二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 夢色パティシエールwithハリーポッター
- 日時: 2011/02/12 10:55
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「父さんなんて大嫌い!」
ハリーは家を飛び出すと聖マリー学園に来ていました。
「あれ?もしかして転入生?」
1人の女の子が話しかけてくれました。ハリーは言いました。
「そうなんだ。ケーキが食べたいって思ってさ」
「それじゃあ学園のサロンに案内してあげるよ。実は私も授業をさぼってきたから隠れる場所を探していたの」
そして2人はサロンに向かって歩き始めました。ハリーはいろいろと話しかけていました。
「自己紹介がまだだったね。私は天野いちご。よろしくね」
「僕はハリー・ジェームズ・ポッター。こちらこそよろしく」
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- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.51 )
- 日時: 2011/02/14 16:06
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「これはイチゴタルトだね。これを作ったのは誰かな?」
ルーピン先生の言葉に反応したのはいちごでした。
「私です」
いちごは言いました。
「いちごちゃん。このイチゴタルトはいちごにツヤがよく出ているね。もしかしてお砂糖を溶かしてかけたのかな?」
ルーピン先生は言いました。
「はい」
いちごは言いました。
「この香りはブルジョワーズだね。敷き詰めているクリームはクレームパティシエールとクレームダマンドを混ぜたものだね。クレームフラジパングかな?イチゴタルトにぴったりの組み合わせだね」
ルーピン先生は言いました。
「ありがとうございます」
いちごは言いました。
「この生地に入っている2種類のサクサクした食感はとうもろこしの粉とリュバーブのコンフィチュールだね。良い感じだよ。これならお店に並べても良いね。ただしイチゴが難しいね。日本のイチゴならケーキによく使うから良いけどフランスではコンフィチュール用だから美味しくなるかどうか・・・。唯一の方法はフレーズデボアを使う事かな?」
ルーピン先生は言いました。
「アドバイスまでしてもらってありがとうございます」
いちごは言いました。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.52 )
- 日時: 2011/02/17 16:08
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
そこにバニラが慌てて飛んで来ました。
「いちご。電話だよ」
いちごはバニラから携帯電話を受け取ると電話をし出しました。
「もしもし?」
電話の相手はいちごのお母さんでした。
「いちご。良く聞いてね」
「うん。どうしたの?」
「お婆ちゃんが無くなったの」
「そんな・・・」
「病院に来てくれる?」
「でも・・・」
「貴方が忙しいのは分かっているわ。でも会いに来てあげて」
「分かった。すぐ行く」
いちごは電話を切るとしばらく呆然と立ち尽くしていました。心配になったリーマスはいちごに声を掛けました。
「いちごちゃん?どうしたんだい?」
するといちごは言いました。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.53 )
- 日時: 2011/02/17 16:23
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「ルーピン先生。すみません。私、家から電話があって用事があるのでこれで失礼します!」
そう言うといちごは出口に向かって走り出しました。
「何処行くんだよ?」
走り出したいちごは樫野に腕を掴まれていました。
「樫野には関係ないでしょう!」
そう言うといちごは腕を振り切って調理室から出て行ってしまいました。残された4人は心配そうに後ろ姿を見つめていました。
「それじゃあ今日の特訓はここまでとしよう。メンバーが1人欠けてしまうとグループの作品にはならなくなってしまうからね」
そしてこの日の特訓は終わりました。
「(天野さん泣いてた。きっと何か悲しい事があったんだ。)」
千乃介はそう思っていました。
「ああ。それからハリーは少し話があるから残って」
そして3人はハリーを残して寮に戻って行きました。残されたハリーは少し怯えていました。怒られるかも知れない・・・。そう思っていたのです。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.54 )
- 日時: 2011/02/18 17:02
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
残されたハリーはルーピン先生の事務室に来ていました。クラスメートの前では親子ということを明かしませんが夜の時間なら思いっきり2人で話が出来るのです。
「ハリー。言いたい事は分かっているね?」
ルーピン先生は聞きました。
「うん。ごめんなさい・・・時間が無かったから慌てて使ったんだ」
ハリーは言いました。
「それなら仕方が無いね。でも友達が出来て良かったじゃないか」
そう言われるとハリーはそっとお父さんの側に行きました。そしてハリーはお父さんに抱きつきました。元々は遊んでもらえないと駄々をこねる事がほとんどだったのですが今度からは事務所に行けば会えるのです。それが嬉しかったのでしょう。
「どうしたんだい?抱きついてくるなんて珍しいじゃないか」
その言葉にハリーは言いました。
「だって友達が出来ても僕の事を本当に分かってくれているのは父さんだけだもん。授業では関係的にまずいけど今だったら良いでしょ?」
するとルーピン先生は微笑んでこう言いました。
「それじゃあ今日は一緒に寝ようか?たまには良いだろ」
そしてハリーはその日ずっと共同寮には帰って来ませんでした。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.55 )
- 日時: 2011/02/18 17:15
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
次の日。スイーツ王子の4人は食堂に居ました。まだいちごは帰って来ていません。少し心配になっているのでした。
「今日も実習がメインだから調理室に行こう」
ハリーの言葉に頷いた3人は調理室に向かいました。しばらくするとそこにクラスメートが集まって来ました。それから5分後にルーピン先生が現れました。
「それじゃあ今日はサバランを作ろう。それじゃあ作業を始めて」
それからは調理室にスイーツを作っている音が響きました。Aグループは4人でそれぞれのサバランを完成させて言っていました。
「完成です」
「「「僕もです」」」
その声に調理室中が驚きました。まだ授業が始まってから1時間しか経っていないのにスイーツ王子は完成したと言うのです。それから少しして調理室のドアが開きました。実習中はそのクラスの生徒しか入って来ないのでルーピン先生はもしかしてと思いました。
「遅れてすみません!」
そうです。やってきたのはいちご。しかし遅刻をすると理由がある場合は減点を免れますが理由が無い場合にはグループの点数を下げられてしまうのです。
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