二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 夢色パティシエールwithハリーポッター
- 日時: 2011/02/12 10:55
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「父さんなんて大嫌い!」
ハリーは家を飛び出すと聖マリー学園に来ていました。
「あれ?もしかして転入生?」
1人の女の子が話しかけてくれました。ハリーは言いました。
「そうなんだ。ケーキが食べたいって思ってさ」
「それじゃあ学園のサロンに案内してあげるよ。実は私も授業をさぼってきたから隠れる場所を探していたの」
そして2人はサロンに向かって歩き始めました。ハリーはいろいろと話しかけていました。
「自己紹介がまだだったね。私は天野いちご。よろしくね」
「僕はハリー・ジェームズ・ポッター。こちらこそよろしく」
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- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.66 )
- 日時: 2011/02/19 10:55
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「終わった人は片付けてね」
そう言ってルーピン先生は他のグループの採点に行きました。いちごは落ち込みながら自分の使った道具を片付けて居ました。仲間がこっちを見ている事に気付きました。
「話がある。ちょっと来い!」
真はそう言うといちごの腕を掴んで調理室から出て行きました。後から千乃介と五月が追い駆けて行きました。そして4人は空き教室に居ました。
「ごめんなさい」
いちごはとりあえず謝りました。
「俺らに迷惑をかけないって言ったのは何処の誰でしたっけ?」
真は言いました。
「私です」
いちごは言いました。
「今日お前はパイを作ったんだよな?」
真は聞きました。
「うん」
いちごは言いました。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.67 )
- 日時: 2011/02/19 11:03
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「アンリ先生の時も飴屋先生の時も実習でやってるよな。基礎は分かっているはずだぞ」
真は言いました。
「そうなんだよね・・・」
いちごは言いました。
「まさか忘れたとか言わないよな?」
真は言いました。
「・・・」
いちごは何も言えませんでした。当たっているからです。
「忘れてるのか・・・。花房、説明してやってくれるか?」
真は言いました。
「もちろん。パイの生地は6mmが伸ばせる厚さの限度なんだ。それ以上伸ばすとバターが見えてしまって焦げてしまうんだよ」
五月は言いました。
いちごはそれを聞いてこう言いました。
「私ケーキグランプリに出場するの辞退するよ。きっと私のせいで皆の足引っ張っちゃう。今日みたいな失敗は出来ないし。それに私が居ない方が皆上手く実習が出来るでしょ」
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.68 )
- 日時: 2011/02/19 11:11
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「何言ってるんだよ!」
真は言いました。
「諦めちゃ駄目だよ」
五月は言いました。
「5人でここまで頑張って来たんだよ。だから残りの4ヶ月も頑張って行こうよ」
千乃介は言いました。
「パリに行くなんて簡単に私言ってたけど夢なんだよ。私には皆みたいな才能なんか無い。皆は諦めるなって言ってくれるけど私にとってはプレッシャーなのよ!樫野だって安堂君だって花房君だってハリーだってそう思っているんでしょ。私なんか居ない方がもっと上手く出来るのにって。そうだよね。転入してきてからずっと迷惑ばかりかけて来たもんね。どうせ私の事なんかお荷物のように思っているんでしょう?違う?樫野なんか絶対にそう思っているよ。私なんかよりもっと優秀な子だったらいいのにって。ハリーは口にはしないけど絶対に思っているよ。それなら私がチームから抜ければ良いんだよね。グランプリにも出なければ良いんだよね。ルーピン先生に話すから今日は特訓に出ないからね」
いちごは言いました。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.69 )
- 日時: 2011/02/19 11:44
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
パシンッ!何かを叩く音がしました。気がつくといちごが自分の頬を抑えて樫野を睨みつけていました。
「痛っ。行き成り何すんのよ!樫野!」
いちごは言いました。
「いい加減にしろよ!俺らを纏めるリーダーであるお前がさんなに弱気になってどうするんだよ」
真は言いました。
「私が何時、何処で、何をしようと私の勝手でしょう!あんたの指図なんか受けたくない!」
いちごは言いました。
「だったら勝手にしろよ。もう二度と口を聞いてやらねーよ。実習の時もほっておくからな」
真は言いました。
「勝手にすれば?私だってあんたと一緒なんて願い下げよ!特訓だって4人で仲良くやればいいじゃない。もう私なんか関係ないんだから!」
そう言うといちごは空き教室から出て行ってしまいました。残された3人は困っていました。
「樫野。本音は違うんだろ?」
千乃介は聞きました。真は顔を背けましたが頷きました。
「だったらいちごちゃんだってあんな事は言いたくなかったはずだよ。樫野、どうする訳?女の子にあそこまでするのは酷いよ」
五月は言いました。
「天野には謝るよ。だからルーピン先生にはあの事を話すなよ」
真は言いました。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.70 )
- 日時: 2011/02/19 11:54
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
一方で調理室に戻って来たいちごをBグループが待ち受けていました。
「天野さん。今日の実技テストは残念だったわね。それとご存知?今日から貴方はイジメの対象だってこと」
いちごは首を傾げました。
「それって・・・」
いちごは言いました。
「まずは調理室を綺麗に掃除しなさい」
そう言われていちごは頷きました。
「終わったらサロン・ド・マリーに来なさい。次の指示を出すわ」
そしてBグループの子たちは居なくなりました。いちごは1人で掃除を始めました。いちごにとって大切な友達はみんな裏切ってしまった。悲しくない訳では無いのですが涙が出て来ませんでした。いちごは掃除が大好きな方だったので1人でやることは苦痛ではありませんでした。しかし・・・。
「シンデレラになった気分だよ」
いちごは言いました。
「あの子たちが意地悪なお姉さんって訳ね。でも押し付けるなんて酷いわよ!いちごはお人好しね。普通なら怒るのに」
バニラは言いました。
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