二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 夢色パティシエールwithハリーポッター
- 日時: 2011/02/12 10:55
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「父さんなんて大嫌い!」
ハリーは家を飛び出すと聖マリー学園に来ていました。
「あれ?もしかして転入生?」
1人の女の子が話しかけてくれました。ハリーは言いました。
「そうなんだ。ケーキが食べたいって思ってさ」
「それじゃあ学園のサロンに案内してあげるよ。実は私も授業をさぼってきたから隠れる場所を探していたの」
そして2人はサロンに向かって歩き始めました。ハリーはいろいろと話しかけていました。
「自己紹介がまだだったね。私は天野いちご。よろしくね」
「僕はハリー・ジェームズ・ポッター。こちらこそよろしく」
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- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.836 )
- 日時: 2011/07/30 08:52
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
そして順位が発表されました。なんとハリーといちごが首位になっているのです。
「次は2ヵ月後に行われる第3の課題で勝者が決定する。それまで選手は休息を取る。来月の末には内容を公開するから楽しみにしておくんだよ」
皆でアーサーの話を聞いてから校舎に戻って行きました。
「いちご。この前はごめん。シリウスと話してみていちごにどれだけ酷いことを言ったのか分かったんだ」
ハリーは言いました。
「私こそごめんね。ちゃんと話し合えばいいのに私もイライラしちゃうと実力行使しちゃうのよ」
いちごは言いました。
「じゃあ僕も気をつけるから仲直りしよう。もう喧嘩するのはコリゴリだよ」
ハリーは言いました。
「そうね。だって私とハリーは大切な家族なんだもん。仲良くしないとダメだもんね」
2人は仲直りしました。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.837 )
- 日時: 2011/07/30 11:02
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
課題が終わって2人はリーマスの部屋に居ました。代表に選ばれた者はテストが免除されるのです。
「なんか過酷と言われているのに厳しいほどでは無いわね。ハリーには大変みたいだけど」
いちごは言いました。
「大変どころじゃないよ!まだ課題があるんだよ!僕にとってはなかなか休めないよ」
ハリーは言いました。
「でも中休みくらいはハリーも気を抜いたらどうかな?それじゃあ3人だし昔の話でもしようか」
リーマスは言いました。
「最高!リーマスが話してくれる昔の話ってリーマスが学生時代の話が中心だから聞いていて面白いの」
いちごは言いました。
「パパの話を聞くのは大好きだから色々と聞きたいな。パパの学生時代はどんな感じだったのか」
ハリーは興味津々です。それではリーマスの学生時代のエピソードを紹介しましょう。いちごとハリーも出てきますよ。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.838 )
- 日時: 2011/07/30 11:42
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
〜回想〜
「ねぇ。今日は授業をサボってみない?」
いちごは言いました。此処は王家の部屋。ハリーといちごは2人で仲良く生活しているのです。
「面白そうだね。やろう!」
ハリーも賛成しました。その日は授業がほとんど(テストが近いから)で2人にとっては面白くないのです。
「ハリー。いちご。そろそろ朝食食べに行くよ」
