二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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夢色パティシエールwithハリーポッター
日時: 2011/02/12 10:55
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

「父さんなんて大嫌い!」
ハリーは家を飛び出すと聖マリー学園に来ていました。
「あれ?もしかして転入生?」
1人の女の子が話しかけてくれました。ハリーは言いました。
「そうなんだ。ケーキが食べたいって思ってさ」
「それじゃあ学園のサロンに案内してあげるよ。実は私も授業をさぼってきたから隠れる場所を探していたの」
そして2人はサロンに向かって歩き始めました。ハリーはいろいろと話しかけていました。
「自己紹介がまだだったね。私は天野いちご。よろしくね」
「僕はハリー・ジェームズ・ポッター。こちらこそよろしく」

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Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.216 )
日時: 2011/03/25 14:23
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

「なるほど。テレビをご覧の皆様も是非スターフォレストを訪れてみてはどうでしょうか?以上、特集でした」
リポーターがそう言ったところで取材は終わりました。そしてテレビ局の人が帰って行きました。
「いちご!戻ってきたんだ」
ハリーは言いました。
「うん。さっきね」
いちごは言いました。
「それにしても凄く良いタイミングだったね。質問に間に合うなんて」
リーマスは言いました。
「えぇ。自分でもビックリしてますよ」
いちごは言いました。
「ところで何処に行ってたの?」
五月が漆黒のオーラを漂わせながら言いました。
「えっと・・・バニラ達と一緒にスイーツ王国へ・・・」
いちごは言いました。
「ごめん、五月。無断で帰っちゃって」
カフェは必死に謝りました。
「カフェ君。後で話があるから」
「キャラメル。後で少し話そうね」
「ショコラ。後で覚悟しとけよ」
スイーツ王子は自分のパートナーに言っていました。いちごは何も無いかと思っていると・・・。
「いちごちゃん。宮殿に帰ったらすぐに僕の部屋に来るんだよ。バニラはハリーのスピリッツと一緒に居ると良いよ。いちごちゃん、覚悟しておいてね」
リーマスの言葉にいちごは怯えているのでした。

Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.217 )
日時: 2011/03/25 18:47
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

そして6人は宮殿に帰る事になりました。3人のパートナーのスピリッツは元気がありません。これから叱られる事を見越して怯えているのでしょう。いちごだって負けず劣らず怯えていました。バニラは至って怯えていなくてハリーのスピリッツと一緒に話をしていました。
「お帰りなさいませ、ご主人様」
執事の光星が出迎えてくれました。ここから先は3人といちごについて話していきましょう。まずは五月の部屋に行ってみましょうか。カフェが無断で居なくなった事に怒っているみたいですし・・・。
「ごめん・・・。五月」
カフェは言いました。
「・・・居なかったから心配だったよ。出来れば一言でも言ってくれればよかったのにね」
五月は言いました。
「そうだよね。一言言えばよかった・・・」
カフェは言いました。
「でも謝るのはこっちもなのかな。最近は実習に掛かりっきりになっていてなかなかかまってあげられなかったよね。居なくなったにはそれが原因なんじゃないかってルーピン先生に言われて気が付いたよ。ごめんね、カフェ君」
五月は言いました。
「五月・・・」
カフェはなんか暖かい気持ちになっていました。
「仲直りにコーヒーでもどうかな?カフェ君と飲むのが一番だからね」
五月は言いました。
「じゃあ僕が淹れるよ。五月は僕が淹れたコーヒーの方が好きだもん」
どうやらカフェと五月は仲直り出来たようですね。それではキャラメルのところに行って見ましょうか。

Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.218 )
日時: 2011/03/25 19:05
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

