怒っているのです。それを普段なら宥める千乃介でさえも漆黒のオーラを流しているのでちょっとやばい状態です。一方でそんなことを知らないいちごはルミと食堂で夕食を食べていました。
「ふーん。そんな事があったんや。結構ルーピン先生ってかっこええんやな。それにしてもいいんか?」
ルミはいちごに聞きました。
「えっ。何が?」
いちごは言いました。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.90 )
- 日時: 2011/02/25 19:29
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「気づいてへんのんか。スイーツ王子たちや。同じグループなんやろ?そんな事知ったら怒り狂うんやないか?」
ルミは言いました。
「まさか。ルミさん考え過ぎだよ〜。それに言わなければ知られないんだしさ」
いちごは言いました。
「忘れとんのんか?ハリーはルーピン先生の息子さんなんやで。つまり聞かれたら一環の終わりや。そうなったらどないするん?」
ルミは言いました。
「そっか。大事な事を忘れてた!ハリーに知られたら絶対に3人に話が行くんだよね。どうしよう・・・」
いちごが困っているとそこに3人の友達がやって来ました。
「大変だね」
「私たちで良かったら力になるよ」
「私たちは友達なんだもの」
友達は言いました。
「ありがとう。カナちゃん、ミキちゃん、サユリちゃん。いざとなったら女子寮に飛び込むよ。あそこなら男子禁制だから入れないもんね。そうしたら5人でガールズトークしようね」
4人は頷きました。
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