二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

夢色パティシエールwithハリーポッター
日時: 2011/02/12 10:55
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

「父さんなんて大嫌い!」
ハリーは家を飛び出すと聖マリー学園に来ていました。
「あれ?もしかして転入生?」
1人の女の子が話しかけてくれました。ハリーは言いました。
「そうなんだ。ケーキが食べたいって思ってさ」
「それじゃあ学園のサロンに案内してあげるよ。実は私も授業をさぼってきたから隠れる場所を探していたの」
そして2人はサロンに向かって歩き始めました。ハリーはいろいろと話しかけていました。
「自己紹介がまだだったね。私は天野いちご。よろしくね」
「僕はハリー・ジェームズ・ポッター。こちらこそよろしく」

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200



Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.226 )
日時: 2011/03/27 09:52
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

そして演奏が終わるとリーマスはマイクに近づきました。
「次の曲にまいりましょう。次はバイオリンソナタ『春』です。演奏するのは当店の和菓子担当の千乃介君です。それではお聞きください」
そして千乃介は演奏し始めました。リーマスは難易度の高い曲をわざと5人に演奏させているのです。まあお客様が感動していますしいいんでしょうけどね。演奏が終わるとカメラのフラッシュが光りました。演奏は終わったのでリーマスは言いました。
「次の曲にまいりましょう。次は弦楽四重奏『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』です。演奏するのは当店のスイーツ製作部門所属の4人、スイーツ王子たちです。ではお聞きください」
スイーツ王子が出て行くと歓声があがりました。製作部門なのでそう簡単にはフロアに出てきません。ですがテレビで出演して以来なのですが人気があがったそうです。4人の演奏はカッコいいのでほとんどのお客様がうっとりとしていました。いちごはステージ袖から見ていて4人の姿に見とれといました。
「(やっぱり千乃介カッコいい・・・。出来るなら何かで共演出来ればいいのにな・・・)」
いちごは思っていました。

Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.227 )
日時: 2011/03/30 07:19
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

この日のコンサートはなんとか成功しました。5人は馬車で宮殿に戻っているときにリーマスからプレゼントをもらいました。
「きっと気に入るよ」
5人はプレゼントの箱を開けてみました。中には綺麗なアクセサリーが入っていました。
「うわー!綺麗・・・」
いちごは言いました。
「いちごちゃんにはイチゴのついたネックレス、真君にはサファイアのネックレス、五月君にはバラの形をしたダイヤのネックレス、千乃介君にはペリドットのネックレスだよ。ハリーには欲しがってた月のネックレス」
リーマスは言いました。
「「「「「ありがとう(ございます)!」」」」」
5人は言いました。そして宮殿に着くと執事やメイドたちがお出迎えしてくれました。5人は宮殿で暮らしていくうちにお嬢様とお坊ちゃまのような感覚になっていました。サプライズコンサートは成功しましたがリーマスは何やら考えているようです。さてさて何を考えているのでしょうか?

Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.228 )
日時: 2011/03/30 07:38
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

そして夕食の時間になりました。今日の夕食は珍しくバイキング形式になりました。5人は大喜びです。さらにサプライズがあるのです。
「今日はコンサートの成功を評して5人にサプライズプレゼントがあるんだ」
その言葉を聴くと大広間にあるステージの幕が上がりました。そこには宮殿専属のオーケストラが居ました。これには5人もビックリ。そしてオーケストラは曲を演奏し出しました。
「僕からのプレゼントだよ。オーケストラの演奏するクラシックを聴きながら楽しく夕食をしよう」
リーマスは言いました。
「じゃあスイーツ全種類食べよう!」
いちごはそう言ってスイーツが置いてあるところに走って行きました。リーマスはその姿を微笑んで見つめていました。ハリーは夕食を急いで済ませると楽譜を持ってオーケストラのところに行きました。どうやらオーケストラと協演をするようです。リーマスは嬉しそうでした。協演するにはピアノでしか参加出来ません。それでこそハリーは小さい頃にピアノをやらないと宣言しているのに今となっては再びオーケストラと協演している・・・。そう考えるとリーマスの気持ちが少しですが分かりますよね。

Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.229 )
日時: 2011/03/30 07:55
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

次の日。5人はスターフォレストに居ました。実習なのです。ところがいちごはこの日に失敗をしてしまうのです。いつものおっちょこちょいの癖が出てしまってお客様に出すスイーツを落としてしまったり、飲み物をお客様にかけてしまったりしたのです。お客様はカンカンになって帰って行きました。
「こんな店二度と来るもんですか!」
「あんたなんか店員辞めちまえ!」
という言葉をいちごに言って・・・。その度にバニラはいちごを慰めます。けれどいちごの落胆ぶりは激しいものでした。その姿は厨房からも見えていました。失敗をしたときには真が怒りますがいちごにひどい言葉を言って行ったお客様に対してはスイーツ王子全員で罵倒していたのです。ただ1人リーマスはいちごのことを心配していました。お客様の中には厳しい人もいてリーマスもパリに店を開いた当初はかなりひどいことを言われ続けていました。スイーツスピリッツたちも心配そうにいちごを見つめていました。学園に居た頃はAグループの盛り上げ役だったのに今は落ち込んでいて人をハッピーにさせられる状態ではありません。さらにいちごは人前では弱いところを決して見せないのでどうしても何か問題があるとどうにもしようが無いのです。

Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.230 )
日時: 2011/03/30 08:09
名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)

〜真side〜
また天野がミスしやがった。あいつのことは学園のときから見てるからよく知ってる。実習の最初の頃は失敗なんてなかったのに・・・。厨房からだと全てが見える。お客に必死になって謝っている天野。俺も一緒になって謝りたいけど俺は厨房から抜けられねーし此処は天野になんとかしてもらうしかねーよな。けど俺は見てたんだ。天野がスイーツを持っていく度にお客の誰かがワザと転ばしているところを。ということはお客の誰かに天野に対して何かしらの恨みを持っている奴がいるってことになるよな・・・。大丈夫かよ、天野。
「真君。作業に集中しな。君らしくないよ」
ルーピン先生に言われた。確かに俺らしく無いかもしれない。けれど仲間が・・・親友がピンチの時に物事に手がつかねーのは当たり前だろ。天野のことは俺がよく知っているつもりだ。失敗しても持ち前の明るさでピンチを乗り越えてきた・・・。そんなあいつが落ち込むんだ。多分お客によっぽどひどいことを言われたんだな。天野、悪いな。あの約束は守れそうにねーよ。お前は俺を信じてあの約束を作ったんだろうけど俺は信じてもらう価値なんて無い。それなら安堂か花房を頼ったほうが確実だろ。とにかく天野には元気になってほしいぜ。


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200



この掲示板は過去ログ化されています。