二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 夢色パティシエールwithハリーポッター
- 日時: 2011/02/12 10:55
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「父さんなんて大嫌い!」
ハリーは家を飛び出すと聖マリー学園に来ていました。
「あれ?もしかして転入生?」
1人の女の子が話しかけてくれました。ハリーは言いました。
「そうなんだ。ケーキが食べたいって思ってさ」
「それじゃあ学園のサロンに案内してあげるよ。実は私も授業をさぼってきたから隠れる場所を探していたの」
そして2人はサロンに向かって歩き始めました。ハリーはいろいろと話しかけていました。
「自己紹介がまだだったね。私は天野いちご。よろしくね」
「僕はハリー・ジェームズ・ポッター。こちらこそよろしく」
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- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.241 )
- 日時: 2011/03/31 20:44
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
〜回想〜
「えっ!いちごが居ない!?」
ジェームズが言いました。この日は休日で授業も無いため談話室で仲間と話をするはずだったのですがいちごが居ないのです。リリーが慌てて来たので悪戯仕掛け人も忍びの地図を使って必死に探しています。
「ねぇリリー。いちごは何か用事があって出掛けたの?」
リーマスは聞きました。
「違うわ。同室の・・・というよりリーマスのファンクラブの子たちに呼ばれていたの。何か話があるって・・・」
リリーは言いました。
「まずいかもな・・・」
シリウスは言いました。
「あぁ。居場所は・・・変身術の教室だ!急ごう!」
5人は空き教室へ向かって走って行きました。休日ともなれば皆好きな場所で1日を過ごすので何があるのか分からないのです。空き教室に到着すると鍵がかかっていました。
「いちご!居るの?」
リリーは呼びかけました。
「リリー?助けて!鍵がかかってて出られないの!」
いちごは言いました。
「いちご!離れてろよ!」
シリウスはそう言うとジェームズと共に魔法で教室のドアを吹っ飛ばしたのです。中でいちごは震えていました。
「いちご!大丈夫?」
リリーはいちごに近づいて聞きました。いちごはリーマスの姿を見ると避けるようにシリウスとジェームズに助けてもらいながら談話室まで行きました。リーマスは心配でした。いつもなら自分の方に走ってくるのに今日は来てくれないのです。
「とりあえず着替えましょう。濡れた服だと風邪を引くわ」
リリーに言われていちごは女子寮に入っていきました。4人の男子陣は談話室で待っていました。リーマスは何故かイライラしていてピーターが声をかけられないと怯えるくらいでした。
「リーマス。君らしく無いぜ。どうしたんだよ」
シリウスは聞きました。
「いちごの事さ。さっきから避けられているような気がしてね」
リーマスは言いました。
「それなら話してみれば良いじゃないか。確かにいちごはリーマスとは2人なのを今は嫌がりそうだけどな」
ジェームズは言いました。
「・・・」
リーマスは考えていました。何故か避けられるのです。一瞬でしたが周りの女子学生が黄色い悲鳴を上げるほどの微笑みをリーマスは浮かべました。しかし3人は気がついていました。リーマスはカンカンに怒っているということです。さらにいちごはリリーと共に女子寮に入ってからなかなか出て来ません。それも原因なのかもしれませんね。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.242 )
- 日時: 2011/04/01 08:47
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
それからしばらくしてリリーが談話室に戻ってきました。いちごは一緒ではありません。
「リリー。いちごは?」
ジェームズは聞きました。
「色々あったから寝るって言ってたから寝かせて来たわ。それにしてもいちごをあそこに閉じ込めたのは誰なんでしょうね」
リリーは言いました。
「俺らがなんとかして犯人を見つけないとまたいちごが被害に遭うな」