廊下から元気の良い声が聞こえてきました。2人が部屋から出て行くと仲良しの5人が居ました。
「おはよう、皆」
いちごは言いました。
「おはよう、パパ。ママ」
ハリーは言いました。
「今日も元気だね。じゃあ大広間に行って朝食でも食べようか?」
7人は大広間に歩いて行きました。いちごはリーマスの隣を歩いていてハリーはジェームズとリリーの間を歩いています。7人はグリフィンドールの中で有名になってきていました。
「今日の授業はテストが近いからテスト対策だろうね。そうなると暇になるんだよな」
ジェームズは言いました。
「ならイタズラでも考えようぜ。最近になってからアイデアに行き詰っているしイタズラすれば少しは違うさ」
シリウスは言いました。
「まぁ好きにすれば?後でテスト直前にあの時・・・なんて言われても助けないからね」
リリーは言いました。
「リリーの言うとおりだよ。僕に泣きついたって教えないからね。まぁピーターは別だけどさ」
リーマスは言いました。
「私とハリーは勉強とか得意じゃないから教えて欲しいな。でもイタズラ考えるのならリーマスに教えてもらおうかな」
いちごは言いました。
「構わないよ。だけど授業中は無理だから放課後とか夕食後とかに談話室で教えてあげるよ」
リーマスは言いました。
「ありがとう。じゃあ先に戻って用意しているね。皆も後から教室に来てよ」
いちごとハリーは大広間から出て行きました。5人は気付いていませんけど2人は学校を出て授業をサボる計画を実行しようとしているのでした。
「今なら見つからないから箒に乗ってホグズミードまで行きましょう。それで場合によってはダイアゴン横丁に行っても良いから」
そして2人はこっそり出発してしまいました。それを見ていた生徒が1人いました。レギュラスです。
「あらら。あの2人は堂々と授業をサボるみたいですね。とりあえずは兄さんに伝えますか」
レギュラスは大広間に行きました。そしてグリフィンドールのテーブルに居るシリウスに声を掛けました。
「兄さん。大変ですよ」
レギュラスは言いました。
「どうしたんだ?」
シリウスは聞きました。
「いちご様とハリー様が出て行きましたよ。授業をサボるみたいで箒に乗って出かけました」
レギュラスは言いました。
「そ、それは本当かい?」
リーマスは聞きました。
「えぇ。こっそり見てましたから。話は聞こえませんでしたけど学校から離れたところに行ったのは確実です」
レギュラスは言いました。
「それだから先に行っているって言ったのね。あれは私たちを騙すワナだったんだわ」
リリーは言いました。
「まだ先生方には知られていないようですが伝えますか?でもそうすると大騒ぎになりますよね」
レギュラスは言いました。
「じゃあ秘密にしておいてくれないかな?後で2人には僕たちから厳しく事情を聞くから」
ジェームズは言いました。
「分かりました。では話さないでおきますね。僕はこれから授業がありますから失礼します」
レギュラスは大広間から出て行きました。
「まさか2人が授業をサボるとは思わなかったよ。しかも本当のことを話さないなんて・・・」
ジェームズは言いました。
「さっきレギュラスが来ていたけれど何かあったのかい?朝から君たちだけが大騒ぎなんだけど」
アーサーは言いました。
「あの秘密にしておいて欲しいんですけど・・・いちごとハリーが学校からこっそり出て行ったんです」
シリウスは言いました。
「あの2人が?あんなに素直な2人は居ないのに君たちに嘘を付いて出て行っただって!?」
アーサーは言いました。
「そ、そうなんです。捜したいんですけど授業がありますし抜ける訳にも行きませんから・・・困ってるんです」
リリーは言いました。
「先生には秘密にしておこう。戻って来たらリーマスとリリーは監督生なんだから権限を最大限にして使ってもいいよ」
アーサーは言いました。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.839 )
- 日時: 2011/08/02 08:35
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
