二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 夢色パティシエールwithハリーポッター
- 日時: 2011/02/12 10:55
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「父さんなんて大嫌い!」
ハリーは家を飛び出すと聖マリー学園に来ていました。
「あれ?もしかして転入生?」
1人の女の子が話しかけてくれました。ハリーは言いました。
「そうなんだ。ケーキが食べたいって思ってさ」
「それじゃあ学園のサロンに案内してあげるよ。実は私も授業をさぼってきたから隠れる場所を探していたの」
そして2人はサロンに向かって歩き始めました。ハリーはいろいろと話しかけていました。
「自己紹介がまだだったね。私は天野いちご。よろしくね」
「僕はハリー・ジェームズ・ポッター。こちらこそよろしく」
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- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.421 )
- 日時: 2011/05/04 10:26
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「そっか。パパがそんなことを・・・」
ハリーは言いました。
「うん。ハリーのことが心配だったから来たの」
いちごは言いました。
「そこまで心配されているんだったら話しても良いかな。だけど誰にも言わないでよ」
ハリーは言いました。
「もちろん。誰にも言わないよ」
いちごは約束しました。
「それならいいよ。この話はねパパから口止めされていた話なんだ。でも今なら僕だって正面から立ち向かっていけるし信じ合える仲間が居るからどんなことでも乗り越えられるしね」
ハリーは言いました。
「なんかハリーって私よりも大人って感じだね。もしかしてそのことを乗り越えたからこそ強くなれたの?」
いちごは聞きました。
「そうだね。きっとそうなんだ」
ハリーはそう言うと話し始めました。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.422 )
- 日時: 2011/05/04 10:48
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「ちょうど今日は僕がようやく人を信じるようになった日なんだ。あれは今から5年前くらいかな。ホグワーツ初等部5年生だった僕は魔法省での戦いで名付け親のシリウスを失ってしまうんだ。それからは周りの仲間でさえも信じれなくなってしまったんだ。大事な人を失ったからだろうって先生方には言われてさ。自分だけの世界に居ることが多かったから親友なんて居なかったんだ。喧嘩なんてしょっちゅうしていたよ。だんだん僕の行動を見ていて心配に思った校長先生が学校に居る先生方を集めて僕の気持ちを変えようということになったんだ。でも僕は先生が来れば悉く跳ね返していたんだ。その時に初等部のスクールカウンセラーと校医を兼ねていたパパに話が行くんだ。パパは僕を何回もカウンセリングルームに呼び出して話をしたんだ。最初は僕だって信じてないから話さなかったんだ。でも何回目かにパパは急に僕をベッドに寝かせて僕の額に手を当てたんだ。それだけで僕の気持ちが分かったらしくてその日はすぐに返してくれたんだ。それから僕は校内じゃなくて学校の奥にある湖でゆっくりするようになった。そうしていてある日僕が湖に行ってゆっくりしているとそこにパパがやって来たんだ。僕が辛い事件のせいで心を閉ざしていることをパパは知っていたからね。『誰かに頼るのも良いんじゃないのかな?』って言ってくれたんだ。でも僕は人を信じてなかったし嫌だって言い返したんだ。きっと僕の目に涙が光っていたんだろうね。パパは突然そっと僕を抱き締めてくれたんだ。『もう1人じゃないよ。今まで辛い事を1人で抱え込んできて大変だったね。だけど1人で悩む必要はないよ』って言ってくれた時に僕はパパの腕の中で泣きじゃくったんだ。でもその日からなんだ。人を信じてみるのも悪くないなって思ったのは」
ハリーは空を見つめながら言いました。
「私も同じだな・・・」
いちごも話し始めました。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.423 )
- 日時: 2011/05/04 11:23
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「私はね昔から人を信じるのが大嫌いで人と話をするなんてもっての外だったの。ある日とある日記によってリーマスの学生時代にトリップしたことがあるの。そうしたらまずはリーマスと出会ったの。そういえばハリーのお父さんにも会ったわ。ジェームズよね。それからハリーのお母さんのリリーに会ったの。リリーは色々と私のことを気にしてくれていたんだ。でも私は毎回ね冷たくしていたの。そのせいでグリフィンドールの中でも浮いている存在だったんだ。親友も居ないから1人ぼっちが長くて仲間なんて今更作りたくないなって時があったんだ。けれどもある日私が困っている時にジェームズとシリウスが助けてくれたの。私は嬉しかったけどその感情を表にしないですぐに去って行ったの。でも2人はその時点で何かあるということを感づいていてくれたの。そしてある日に私はスリザリンの何人かとつるんで学校中で悪い事をしまくっていたの。当然だけど悪いマイナスのイメージで先生方には覚えられてしまったわ。それでも私は悪い事をし続けていたの。深夜に学校を抜け出して早朝になってから戻るっていう生活をね。だけどある日私は失敗してしまって見回り中のリーマスに見つかってしまったの。リーマスは悪くなってきた私をずっと心配していてくれたみたいだったの。それで次の日に授業が終わったらリリー、ジェームズ、リーマス、シリウス、ピーターに囲まれてそのままグリフィンドールの談話室に行ったんだ。リリーとジェームズは私の手を片方ずつ握っていてくれてシリウスは私を後ろから優しく抱き締めていてくれてリーマスは私の正面に居て優しく話しかけてくれたの。そのときに私は泣いてしまったの。でも周りの5人は優しく微笑んでいてくれて私はこの5人になら頼れるって思っていたの。それからは改心してその5人と一緒に動くようになったんだ」
いちごも言いました。
「だからパパと仲良いんだね」
ハリーに言われていちごは頷きました。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.424 )
- 日時: 2011/05/04 11:33
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「その日記ってどんなの?」
ハリーは聞きました。
「えっとルビーみたいに輝く赤い表紙の日記だよ」
いちごは言いました。
「もしかしていちご持ってる?」
ハリーは聞きました。
「もちろんよ。それを開けばハリーだって過去に行けるわ」
いちごは言いました。
「本当に!うわぁ僕も行ってみたいな」
ハリーは言いました。
「それじゃあ一緒に行かない?とっても楽しい旅になるわ」
いちごは言いました。
「それ良いね。過去だったら誰も追っては来れないし」
ハリーは言いました。
「じゃあ今日の夕食後に私の部屋に来て。そうしたら一緒に過去まで連れて行ってあげるわ」
いちごは言いました。
「分かった!」
この時のハリーは小さな男の子のようだったそうです。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.425 )
- 日時: 2011/05/04 11:40
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
そして夕食後に2人はいちごの部屋に行きました。スイーツ王子の3人は談話室に居るので気がつきません。
「それじゃあ行くよ」
いちごは言いました。
「うん。ところで僕の本当のお父さんとお母さんに会えるんだよね」
ハリーは言いました。
「そうだよ。まだ学生だし凄く若いからね」
いちごは言いました。
「楽しみだな〜」
ハリーは言いました。
「きっとハリーだって仲良くなれるわ。だって将来のお父さんとお母さんに会えるんだものね」
いちごは言いました。
「うん!早く会いたいな」
ハリーは言いました。
「それに昔だからシリウスにも会えるわよ。学生時代のね」
いちごは言いました。
「早く行こう!」
そして2人は過去へ行きました。
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