シリウスは言いました。それを聞いているリーマスは心配そうな表情をしつつ読書をしていました。リリーはいちごから話を聞いていますから話したくない理由も知っているのですが今は言えないのです。
「とにかくいちごが話してくれるまでは待たないとね」
リリーは言いました。リリーだっていちごの事が心配じゃない訳では無いのですが今は話さないで欲しいといちごに言われていますし言えないだけなのです。
「明日はホグズミードに行けるしリリー、一緒に行かないかい?」
ジェームズは誘いました。リリーとしてはいちごの側に居てあげたいのですがそうするわけにも行きません。せっかく誘われているのですし。
「そうね。たまには・・・ジェームズと回ってみるのも楽しそうだわ」
リリーは赤くなりながら言いました。
「よしっ!じゃあ明日の9時に玄関ホールで待ち合わせだよ」
ジェームズは楽しそうでした。それを見ていたシリウスは何を思いついたのかこう言い出しました。
「それなら俺はリーマスとピーターと回ることにするぜ。2人は仲良く回って来いよ」
リーマスはシリウスの言葉に一瞬は驚いていましたが親友と行けるのならと言いました。ピーターはリーマスが一緒に居てくれるのなら安心だから行くよと言っていました。
「それなら私がいちごへのお土産を買っていくわ。何が良いのか聞いておくから」
リリーは言いました。
「良いね。それなら僕は悪戯をするためのグッズを買い集めようかな」
ジェームズは言いました。
「そんなこと言ってると監督生の先輩に取り上げられちゃうわ」
リリーは言いました。
「噂をすればだね。アーサー先輩!こっちに来てください!」
リーマスはワザと監督生の先輩を自分たちの方に呼びました。
「君たちはまた此処で集まって。それでリーマス、何かな?」
アーサーは言いました。
「ジェームズが明日ホグズミードに行ったら悪戯をするためのグッズを買い集めるって言っているんです。買って来たら確実に没収ですよね」
リリーは言いました。
「あぁ。そうだね場合によっては全て没収かな。悪戯仕掛け人の4人は散々僕を職員室に呼び出させているんだからね。今回だけは事件を起こさないでくれよ。もう寮監に怒られるのはうんざりだからね」
アーサーは言いました。
「あっ!モリー先輩!こっちに来てください!」
今度はリリーが呼びました。
「あらリリーじゃない。悪戯仕掛け人と随分仲良くなっているのね。私としては気をつけた方が良いと思うけどリーマスが居るから大丈夫なのよね。そういえばさっき管理人が怒っていたわ。悪戯仕掛け人の4人に聞きたいんだけど何か悪戯を仕掛けた?」
モリーは聞きました。
「えっと・・・」
ジェームズは口ごもりました。
「・・・」
シリウスは黙り込んでしまいました。
「確かに悪戯を仕掛けてましたよ。僕とピーターは知らなかった事なのでジェームズとシリウスがやった事だと思いますよ。ねぇ」
リーマスは2人に超爽やかな微笑みを向けましたがその裏には漆黒のオーラが流れていました。
「そうなると話が変わってくるな。ジェームズ、シリウスの2人は話があるからちょっと来なさい」
アーサーに言われて2人は渋々従い後に着いて行きました。
「さてと。これは内密な話なんだけどリーマスとリリーは監督生の仕事を引き継いでみたい?」
モリーは聞きました。
「えぇ。出来れば」
「アーサー先輩の後任なら務めてみたいです」
2人は言いました。
「そう。じゃあアーサーにも伝えておくわね」
そう言うとモリーは寮から出て行きました。そしてついにホグズミードへ行く日になりました。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.243 )
- 日時: 2011/04/01 09:52
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「それじゃあ行って来るわ。此処に居るのよ」
リリーはいちごに言って玄関ホールへ向かいました。いちごはリリーにお土産ならお菓子をいっぱい買ってきてと頼んでいました。
「リリー!こっちだよ」
ジェームズは呼びました。リリーは慌てて走って行きました。
「ごめんなさい、遅くなって・・・」
リリーは言いました。
「良いよ。気にしなくても。とりあえず行こう」
ジェームズとリリーが出掛けたのを見てからシリウス、リーマス、ピーターは出掛けて行きました。いちごは見えないところから見送っていました。いちごは暇なので図書室に行きました。
「・・・なんだ、お前また来たのか」
いちごに話しかけて来たのはセブルス。
「セブ。宿題で分からないところがあるから教えて」
いちごは言いました。