「首席の先輩から許可してもらえたんだから戻って来たら少しは権限を活用しようかな」
リーマスは言いました。
「リーマスが最大限に使った方が2人にはかなりのショックになるかもしれないわね」
リリーは言いました。
「今までは乱用したことなかったんだし良いんじゃないのかな?だけど談話室を破壊することにはならないでよ」
ジェームズは言いました。
「そうそう。リーマスは怒ると俺たちの寝室だけじゃなくて談話室まで吹っ飛ばすからな」
シリウスは言いました。
「あの時はシリウスがいけなかったんだよ。でも今回はあの2人次第で変えるから」
リーマスは恐ろしい笑みを浮かべていました。
(絶対に何かする気だ・・・。ハリー、いちご。帰って来たらリーマスの怒りに触れるなよ・・・)
4人は思っていました。一方でホグズミードに遊びに来ているハリーといちごは思いっきり買い物なんかを楽しんでいました。
「ねぇ。これとか可愛いかな?」
いちごは聞きました。いちごはアクセサリーショップで悩んでいるのです。ハリーも困っていました。
「ならこれとかどう?いちごの好きな色だと思うよ」
ハリーは可愛いアクセサリーを渡しました。
「そうね・・・。じゃあこれ全部買おう」
いちごとハリーは王家なので買い物には制限が無いのです。これを見た店員は驚いていました。かなりの衝動買いなのです。
「じゃあ次はゾンコに行こうよ。戻ったら絶対にあの5人に追い駆けられるからさ」
ハリーは言いました。
「そういえばそうね。あの5人は怒らせると恐ろしいから。ピーターはそれ程でもないけど」
2人はゾンコに行きました。そこには悪戯グッズが沢山あります。2人は身を守れたり隠せるものを探して買いました。
「じゃあ次はハニーデュークスに行きましょう。リーマスならスイーツを渡せば忘れてくれるはずよ」
そして2人はハニーデュークスに行きました。5人の機嫌を損ねないようにするには甘いものが無いとダメなのです。
「えっとチョコレートのスイーツの詰め合わせを10箱とオリジナル詰め合わせを10箱下さい」
ハニーデュークスから出て来た時には沢山の袋を持っていました。でもさすがに重くて持っていられません。
「じゃあ三本の箒に行って美味しいバタービールでも飲まない?だって休憩もしたいでしょ」
2人は三本の箒に行きました。5人と来る時にはスイーツもついて来ているのです。2人は王家ですからどれだけ頼んでも反対されないので好きに出来るのです。
「あなた方は王家の方ですね。本日景色の良い個室が空いているんでお好きにお使い下さい」
店員に言われたので2人は景色の良い部屋でゆっくり落ち着くことにしました。荷物も置いて時間を潰していたのです。
「そういえば戻ったらリーマスとジェームズから厳しいお説教があるのかもしれないわね。そうなったら逃げるしか無いんだしゾンコで買ったインスタント煙幕を使えば良いと思うわ」
いちごは言いました。
「そうだね。パパは結構イタズラするのが好きそうだけど仕掛けられたら避けないかも。だけどリーマスには要注意だと思うよ。厳しいだろうしイタズラしようものなら仕返しが恐ろしいから・・・。それにママから聞いたんだけどリーマスが微笑んでいたら気をつけた方が良いって」
ハリーは言いました。
「そうね。あの4人は侮れないから怖いのよ。特にリーマスは首席の先輩と繋がっているのよ。だからリーマスにはどんな許可でも出るわよ。例えば監督生にのみある権限を最大限に使っても良いとかね」
いちごは言いました。
「確かにそれは怖いかも。リーマスには逆らっちゃいけないってママとパパに言われていたんだけど今回だけは仕方ないよ」
ハリーは言いました。
「そうよね。だって嘘を吐いて来てしまったんだもの。普通なら許されるような事だってリーマスには何回も嘘を言ってきたから今回はたぶん許されないと思う」
いちごは言いました。
「どうする?遅くまで居れば余計にお説教の時間が長くなるし・・・。もう少ししたら帰る?」
ハリーは聞きました。