「ごめんなさいです〜。安堂に何も言わないで出かけたです〜」
キャラメルは言いました。
「そうだね。凄く心配したよ。宮殿のそばには森があるから迷子になっているんじゃないかとか宮殿の庭のどこかで犬とかに追い掛け回されているんじゃないかとかね」
千乃介は言いました。
「そこまで考えてたんです〜。キャラメルはまた迷惑をかけてしまったです〜」
キャラメルは言いました。
「だけどね。キャラメルが居なくなってからルーピン先生に言われたんだ。最近、一緒に話をしてないんじゃないかって。そう言われてから考えてみたんだ。言われてみればそうだって思ったよ。だからキャラメルは愛想を尽かして出て行ったんじゃないかまで思っていたよ。謝るなら僕だって同じだよ。キャラメルの事を放って置いてごめん。パートナーなのに放って置くなんて可愛そうな事をしたね」
千乃介は言いました。
「そんなにキャラメルのことを考えてくれていたんですか?」
キャラメルは聞きました。
「そうだよ。パートナーが居なくなるほど心配なことは無いからね」
千乃介は言いました。
「安堂・・・。嬉しいです〜」
キャラメルは言いました。
「キャラメルの為に抹茶ロールケーキを作ったんだ。一緒に食べよう」
どうやらこちらも仲直り出来たようですね。お次はショコラのところに行って見ましょう。

Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.219 )
日時: 2011/03/26 08:43
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

「樫野、ごめんなさいですわ」
ショコラは言いました。
「ったく心配させんじゃねーよ」
真は言いました。
「心配させないようにしていたのに・・・。これではパートナーとして有るまじき事ですわね」
ショコラは言いました。
「だからってスイーツ王国に帰るなよ」
真は言いました。
「樫野・・・」
ショコラは言いました。
「お前らが居なくなった時にルーピン先生から言われたんだ。最近になってから遊んであげたのかって。それで考えてみたら全然やってあげてなかった事に気が付いたんだ。パートナーの気持ちを分かってあげるのもパティシエを目指すのに必要なんじゃないかって言われて思ったよ。俺はショコラの気持ちなんか考えた事が無かった。そのせいでどれだけ可愛そうな目に遭わせて来たのかって。謝るのはこっちだって同じさ。悪かったな。ショコラ」
真は言いました。
「・・・樫野」
ショコラはだんだん何も言えなくなってきていました。
「お詫びに大好きな俺の手作りのボンボンショコラをやるよ。それで機嫌直せ」
こっちも仲直りは成功したようですね。それでは最後にいちごのところに行って見ましょうか。リーマスはあまり怒りませんし多分いちごが泣く事は無いと思うんですけど・・・。とりあえず行って見ましょう。

Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.220 )
日時: 2011/03/26 09:04
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

「ごめんなさい。勝手に出て行ってしまって・・・」
いちごは言いました。
「怒ってないよ。訳ありなのが分かっているから。それよりもいちごちゃんだけを信じて聞いて欲しい話があるんだ」
リーマスは言いました。
「話?」
いちごは聞きました。
「うん。この写真を見てご覧。真ん中に居る女の子が君にそっくりだろう?名前まで一緒なんだ。いちごって言ったんだよ。この子も」
リーマスは言いました。
「それって・・・私が日記で戻った過去と同じだ。もしかして私のことを覚えているんですか?」
いちごは聞きました。
「そうだよ。僕の救世主のような存在だったからね。そして僕の初恋の相手でもあったんだ。この写真は卒業式を終えてから撮ったんだ」
リーマスは言いました。
「私も何故か覚えているんです。悪戯仕掛け人の4人と仲良かったから・・・」
いちごは言いました。
「という事は・・・もしかして君がいちご姫?」
リーマスは聞きました。
「そうよ。リーマス」
いちごは言いました。
「僕の名前を知ってる・・・。って事はやっぱり!」
リーマスの顔に笑みが零れました。いちごは嬉しくなってリーマスに抱きつきました。ホグワーツ時代もいちごはリーマスを見つけたら抱きつくのが習慣だったのです。リーマスだってちゃんと受け止めてくれました。いちごはついに思い出しました。過去にトリップした時に出会っていたのだと・・・。
「リーマス・・・。会いたかった・・・」
いちごは言いました。
「僕だって同じ気持ちだよ。ありがとう、戻って来てくれて」
リーマスは言いました。
「やっぱりリーマスって変わってない。その優しさだって。私も初恋の相手なのよ。リーマスがね」
いちごは言いました。
「2人きりの時には思い出話をいっぱいしようね。さぁ部屋に戻りなさい。遅くまで此処に居ると誤解されてしまうからね」
そしていちごは談話室に戻りました。談話室にはスイーツ王子が居ました。そしてハリーは何やら神妙な顔つきです。
「いちご。今から僕とパパとの間に遭った事を話そうと思うんだ。でも秘密にしておいてね」
ハリーはそう前置きすると一息吐いてから話し始めました。


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