「全く。そんなことならルーピンやポッターに教えてもらえばいいだろう」
セブルスは言いました。
「だって喧嘩しちゃったんだもん」
いちごは言いました。
「ったく。今回だけだぞ。何処だ?分からないところは」
それから図書室でいちごはセブルスに教えてもらっていました。それを窓の外から見つめる姿がありました。シリウスの弟であるレギュラスです。兄のシリウスとは対立していますがこの情報を教えればと考えたようです。レギュラスはグリフィンドール寮の入り口の横の掲示板にある新聞を張り付けました。それは瞬く間に学校中に広まりました。
「何?これ・・・」
いちごはビックリしてしまいました。図書室から寮までセブルスが送ってくれたので2人でニュースを見てしまったのです。
「この字は・・・。いちご、ちょっと行くぞ」
セブルスに言われていちごはスリザリンの寮に行きました。しかしその様子をホグズミードから帰ってきたジェームズたちが見ていました。
「あいつ・・・」
「僕らに黙って近付くなんて・・・」
ジェームズたちは走っていちごたちの後を追いました。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.244 )
- 日時: 2011/04/01 10:02
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「ねぇセブ。何処に行くの?」
いちごは聞きました。
「あぁ・・・。「おい!スニベルス!」来たか・・・」
セブルスといちごの前にやって来たのはジェームズとシリウスとリーマスとピーターです。いちごが無事と分かるとシリウスは魔法を唱えました。
「アクシオ!」
するといちごは何かに引っ張られるようにジェームズたちの方へ行きました。そしていちごはリーマスに抱き止められていたのです。それから少しの間シリウス&ジェームズ対セブルスの戦いが起こりました。そこにやってきたアーサーによって止められるまでは続きました。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.245 )
- 日時: 2011/04/01 13:07
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
その後いちごは4人に連れられてグループ共同寮にやってきました。今いちごはある意味でピンチです。ジェームズ、シリウス、リーマスを怒らせてしまったのですから。ジェームズとシリウスが怒っているのは2人が対立しているセブルスに近付いたから。リーマスが怒っているのは自分とは違う男子と居たからでしょう。リーマスの場合は軽く嫉妬しているだけなんでしょうね。いちごは何て言おうか悩んでいました。
「・・・悪かったな。1人で城に残らせて」
シリウスは言いました。
「ううん。私こそごめんね。迷惑かけちゃって・・・」
いちごは言いました。
「いちご・・・」
リーマスは言いました。
「リーマス・・・」
いちごは言いました。
「さてと邪魔者は退散しますか。なっ、シリウス、ピーター」
ジェームズはそう言うと2人を連れて共同寮から出て行きました。寮にはリーマスといちごの2人が残りました。
「・・・いちご、僕が言いたいことは分かっているよね?」
リーマスは聞きました。いちごは何も言えず頷くしかありませんでした。
「どうして僕を避けたの?」
リーマスは聞きました。
「この前にリーマスのファンの女子から呼び出されて『あんたなんかリーマスの彼女に相応しくない。さっさと離れなさい』って言われたの。それで監視するからってまで言われてリーマスを避けていたの。リリーにも聞かれたけど教えなかったわ。皆に迷惑をかけたくなかったんだもん。私だってリーマスの隣に居たかったけど相応しくないって言われたのもあるから近付くのを遠慮していたの。だから授業に出なかったりしていたの。だけどリーマスに対する想いは変わらなかった・・・」
いちごは言いました。リーマスはいちごを優しく抱き締めました。
「・・・リーマス・・・」
いちごは言いました。
「そんなことがあったんなら相談してよ。1人で悩んでたんでしょう。前から言ってるじゃん。何かあったら話して欲しいって。いちごの痛みも僕に分けてよ」
リーマスの言葉はいちごの閉ざした心にストレートに入っていきました。いちごは泣き出しました。それでもリーマスは抱き締める力を変えず抱いていてくれたのでした。
〜回想終了〜
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