「そうね。そうした方が安全かもしれないわ。叱られるのなら短時間の方が楽だもの。私は長引きそうだけどハリーならジェームズなんだからすぐに終わるわ」
いちごは言いました。
「そうだね。じゃあもう少ししたら戻ろう。ちょうど授業だって終わっている頃なんだから」
2人はハニーデュークスを出るとゆっくり歩いて戻って行きました。箒で戻ると早すぎて怒られるのが早まるからです。
「だけど買い物しすぎたね」
いちごは言いました。
「それは言えてるよ。僕たちは王族の後継者だからって好き勝手してたけど持っていると重いよね」
ハリーは言いました。
「それなら魔法で持ち上げれば良いんじゃないの?ホグズミードでは魔法の使用を禁じられている訳じゃないもの」
そして2人はホグワーツまで戻って来てしまいました。校門を抜けて中に入って行きました。すると天文台の塔から誰かが見ていたのです。
「戻ってきたよ。これで話が出来るんだから2人にはしっかり話してもらわないと困るよね」
ジェームズは言いました。
「だけど何となく俺はあの2人を守りたくなるぜ。叱られるのは誰もが嫌がることだしましてリーマスが寮の談話室で待ち構えているとなればな・・・」
シリウスは言いました。
「でも勝手に出て行ったんだから事情を聞かないと。いくら王家だっていちごであっても僕は容赦しないよ。ジェームズはリリーと2人でハリーに聞いて」
リーマスは言いました。
「あの2人は隠し事が大好きなんだぞ。どんなに聞いたって隠されたらどうするんだ?」
シリウスは聞きました。
「そうなったらアーサー先輩に頼むよ。いくら僕たちでも敵わない事はあるからね。先輩ならそこらへんは分かっているだろうしさ」
リーマスは言いました。
「まぁそれもそうだね」
そして恐怖のシグナルが2人には点灯し始めたのです。
- Re: 夢色パティシエールwithハリーポッター ( No.840 )
- 日時: 2011/08/02 11:01
- 名前: ゆりかストロベリー (ID: nUPupIAw)
戻って来たいちごとハリーは荷物を部屋に置いてインスタント煙幕だけ持って廊下を歩いていました。
「見つけたぜ。2人とも。何で出て行ったのか話してもらおうか?さぁ行くぞ」
シリウスは2人の前で行く手を阻んでいました。
(やるよ。せーの)
2人は一斉にインスタント煙幕を1つ投げてシリウスが怯んでいる隙に逃げ出しました。
「逃げられたか・・・。向こうに行ったのならリーマスが控えているし平気だろ」
シリウスは犬になって2人の後を追い駆けて行きました。2人が行った方向に居たのはジェームズでした。
(せーの)
ここでも2人はインスタント煙幕を使って逃げ出しました。しかし此処でピンチになったのです。持って来たのは2つだけでもしこの先でリーマスと会ったら掴まってしまいます。そこでハリーの持っている秘密の道具である透明マントを使うことにしました。途中でリーマスと擦れ違いましたが気付いてませんでした。
「こうなったら忍びの地図を使うしかない!ジェームズが持っているんだから急いで捜して」
リーマスは言いました。
「2人は中庭に居る。さっきリーマスが擦れ違って見えなかったのは透明マントを着ていたからだ」
ついに謎を解かれてしまいました。中庭に居る2人は透明マントを脱いでベンチに座っていたのです。
「なんか逃げるのって大変だね。ホグワーツって面積が広いから逃げるには大変だし隠れるには便利すぎるし」
ハリーは言いました。
「そうだね。だけど見つかったらかなり怒られるでしょうね。校内でも追いかけっこになったんだから」
いちごは言いました。
「だけど見つかって一番大変なのはいちごなんじゃないの?だって嘘を言い続けてきたんでしょ」
ハリーは言いました。
「そうだね。隠し事だってしてきたからその内誰かの怒りを買うだろうって思っていたの。そしたらこんな事になるんだもの」
いちごは言いました。
「だけど今になって思うんだけどもうすぐテストだから特訓を頼んでいるんだよね?見つかったら大変な事になるよ」
ハリーは言いました。
「そうだったね。テストが近いからリーマスに無理を言って特訓を頼んでいたんだった・・・。早く戻って来たから叱られた後でもやられる可能性はあるね。そうなったら部屋からインスタント煙幕を取って来て逃げ出そうよ。今度はダイアゴン横丁に行くのがいいかも」
いちごは言いました。
「だけどホグズミードを探検するもの楽しかったね。お土産もたくさん買えたし最高だったわ。まぁちょっと計画にミスがあったのが難点だったわ。テストの特訓をしてもらうのに早く戻ってきちゃうんだもの」
すると2人の背後に3人の姿がありました。
「お2人さん?一体さっきまで何処で何をしていたのかな?それに校内で逃げ回っていたのは何でなのか話してくれるよね?」
ジェームズは言いました。
「俺の前でインスタント煙幕を使える度胸があるんだから話せるんだよな?ハリーは俺とジェームズでとことん聞くから覚悟しておけよ」
シリウスは言いました。
「いちごは僕と話そうね。約束していたことを沢山破ってくれたみたいだからね」
リーマスは言いました。
「今から話す事は皆には聞かせられないからごめんなさい!ハリー、走って行くよ」
いちごとハリーは急いで逃げ出しました。
「待ちなさい!」
そして再び追いかけっこが始まりました。今度は分かれ廊下でいちごは右に、ハリーは左に逃げて行きました。追い駆けるリーマスはいちごと同じ右へ、シリウスとジェームズはハリーと同じ左へ行きました。実は分かれ廊下の先は行き止まりになっているのです(どちらかが)。
「もう逃げられないよ。これ以上逃げるとか言うんだったら強制的に罰則をさせるよ」
リーマスは言いました。
「・・・」
そうです。右側が行き止まりになっているのです。一方のハリーはと言うと疲れて止まっているところを捕まってしまいました。
「じゃあ話そうね。いちごは僕の部屋にしようか。そうすれば逃げられないものね」
リーマスはいちごを自室に連れて行きました。
「ハリーは逃げるとイヤだから必要の部屋にでも行こうか。あそこなら出口は所有者しかしらないからね」
ジェームズとシリウスはハリーを必要の部屋に連れて行きました。
「それじゃあ話してもらおうかな?何で出て行ったの?それにどうして嘘を言って行ったの?」
リーマスは聞きました。
「それについては話せないの。だってもしも話したら絶対にリーマスが怒るような内容なんだもん」
いちごは言いました。
「じゃあ何?僕に話したら僕が怒るようなことをいちごはハリーと2人でしていた訳?」
リーマスは聞きました。
「そ、そういう訳じゃないけど・・・。でも話したらリーマスは私との関係を絶対に切ろうとするわ。それが恐ろしくて話せないのよ」
いちごは言いました。
「関係を切るってことはかなりマズイね。今のうちに話してくれる方がまだ怒らないよ」
リーマスは言いました。
「でも話せないものは話せないの!だからもう聞かないでよ。それにさ私1人で平気な問題なんだから」
いちごがそう言ったその瞬間でした。パシンッ!という何かを叩く音がしました。気付くといちごが頬を押さえてリーマスを睨みつけていたのです。リーマスはいちごの肩に手を乗せると目線を合わせて話しかけていきました。
「今ちょっと叩いたのはいちごが我慢しすぎているからだよ。いちごがハリーと出掛けたと聞いた時はある意味で嫉妬していたんだ。だけども嘘を吐いたことは許せないな。それから校内で見つからないように逃げていた事も。いちごに最近何があったのかはリリーから聞いているよ。それでっていうのもあるんだ。いちごは抱え込み過ぎるんだよ。それで外に行きたくなったんだよね。もうそんな事をしなくてもいいから。僕が側にいて支えてあげるから」
リーマスはそう言うといちごを優しく抱き締めました。するといちごは久しぶりに触れた温もりに驚いていましたがやがて落ち着いて泣きじゃくっていたのでした。一方のハリーは・・・。
「もう抱え込むんじゃないぞ。ハリーは俺たちの大切な仲間であると同時に守らないとならない存在なんだ。そんな時に嘘を吐かれてしまうと守れなくなる。だからいいな」
シリウスは言いました。
「うん。ごめんなさい」
〜回想終了〜
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